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#023. 東京に戻って来ました。

まさやです。

いま、シンガポールから東京に向かう、ANA NH844便の中で、これを書き始めました。久々に帰国するのです。

東京には10日間ほど、滞在する予定です。お会いする方は、宜しくお願いします。

東京を離れて1年以上経ちましたが、海外で生活していると、否が応でも日本のことを客観的に見る場面が増えます。

それは仕事でも同じことが言えて、かつて私が15年を過ごした本社の部署も、いったん距離を置いて見てみると、良いところ、悪いところも見えてきます(とはいっても、まだ私も兼務している状況ですが)。

その部署はかつて「自分たちは、会社の稼ぎ頭で、先鋭的な事をやってる!(そうに違いない!)」という矜持がありましたし(実態はそこまでのことはない)、そして恒常的な長時間残業は、他部署からもまさに「不夜城」といわれたものです。

今にして思えば、まごうことなきブラック環境だったのですが、メンバー全員が高いテンションを維持して、気を吐いていた、という側面が強かったです(もちろん、去っていったメンバーもいますけど)。

全員が個々の特殊能力を発揮して、スタンドプレーに走った結果、そこにハーモニーが産まれ、結果的にチームワークになるような、「特攻野郎Aチーム」的なノリが大好きでした。古参のメンバーで飲むと、いつも当時を「本当に大変だったけど楽しかったよね」と遠い目をして振り返るものです。

もっとも、私が在籍していた期間も、終盤になると世間の要請もあり、全社的にホワイト化が進み、弁護士や会計士と、夜中までアカデミックな議論で頭の体操をするような場面は無くなりましたし、古参メンバーも殆ど残っていない最近では、すっかり雰囲気も変わっているでしょう。

昔はひたすらブラックで、「あそこに異動するのは怖い」とまで言われ、実際に若手が来ることは殆ど無かった部署も、最近ではイキの良い若手が何人も「我こそは!」と手を挙げて、毎年複数名のニューフェイスを迎えるようになりました。

今日は東京一時帰国の初日になるので、そんな元いた部署に、挨拶に行ってきます。ちょっと、緊張しますね。

アレですね、ヤクザ映画の冒頭で、長い懲役を終えた主人公が、刑務所から出ても、迎えは来てないし、どうにか組にたどり着いてみると、雰囲気もガラっと変わっていて戸惑う、みたいな感じ?

自分が師事した親分も亡くなって、他の親分に代替わりするんだけど、運営方針とか、マインドセットとかがガラっと変わっちゃっていて、こんなんで本当に良いのか戸惑う。みたいな?

さすがに痺れを切らして「なんかおかしくね?」という発言をすると、かつての弟分から「アニキ、今はそういうこと言っちゃダメです。」と、たしなめられちゃう、的な?

つか、そもそも私が誰か、若い人は知らない、ということも想定しておいた方が良いですね、いつまでも自分の影響力が残っている、なんてことは有り得ないわけですから。。。

というわけで、ぼちぼち東京駅が近づいて来ました。

続きはまた今度。

※写真は、その後結局、東京駅では降りずに、一駅先の神田まで行って食べたラーメン「わいず」です。第101回の配信内容を実現!

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