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ICEYEがカナダで洪水インサイトの新製品を発売

ICEYEは、カナダに洪水データを提供するため、洪水インサイトと洪水早期警報製品を発売しました。衛星データプロバイダーであるICEYE社は、5月2日にこの製品を発表しました。

「より包括的な洪水損害データへのアクセスを提供することで、ICEYEはカナダの洪水保険市場の継続的な発展を支援することを目指しています。」とICEYEのソリューション担当SVPであるStephen Lathrope氏は述べました。

ICEYE社のFlood Insightsは、同社の合成開口レーダー(SAR)コンステレーションを利用しています。このツールは、洪水リスクを軽減するために、保険会社にプロアクティブなデータを提供することを目的としています。さらに同社は、ICEYEの洪水早期警報データは、洪水が発生する危険性のある地域を96時間前まで予測できると報告しています。また、洪水発生時には、24時間ごとに活発な浸水に関するデータが提供されるといいます。

洪水被害は年間平均29億カナダドル(20億ドル)の損失を生み出しています。気候変動の影響により、洪水がより頻繁に、より激しく発生し、洪水にさらされる地域が増加するにつれて、国全体の暴露レベルは上昇すると予想されています。

ICEYE社の営業部門グローバル責任者であるカート・ジャクソン氏は、同社はすでにカナダで洪水を監視しており、ICEYEのSAR衛星コンステレーションの急速な成長により、カナダ市場への参入が可能になると述べました。ICEYEは、ほぼリアルタイムで観測された洪水データを提供することで、保険会社と提携し、不動産レベルのリスク移行や災害対応活動を支援できることをうれしく思います。物件のどこに水があり、どの程度の深さがあるのかを知ることで、洪水発生時にどのように対応するのがベストなのかが大きく変わってきます。

【原文へ】Iceye Launches New Flood Insights Products in Canada

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