2月8日

今日はいつもよりも早く出社しなくてはならなかった。朝起きたら右肩周辺が痛い。どうやら寝違えてしまったらしい。

とにかく最近寝付きが悪い。布団に入り、少ししたら夢の手前まで行って、少し夢に包まれて、その後目が覚めてしまい、その後なんとかしてまた寝る、という感じの日々がずっと続いている。夢まで潜って、また呼吸をしにうつつに返ってくるみたいなぶくぶくとしたダイブ感を毎日覚えている。

いつもだったら駅始発の電車に乗り、ドンブラと座った電車に揺られながら通勤するのだが、ちょうどよい駅始発の電車が今日は見当たらず、一時間の立ちっぱなしを覚悟していたのだが、運良く僕の眼の前に座っていた人が席を立ったので座れた。僥倖。ただ、隣に座っている人がやたら寄っかかってきて、僕の右腕は痺れっぱなしではあった。ぴりぴり。そう言えば40歳を過ぎても、座った席の隣に女性が座ると緊張するからできればいつだって端に座りたい。両隣が女性だともう息苦しくなる。

昨日、「〇〇さんって、(僕)さんに厳しいですよね、あたり強いですよね」と言われ、そうなのかなあ?と思っていて、今日その〇〇さんと一緒に会議になって、あまりそんな感じはしなかったが、まあただ僕に物足りなさを覚えている感じは確かにして、まあそれならそれで仕方なし、と思う。〇〇さんに限らず、僕にはいわゆる現場での経験がないから、そういう経験を持っている人たちには決して敵わないし、分かったふりもしないように心がけている。

僕は業界団体みたいなところで働いているので、この職場の人が理念について先鋭化しやすく、原理主義になりやすい場面を何回も見てきた。ベテランの人ほどそうなっていく様子も、それによって「あいつらダメだな、分かってねーな」と横柄になる様も見ている。僕はそうはなりたくない。だから、当事者について考えなくてはならない。それは身体性とも言える。身体性、と書くとエリック・ホッファーを思い出した。吉本隆明もか。

19時位には事務所で一人になった。ぽつねんと、一人でテクテクとエクセルの集計を作りつづける。何とか22時くらいに半分くらいまで形になった。あとはまた明日から。
一人事務所で、チャーリー・ヘイデンとパット・メセニーのアルバムを流しながら仕事をしていた。ここはここではなくなる。音楽はマジック。

今日はKindleを忘れてしまった。昨日、寝る前にまんしゅうきつこの漫画を読んでいたのだが、家族の誰も僕のKindleを開いてないことを願いながら、今電車に揺られている。

ムシャクシャした夜の道の中で聞くジョンスペのベルボトムが最高だった。ロックはこの一曲で十分だ!って何回思って生きてきたことだろう。


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