2月1日

朝、駅まで向かう途中にタバコの匂いが漂ってくる。前を見ると火の着いたタバコを手に持ちながら歩く男がいる。その紫煙で周辺がタバコに染まっている。足跡を残すように、その男のあとにはタバコのラインができている。臭い。朝の新鮮な空気が汚れていく。僕は小走りでその男を抜き去る。

乗り換えの駅で、全身ミナペルホネンの服を着た女性を見る。後ろ姿しか見られなかったが、髪質と白髪交じりの様子から、恐らくは50代くらいの人ではなかったか。好きなものを身にまとう人生を、僕は羨ましく思う。

女性の、好きな服が着られるところはとても羨ましい。冬であれば、たっぷりのコートを着ている女性の身姿を見るのが好きだ。そして、椅子に座るときにコートを踏み潰さないよう、後背部、臀部付近のコートを前から後ろへと足側に押し寄せながら座る仕草が好きで、自分自身もついついやってしまう。

男は、特に働いているときは衣服の幅が狭い。一度、ノーカラーシャツを着て職場に行こうとしたが、何故か、襟無しはだめだと言われたので断念した。なぜ内勤で襟無しがダメなのだろう。不思議だ。
男性の仕事着の中で、唯一色味が出せるのはネクタイだから、通年クールビズとなった今でも僕は極力ネクタイをする。

今日もくたびれてしまい、仕事は山のように残っていたが20時に切り上げて帰った。
帰りの途中、電車に揺られながらKindle Unlimitedにあった「うちらはマブダチ」を読む。https://amzn.asia/d/gxpd4rA
面白かった。少しだけ気持ちが軽くなった気がした。

眼の前に仕事が山積している。でも、それは回りの人からは見えていない。だから、どんな高さなのか、誰もわからない。自分で納期を設定して、とにかくやるしかない。そんな感じ。

家に帰ったら子どもたちが次々に話しかけてくる。内容は皆、ジョジョについて。長女と長男はジョジョ立ちを見せてきた。

ボスのセカンドソロの配信が始まった。明日の朝聞くのが楽しみだ。

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