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大地と風と炎と酒【韓国語】수작(Boynextdoor / Earth, Wind & Fire)

다 참아 주는데
이번은 못 넘어가
걔 수작 부리는 거야

なんでも許してあげるけど
今回ばかりは見過ごせない
アイツにだまされてるんだよ

Boynextdoor / Earth, Wind & Fire (2024)

詩の内容は、「君はぼくの大地だ、炎だ、風だ」「あんなやつじゃなくて、もっとぼくを見てよ」というもの。

そんな他愛のない歌詞の中に 수작(酬酌)なんて言葉が入ってるから面白い。

「酬酌」は酒杯をやりとりすることで、수작 부리다 で「ペテンにかける」。부리다 には「弄する」という意味があるから、酒席で相手をだまくらかすことから派生したのだろうか。

「酬酌」はざっと調べた感じでは、少なくとも日常的に使われているのは、日中韓では韓国語でだけらしい。こういう漢字語を発見すると、珍しい虫を見つけた子どもみたいに興奮する(ちょっとキモい)。

もしかすると、大地と風と炎では四大元素に水が足りないので、ひそかに酒を忍ばせたのだろうか。心にくい演出である(たぶん違う)。


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