通貨安、つまり「円安」を日本人の多くは求めるでしょ？

あれが俺にはよく分からない。
自分の国の通貨価値が落ちる事を、どうして日本人は好むのかと疑問に思うのだ。

その理由を聞くと「輸出で企業利益が上がるから」とか言うけど、その利益が国民に還元される事なんて無いのに。
社長が「円安ボーナスを社員全員に与えよう！ワハハハ」とか、そんなん言わへんよ（苦笑）。

ただ会社の内部保留に回すとか、外国人株主の配当が増えるだけ。

寧ろ、日本国民にとっては円高の方が食べ物とかエネルギーが安く買えてお得やん。
過去に自国通貨の価値が高まって破綻した国なんて、聞いた事が無い。
経済が破綻する国は、決まって「通貨安」が止まらなくなって行き詰まるのだ。

つまり「お札が紙切れになる」という状態。

今の日銀は異次元金融緩和という政策を遂行して、今後も「無制限にお金を刷る」と黒田総裁が公言してるので、長期的に見て円高になる可能性はほぼ皆無。
つまり「1ドル＝75円」を超える円高は、俺が生きてる間には無いと思う。

ただし「1ドル＝200円」を下回る円安は、2025年までに起こるかもしれない。
ま、米ドルも長期的に弱いので、これと比較してもしゃーないんだけど。

通貨の価値を決めるファンダメンタルズというのは主に

①GDP（国内総生産）

②国家の成長率

③金融政策による緩和あるいは引き締め

④政府の借金額

⑤国民の貯蓄率の高さ

⑥貿易の黒字化あるいは赤字化

などが影響する。

俺は「強いお金」が好きなので今後、通貨高になる国のお金を保有したいんよね。
出来れば30年ぐらいは通貨高が続く国のお金が良い。

それぐらい「通貨高」が俺は大好きなのだ。