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日本語要約 Finding Water 第6週 Uncovering a Sense of Resolve

6.決意の感覚を発見する

全ての創造性には根拠のある行動が必要である。創造性の世界では魔法の妖精が何かしてくれるようなことは一切ありません。必要なのは農業のようにじっくり育むことです。作品を創るには、荷車を押すように努力する必要があります。
 →原本ではput our shoulder to the wheel という慣用句が使われている。

行動は成功に必要な鍵である。今週の内容は、大きな成果につながる小さな行動に目を向けることを目指す。バケツに水が一滴一滴溜まっていくように、創造性に富む人生も小さな行動で創られる。

改めて偉大なる創造主に助けを請います。長い間先延ばしにしてきた努力を行う時、自律の感覚が高まるのを覚えるかもしれない。

6-1.Savoring その瞬間を味わう

人生は一日には一日だけ進む。パニックにならないこと。過剰反応しないこと。一日には一日しか進まないことを受け入れる。

人は簡単に不安やパニックに陥ってしまう。今この瞬間に自分に訪れるであろう調和を見失いがちだ。最もちっぽけな物事こそが喜びをもたらす。

人生とは写真を撮るようなものだ。写真はほんの一瞬を切り取る。私たちは喜びを味わうその瞬間を捉えるために、一時停止する必要がある。

その瞬間を味わうことは、その時だけ味わえる芸術創作である。日々成長する子供の今の瞬間は、今しか捉えることが出来ない。その瞬間捉えるために親はカメラを持ってくる。

日々書いているモーニング・ページにおいて安全性を感じるのは、アーティストとして良い方法である。

私は大きな冒険を必要としない。ちっぽけな行動を重ねていく。

課題 地元の素晴らしいもの

私の友人はとても素晴らしい小説家だ。日々の散歩で見つけた小さな事を沢山文章に盛り込んでいる。読者に新鮮な何かを感じて喜んで
もらえるよう気を配っている。

自分がどんな所に住んでいようと、どんなに酷い場所だとしても、そこには魔法の何かがある。私はアパートの11階に住んでいるが、目の前は公園に向かう大きな鳥の飛行経路になっている。

注意深く見ていると、タカ、サギ、ガチョウの群れを見ることが出来る。窓の外には錆びた避難器具がある。雨の日は銀色の雫が滴り落ちる。晴れた日はカケス(鳥)つがいの小休止の場所となる。

ペンを手に取ろう。1〜5の番号を振ろう。自分があたかも小説家であるように振る舞い、自分の地元が現在執筆している本の舞台だと考えよう。地元に於ける素晴らしい物事を5個挙げよう。

ギリシャ料理店を選んだり、ニューススタンド(ニューヨークにあるような、街角の小さな売店)を選んだり出来る。あるいは郵便受けの近くに飛び出しているチコリの木を取り上げても良い。

自分が普段見ている地元を、あたかも初めてやってきた人が興味深く見るような視点で捉えてみよう。

6-2.Feelings Aren’t Facts 感情は事実ではない

真実は何か?ネガティブ週間と呼ぶべき1週間を過ごしたこともある。

しかし、感情は事実ではない。モーニング・ページにて「物事を常にシンプルにする」と自分に言い聞かせた。ネガティブさが安物の香水の匂いのように纏わりついている。

「その状況に酔わないように」
「取り込まれなければ、他に破綻があっても乗り越えて生き延びられる」
自分に言い聞かせる。

街角の新聞販売所では暗い見出しを見ないようにしている。世の中のニュースは悪いことだけだろうか?

私は悪い内容を皮肉と割り切って受け流せる力量が無い。悪い知らせに対して、明るく振る舞う方法を知らない。

冷静な思考に戻るにはどうするか?

Get tiny.(物事を小さく捉える)
Find small action and take them.(小さな出来る事を探して実行する)

神は抽象的な概念ではなく、具体的な行動に宿る。

例えば洗髪する。寝室の隅々を掃除する。ベッドメイキングをする。そのような小さな行動は楽観主義の感覚(第1週の内容)を回復させる。楽観主義には希望が生まれる。峠を越えて、バランスの感覚を取り戻そう。

世の中に溢れる小さな美しいものを見つけよう。例えば、アーティスト・デートで花屋に立ち寄ってみる。一輪買ってダイニングを飾ってみる。植物は美しさで溢れている。

小さな植物をモチーフに詩を書いてみる。お祭りのように華やかな布をパソコンにかけてしまおう。

自分が遊び心で満たされていくと、再び子供のように純粋な信じる気持ちを持てるようになる。それは自分が先に進めることを示唆してくれる。

小さく考えよう、小さく捉えよう、常に小さく。

大きな物事は、とても沢山の小さな事柄の繰り返しによって作られる。全体像を捉えられない時は、小さな絵を思い浮かべてみよう。

次にするべき正しい事は何だろう?

華やかな庭園も種子から始まる。種子は小さく、何もないように感じられる。しかし立派な花はその種子から生まれる。

一日に一つだけ進み続けることで導かれる。希望とは、つねに小さな事柄を続けることで生まれる。

課題 小さな行動をする

ペンを手に取ろう。1〜10の番号を振ろう。自分の気分を良くするであろう小さな行動で、出来そうな事を書き出そう。

例えば、「美容院でより似合う髪型にしてもらう」「靴を磨く」「受け取った書類を整理する」「冷蔵庫を掃除する」

気分が下がった時には、これらの小さな行動の多くはとても出来そうにないと感じるかも知れない。その時は一番小さく、かつ自分に脅威にならなさそうなのを選んで実行しよう。

6-3.Rain 雨

雨の日でもセントラルパークへ犬の散歩に行く。

人生は小さな甘みで出来ている。それは私たちが自分を大きくではなく、小さくしようとする時にやってくる。

「小さくする」とはどういうことか?灰色の雲が立ちこめるような日(gray day)でも、ベランダの避難設備から滴る雨垂れの美しさに気付いて数えることを言う。鳥の姿が見えなくても、鳥の囀りに耳を傾ける。灰色の天候の日は、靴を磨いたり、スニーカーの紐を新しくしたり、絞った雑巾で窓枠をキレイにしたりするのに良い日である。

灰色の天候の日は、あたかも子供のようになって行動するには良い日になる。

執筆を行う部屋の側にある本棚には子供向けの本を並べている。魚、アフリカ、鉄道、そして鳥などの本がある。12歳くらいの子供向けに書かれたであろう本は、小学校の課題に取り組むのに最適な本になるだろう。

窓に滴る雨垂れを横目に、ゆっくりページをめくる。子供向けの本から世界最小の鳥の重さが0.5オンス(14.17g)なのに対して最大の鳥は275ポンド(124.75kg)もあることを学んだ。
→原本ではさらに子供向けに書かれた鳥に関する本で学んで行きますが、割愛します。

私たちは時には探偵のように自分自身を調査して、一体何が自分を熱心にさせるか自問自答してみるべきだ。鼻を効かせて好奇心を追求してみよう。

例えばフランスのパリに興味を持っているなら。まずネットで検索してガイドブックを探してみよう。そして注文しよう。次にフランス語に挑戦してみよう。旅行会話を勉強してみよう。

関連して、パリに行ったら遭遇するであろう食べ物について調べてみることも出来る。

課題 児童書を読んでみよう

子供ならではの不思議。それは文章に含まれている内容が分からなくてもなぜか分かる感覚。実際にその感覚は行動の方向性を決めるのに役立つ。創造性に必要な感覚を呼び覚ますためには、子供のようになってみる必要がある。

創造性は強く信じる感覚の問題なので、自分が子供のようになることで創造性の強化を行うことが出来る。

心を開いて好奇心を持って探求することを学ぶ必要がある。それには児童書を扱う書店ほど相応しい場所は無い。

丸々1時間を確保しよう。児童書を沢山扱ってる書店へ行こう。溢れる本を手に取ってみよう。様々な本が興味をそそるかも知れない。自動車、鉄道、そして蝶々。鳥類、爬虫類、そして恐竜。インディアンそしてインド。

あえて子供になりきって、本に誘惑される感覚を楽しもう。犬や猫や馬に関する絵本より楽しいと感じるものは何ですか?それとも自動車のエンジンの仕組みを知りたいですか?

マゼランに関する児童書は私(ジュリア・キャメロン)が偉大なる船乗りに関する執筆を1年間行いたくなる程のきっかけになった。

マゼランの伝記自身は大人向けのテーマだが、その冒険に関する児童書は、大人向けの伝記よりも、想像力を強く刺激してくれた。

6-4.The Stubbornness of Dreams 夢の強固さ

鬱状態になった友人。夢を顕現させる為に働いていたが、諦めたように見える。本人は次に取るべき行動が見えなくなっている。

夢を喪失した漂っているように見える。もし夢を持ってないのであれば、彼女は何者なのだろうか?

彼女は言う。「諦めない人を尊敬します。周囲に期待されてなかろうと前進し続ける人を尊敬します。」その声は優しくも悲しげに聞こえる。

ジュリアは友人に言う。「貴女もそのような人になりたいと思ってるのではないですか?」そして普段自分に言い聞かせているセリフを言う。「正しく考えてするべき行動をしよう」

さらにジュリアは彼女に言う。
「単純なことをするだけです」
「物事を穏やかな枠組みで捉えて下さい。基本に立ち返って下さい。」

具体的に
「モーニング・ページを書くこと、アーティスト・デートをすること、ウォーキングすること」

これらをするだけで楽観主義の感覚が芽生えてくる。暗い時期に居ても、そのような時期はやがて去ると信じている。

夢は宇宙の創造主とも言うべき、大いなる神聖な源からやってくる。

創造主に従えば私たちは神聖な源に導かれる。夢に向かって行動する時、同時に神聖な存在に向けて行動している。夢の実現に向けた導きを求めるとは、神に向けて手を差し伸べていることになる。

夢にに無駄はない。夢とはエゴから湧き出すものではない。夢とは自分の魂に根ざしているものである。夢を破壊されるのではと恐れるのは正しい。夢は子供を育てるように優しく扱うべきである。

アーティストとして、破壊的な批評を整理して保管するのは非常に難しいだろう。曖昧なフィードバックや、的外れなアドバイスをされた場合、立ち直るのに必要な回復力を確保するのは難しくなるだろう。

冒頭の友人の場合、そのやってきた仕事の素晴らしさを知ってるが故に、彼女の夢に対してぶつけられてきた否定的な発言は特に許し難く感じる。

残念ながら彼女は具体的に支援できる立場でない人々から手助けや励ましをされてきた。「貴女のショーは素晴らしいです。そのまま続けて下さい。」

彼女に必要なのは癒しがもたらされることである。傷ついた心を修復するためにウォーキングを薦めた。

ウォーキングは痛みを客観的に捉え直し、新たな視点で見直すことにつながる。ウォーキングによって、彼女は笑うようになった。そして諦めかけた夢は確実に現実のものとなった。

「ウォーキングすればするほど、夢は強固になった。」

文字通り一歩一歩進んだ。アーティストとして、ある程度の強固さは必要だ。虐げられたり騙されたりすることを突っぱねる毅然とした態度が必要だ。

「There has to be a way.(道はあるに決まってる)」

多くの場合、成功や達成は思いもよらない所からやってくる。従来の方法が通用しなくなり万策尽きたと思った時に、成功は予想外の外観でやってくる。

「かかりつけの歯科医のいとこ」などおよそ有り得ないような所から重要な事柄がやってくるとは、思わないだろう。

アーティストになるなら、風車と戦ったドン・キホーテのように愚かになることも必要だ。アーティストには「内なる夢想家」が居る。夢想家は「信者」とも言える。信じて前進させる存在である。

一方で「内なる検閲官」「悪魔」と呼ぶべき存在も抱えている。彼らは、「全ては終わった、やめちまえ」などのように告げてくる。

悪魔は賢く、あらゆる手段で襲いかかってくる。悪魔が好む形態の一つは「全て自分で完結させる」ことだ。その形態は、自分自身で済ませようとして、より高次の存在に頼るのをやめる。

物事は全て理解できるはずだと思い込み、出来なければ自分を悪者のように扱う。悪魔はアキレス腱(弱点)に遅いかかる。

例えばお金に困ってる時。悪魔は「もうすぐホームレスになる」と言う。名声に悩んでる時。悪魔は将来立つであろう悪い評判を想像させる。とある分野の専門家ならば、悪魔はその知識は役に立たないと言う。

どうすれば良いか分からないと言う時、実は答えが目の前に横たわっているにも関わらず、恐怖心からそれを見ることが出来なくなっている。

助けは自分の周りにある。助けはあらゆる方面にある。助けは求められるのを待っている。

課題 神と文通する

丸々1時間を確保しよう。ペンを手に取ろう。そして今の自分を悩ませている事柄について、神に手紙を書こう。30分程書いたら一旦停止しよう。

改めてペンを手に取り、もう一枚紙を用意しよう。今度は神に答えを聴いて、神からの返事として手紙を書こう。

想像力に導かれるままに書こう。最も深いところにある直感に耳を傾けよう。「静かで微かな声」がそこにある。

6-5.第6週 チェックイン

1.今週は何日モーニング・ページをしましたか?
2.今週はアーティスト・デートをしましたか?
3.ウィークリー・ウォークに出かけましたか?
4.今週、自己発見に関して重要だと感じることが他に何かあれば、ノートに書き出してください。

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