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【実話】とあるハウスメーカーに悪意なき? 大ウソをつかれた話 その5

こんにちは、さーしゃです。

前回からたいへん間が空いてしまいました( ̄▽ ̄;)スミマセン


ここまでのおはなし

その1 地獄への入り口はあなたのすぐそばに――きっかけはWeb登録

その2 浸水当日――波に乗るなら海だろうに

その3 大企業=きちんとしている、は幻想

その4 誠意って……なにかね(古)&もしものときのお役立ち情報


気がつきゃ来月からの新元号も『令和』と決まり春爛漫、ここ数日ようやく気温も平年並みになって過ごしやすくなってまいりましたね♪


ちょっとバタバタと過ごしていましたが、そんなこんなでなんだか毎日ワクワクしつつ、今日も元気にやっております。


さてさて、前回まで何書いてたっけなーと思いつつ記憶を辿るのもなかなかアレな作業でして……よみがえる2018年夏の悪夢って感じですw



こんなね、noteとかに面白おかしく書いてるから、『さーしゃさんオモロイねぇ、めげないねぇ』みたいなことも言われます。

が、本来のわたしはたいへんビビリで、当然ながらこんなゴリマッチョメンタルが生まれつきだったわけでもなく、これ以前にもまぁまぁ過酷な人生歩んだので、なんとかやってるわけです。



さすがにこのたびの浸水ではガチムチに鍛えていたはずのココロも見事にボキッと音を立てて折れてしおしおになって、本気でもういいや疲れた死んじゃいたい、なんて思っていたのです。



絶望

ってやつですね。



われながら、よく立ち直ったなぁと思います。

支えてくれた人たちに、改めて感謝。



ともあれ、これから家建てるぜ! とか土地買うぜ! とか別に賃貸だけど災害とかやっぱ気になるぜ! みたいな方にはこの記録もそれなりに参考になるかなと思うので、引き続きつらつらと綴ってまいりますね^^




被災から27日が経過した9月、お友だちが信頼できる弁護士さんを紹介してくれたので、おとなりさんご夫婦とわたしとで、相談に行きました。


この日はちょうど上原氏(仮名)が、今後の対応などについてご相談を……なんて言ってきてた(恐らく『てかやっぱ自然災害だしボクたちなんもできまてん☆ごめんちゃい』みたいな幕引き狙ってたんだろう)ので、そのときまでになんらかの対策を打っておこうということで。



結論としては前回も書きましたがもともとがおそらく法律の抜け穴をうまくかいくぐって極力なにがあっても自分たちには火の粉がかからないように作っていたらしい契約書だったので、ハンコついてる以上なかなか厳しいというお話ではありました。

※しつこいようですが契約書怖いぞ! ちゃんと担当者がいるトコで添付資料も含めてすべて! すべてです、読みましょう(担当者に読み上げさせてもいい)。そして少しでも気になることがあったら、絶対にその場ではハンコつかないこと! それでゴネるような担当者は、ロクなやつじゃないです。



が、被災後の対応であったり、売契締結前にも建築の過程でも明らかに確認を怠っていた部分もあるので、論点をどこに据えるかで勝てないこともない(このあたり、法律ってほんとうに難しいですね……素人のにわか知識では対応しきれません。プロを頼りましょう)ということで、



1.今回の被災はポンプを設置しなかったことによるもの(あれば軽減できただろうことは向こうも認めてるので)、さらにはわたしたちがさんざ言ってるのに復旧工事すら始めないのってどーなん!? もうひと月経ちますけど!!! とっとと始めろやヴォケッ!


2.そしてとにかく一刻も早くポンプをつけろ!!!(浸水対策)小雨でも怖いんだってまじで!!!( TдT)


3.今回わたしたちが被った損害、きっちり賠償しろ! そもそも法律的にもおかしいとこたくさんあるし、これ以上ダラダラ時間稼ぎだけして誠意のカケラもない態度とり続けるなら、こっちにだって考えあるからなこのやろー! これもって責任者にたたきつけてこーい!!! そして3日以内にきちんとした回答をよこせ! 3日以内だぞ!



……みたいなことを、とってもとっても厳粛かつ法律的な感じの文章として弁護士先生がまとめてくださいまして、おとなりさんの奥さまがその場で文書に起こしてくれました。



で、その日の夜。

おとなりさん宅で一緒に話聞きましょうってことで上原氏来訪(しかも夜9時)。


驚いたのが、『今後の対応の相談』ってお題目できたはずの上原氏、手ぶらできたんですよ。



いや、菓子折りもってこいとかそういう話でなく(せめて1回くらい見舞いの品とかねーのかよとも思いましたがw)。



彼ね、今後の是正案を関係部署に検討させて明確に提示とか、社内で進めておりますことの進捗を含めてとか言いやがってたわけですよ。

事前に。



だったらさ、なんかこう、資料的なもの持ってくると思うじゃないですか。

今後のスケジュールA案B案とか、(付け焼刃だけど前にこれをとりあえず付けますとか言ってた)逆支弁の工事日程とか、いろいろ。



そういうの、なーんもないわけです。



ガチで手ぶらw



いつも穏やかな感じのおとなりのご主人ですら、プチッて音鳴ったの聞こえましたよねさすがにwww



え? いやその、てかあなた今日……



一体……

何しにきたん???

(◞≼◉ื≽◟;益;◞≼◉ื≽◟)

何? え? ヴァカなの?



って、素で質問させていただきました(*´ω`*)

あ、さすがにヴァカは言ってませんけどねw


会社として、なんかいろいろ終わってる感ごいすー。



嫌がらせの如く土日祝日に襲来することが多い彼らでしたので、この日も祝日だったんですが弁護士相談とこれで1日丸つぶれってこともあり、まさかの手ぶらじゃ相談もクソもない(言葉汚い、ごめんなさい)ので、弁護士先生に作っていただいた文書をお渡しして、お帰りいただきました。



この文書を渡した瞬間を動画にとっておけばよかったって思うくらい、上原氏の顔色がサーッと変わったのがとても印象深かったです。



文書の体裁、文言や書いてある内容を見て、プロの文章というのがわかったのでしょうね(今までさんざメールでやり取りしてきたから余計にw)。


テキトーに流したら確実に訴えられる、ということを理解されたんだと推察します。


そして上原氏が文書を持ち帰って3日後(ほんとに3日寝かせるあたりがスゴイw)やーっと本丸、代表取締役から回答文書が届きました。




これをもって最終的に


・本来設置するはずだったポンプの設置工事をする(ポンプの納期の都合上10下旬~11月になるとか言われたwだからとっととやれって言ってたのに)

・それとは別に宅内復旧はすぐに始める

・かかる費用に関してはポンプ設置とそれに伴う外構工事以外は、こちらの保険で賄ってほしい


という結論で合意。



正直彼らのせいでこんな目に遭ってるんだから精神的苦痛(まじ苦痛)も含めて億単位で賠償しろやコラとか考えないでもなかったのですけれど、裁判となれば時間も労力もお金も、これまで以上にかかるという状況を考えたらここが着地としては一番理想的であろうということで落ち着きました。

おとなりさんご夫婦も、同じ見解。




こうしてようやく、長きにわたった彼らの放置プレイは終わりをつげたのでした。


って言ってもすぐやりますって言ってた宅内復旧始まったの10月半ばでしたけどねwwwあははははうふふふふ。

もうなんか怒り通り越して笑えました。




この宅内復旧~ポンプ設置工事の工程でもまぁツッコミどころ満載の彼らでしたが、なんとかかんとか2018年12月30日(ギリギリ年内で終わってヨカタw)に、予定していた工事はすべて完了しました。



ええ。


被災から、復旧まで、じつに4か月以上を要したこととなります。


いやー、疲れました。

ほんとに。

疲弊しました。





でもね、今ではすべて消化しきれているし、このことがあってよかったなと思っているんです。

ほんとうに。

よかった。




人間として、わたし史上最強で、まさに身を削って、神経すり減らして、学びました。

だからこそできることも、増えました。





もちろん、災害なんて遭わないに越したことないですけどねw


ということで、一応このシリーズとしては完結、ということになるんですが後日談などまたちょろりと書く予定です。


なので、引き続きお付き合いくださればと思います。




誰かひとりでも、必要な人にこの体験談が届くことを祈って。




それでは今日はこのへんで^^

記事は基本無料公開ですが、もし支援したいなーと思ってくださったら、頂戴しましたお金は今後の学びにゴリゴリ活かさせていただきます^^