インターネットを見てたら、漫画家のアシスタントをやってる人の書き込みに目が行った。

その人は誰もが知ってる大御所の漫画家のアシスタントを担当してるんだけど、本人の中に悩みがあって、それが「漫画を描けない」という内容だった。

つまり自分の作品が思うように仕上がらなくて、どうしたら良いのか悩んだ挙げ句、大御所の漫画家に聞いてみたというのだ。
すると返って来た言葉が次の通り。

「必ず完成させるのが大事」

要するに、内容が自分で納得いくものじゃなくても絶対に完成させないとダメだと言われたのだ。
あんまり良質じゃないと分かっていても最後まで描く。
こういった状況がベテランの漫画家でも多く有るそうな。
しかし、締め切りは必ず来るから、その期限までには提出しないと発売に間に合わない。

これ、どこの会社に勤務しても同様の事が起こるね。

納品の期限日が決まってるから、それまでには完成させないと発注元や周りのスタッフに迷惑が掛かるし、ビジネスパートナーとしての信頼も失う。

「もう、あんたとは一緒にやっとれんわ！」となる。

それに完成させない癖が自分に染み付くと、それ以降も未完成をどんどん繰り返してしまう。

「やり切らない人間」に成るんだな。

なので完成させる癖を自分に染み付けないと、自分自身が成長せずに直ぐ諦める人間になる。
何でもそうだけど、途中で投げ出すと結果まで辿り着かないんよね。
中途半端な奴で終わる。

だから「必ず完成させる」のが大切だと俺は感銘を受けたのです。