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エルデンリングはカルビ

エルデンリングを買った。


発売日は平日である2月25日の金曜日だったので当日は有給休暇(通称エルデン休暇)を使い、事前ダウンロードも済ませ準備万端の状態で迎えた。

私が有給休暇を使う理由のおよそ半分は『欲しいゲームの発売日 or 大型アプデがあるから』なので有休の理由を聞かれたりすると、さすがに後ろめたい気持ちもあって濁したくなる気持ちはあるが、正直「これに勝る有給休暇の使い道ってあるか?」という気もする。

学生時代やバイト暮らしの頃は学校や会社を休むための言い訳を必死に考えていたが、一端の社会人になると「これ社会人の権利ですから~」とゲームの発売日に休めてしまうのだからよくわからない。

これはちょっとした愚痴なのだが仕事が閑散期の時期に(私が勤めてるところは今がまさに閑散期)やりたい事があって有給休暇を取るのと、
年末の繁忙期に有給休暇が余っていて、会社から「今年中に有休を消化して下さい」とせかされて繁忙期のど真ん中に「会社から言われちゃったんでヘヘッ」と有休とるヤツがいるじゃないですか。

それ自体はまぁいいけど、なんかそういう人って「アナタ(俺)と違って私、頑張ってるんで~」って空気だしてない?? これ、完全になめとるねぇ~



前置きはこの辺にしてエルデンリングの話。


素性は素寒貧(Wretch)を選択。 
ソウルシリーズから初プレイは持たざる者でやっていたので、今回も棒一本で世界を獲る。

見た目はストリートファイター5の魂のキャラ是空を参戦させた。

キャラメイク時『毛穴』が開いているか、開いてないかの項目があったが、高齢の是空は一般的に考えると開いている気もするが、年齢の割には清潔感があるのが是空の良さと考えて「毛穴はやや開いていない」ことにした。
ちなみに『体毛』も控えめにした。
是空のもみあげの具合から考えると体毛は濃いイメージもあるが、若に変身時の背中を見るに処理するべき場所は処理するタイプなのでは?という考察だ。

『是空の毛穴、体毛問題』は今度是空学会でアンケートを取ってもいいかもしれない。

エルデンリングの世界をれっつぱーてぃーとしゃれこむかの~

キャラメイクはさておき本編の話。
本稿執筆時点、プレイ4日目で約26時間プレイしている。
レベルは40になった。 

このデータだけ見ると結構ゲームは進んでる方だと思うが、実際はそんなことはない。
旅の目標である『大ルーン』はまだ一つしか取っていないのだ。

なぜなら26時間のうち20時間は馬に乗って永遠と草原を彷徨っているからだ!



エルデンリングはソウルシリーズと違い、開けたフィールドが存在するオープンワールド形式なのだが、これはつまり20時間も走り回ってもなお有り余る草原が広がっているということだ。

この開放的な自由度がエルデンリングの最大の特徴であり魅力の一つだと思う。

さらにソウルシリーズの洗礼されたアクションRPGがベースになっているので近年における『究極のゲームの一つの形』になっている。

そういった理由で各ゲームレビューサイトでも高評価なのも頷ける。


私もエルデンリングは面白い!と思いながらプレイしている。



だが、ひとつだけ言っておきたい。
エルデンリングは『カルビ』であると。

焼肉 the 焼肉であり King of 焼肉 の「カルビ」なんだよ。 
エルデンリングは。


つまり重たい! もう重すぎてゲーミングオジさんは完全に胃もたれして食べきれませんってこと!


もちろんカルビが美味しいことは承知の上だ。

若い頃なら焼肉屋に行けばとりあえずカルビを食べ、白米を食べ、またカルビを食べて白米たべる。

そんな当たり前だったストロングスタイルも年齢を重ねると胃袋の消化機能の衰えと、仕事に対して責任が増して胃を痛めるという物理的と精神的のダブルパンチで通用しなくなっていく。

こうして焼肉はタン塩から始まりし、白米は食べずにビール、ロース、ハラミ、と段階を踏んで胃の調子がよければカルビに行くか、行かないかというものになってしまっている。


つまり『広大なフィールド』『無限に死ねる死にゲー』が合わさったこってりモリモリゲーミングカルビことエルデンリングは人間性と放課後の100%をエルデンリングに注げるようなちゃきちゃきのゲームっ子でない、今の私ではTBLH(タン塩、ビール、ロース、ハラミ)のように向き合い方が必要だと思う。


その「エルデンリングとの向き合い方」なのだが、わたくし恥ずかしながらエルデンリングは攻略サイトの使用を解禁しようと宣言します。

高難易度ゲームを自ら買っておきながら攻略を見てクリアするくらいなら、そのゲームはクリアしないで積んでおいたほうがマシ。と考えていた時代もあったが、どうしてもオープンワールドを自力でしゃぶり尽くすというのは時間が足りなくなってしまう。

「勝手にしろ」との意見はごもっともだ。

さすがに「攻略を見る」といっても、今のところはボスやステージのギミックまでは見たりせずに、大まかなメインストーリーがあるダンジョンの場所の確認だけに留めている。

だが攻略記事の範囲はどうあれ、私は「攻略を見てエルデンリングをプレイしてる男」というのは拭えない真実なのだ。

若い頃の私が今のこんな自分を見たら悲しむだろうか?
私だって悔しい。本当に悩んだ。
まさに苦渋の決断。断腸の思い。九腸寸断。

だが、背に腹は代えられないのも事実。

恥を忍んで、エルデンリングを食べさせていただきます。



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