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こっことみやじ

数年前、宮本・Cocco・宮本・Coccoとアホみたいにリピートしていた時期がありました。
だから、この間のNHKカバーズで、二人一緒に出てたのはびっくりしたなぁ。俺得すぎて。
とはいえ、あの番組を見たからじゃなくて、「こっことみやじ」という題でなんか綴りたいなぁって思って下書きに残していたのです。(1年以上放置してたけど)

往年の伝説的な歌手は別として、最近の女性アーティストってほとんど聴かないですが、Coccoは割と聴いてました。あと日食なつことか。
Coccoはまず声が良いし、媚びてないし、狂気的でありながらポピュラーさも失わない(特に近年)、稀有なアーティストだと思います。

ふたりとも、若いときから危うい雰囲気が漂ってて、一歩間違えば自害するんじゃないかという気配があったわけだけど、今は一周回ってとてもヘルシーに音楽生活を謳歌されていてなによりです。今日に至るまで、本人はもちろん、その周りの人たちも相当大変だっただろうと思う。
このガラス細工のように美しく繊細な二人を支え守ってくれていて、本当にありがとう…スタッフと、そしてファンの皆々様…という気持ちです。
ほんと、生きてるだけで偉い。

さてCoccoは、コーラルリーフという曲が一番好きです
けっこうニッチなほうだと思うけど。

死ぬ間際に聴きたい曲というか、葬式で流してもらいたい曲リストというものを作っているのですが、そのきっかけの一つとなったのがこの曲です。(あとはLed Zeppelinのstairway to heavenとか。ベタだけど)

コーラルリーフ、もう何回聴いただろう。通算100回はいってる。

スネアが静かにリズムを刻んで静かに曲が終わっていくのが大好きで、これがちょうど心臓の鼓動が止まるみたいで、いいなぁって、学生の頃から思っていたのです。
この曲を聴いて人生を閉じることができたなら素敵だなぁって。

なんかこれはもう、宗教みたいなもんだよなぁ。
要は恐怖や苦しみを取り除くってことなんだろうし。(平沢進の音楽もこれに近いところある。)

まぁ少なくともここまで思わせてくれるアーティストってそうそういない。だからCocco好きです。

それでいうと、エレカシや宮本浩次の音楽でこういう気持ちになることはあんまりない。
生きることに特化しているからかなぁ。
「安っぽいニヒリズムなんて糞食らえ」とでもいいましょうか。

まぁそれでも、最期に流してもらうとしたら、生きている証みたいな曲調も良いなぁと思った。
死ぬのに、生きている証というこのミスマッチ感も良いですねぇ。この曲もほんと好き。
それか意外と、風に吹かれてとかも合うのかもしれない。自分の身体が焼かれ煙突から排出され、風になって、幽玄の旅に出発できそうな気がする。

そんなことを考えてるとあっという間に夜が更けていきます。

あんまりうまく纏まらないけどまた思いついたらちょこちょこ書き足します。
最期に聴きたい曲、エレカシで思いついたらそれもあわせて。

とにかくこっことみやじ、生前からお世話になってます。いつもありがとう。




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