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Kuva SpaceがESAとの新規契約を獲得

Kuva Space社は、欧州での事業拡大を目指し、欧州宇宙機関(ESA)から180万ユーロ(190万ドル)の新規契約を獲得しました。その結果、ESAの「宇宙からの市民安全保障(CSS)」プログラムに参加し、市民安全保障や危機的事象を監視・緩和するための高度なハイパースペクトル状況認識情報を提供することになります。CSSプログラムは、人道的対応、法執行、安全、緊急事態を支援するために、いつでも、どこでも、すべての人の利益のために迅速に行動する宇宙からのソリューションの利用を促進することを目的としています。クヴァスペース社は4月30日に契約を発表しました。

3年間の研究開発プログラムの中で、Kuva Spaceは、フィンランド、エストニア、スウェーデンの間のバルト海地域沿いの違法行為を検知・再発見することにより国境監視を強化することを目的としたフィンランド当局との実地調査により実証された、衛星搭載ハイパースペクトルデータ処理、衛星間通信、衛星間IoTモバイル通信を試験・開発します。

Kuva Space社は、ハイパースペクトル衛星コンステレーションとAIを活用したAI-powered insights-as-a-serviceモデルの構築を目指しています。3回の衛星ミッションを成功させた同社は、2024年に2機のハイパースペクトル衛星とその初期サービスを打ち上げる予定です。最初のHyperfield-1は2024年7月に打ち上げられる予定です。これは、2030年までに最大100機の衛星を配備し、隙間のない監視を提供することを目指すクヴァ・スペースの計画コンステレーションの初期段階となります。

Kuva SpaceのCEOであるヤルコ・アンティラ氏は声明の中で、「緊急事態の情報をできるだけ早く第一応答者に届けることは、環境、人道、安全保障に大きな影響を与えます。我々は、CSSプログラムの一環として、エンド・ツー・エンドでユーザーに情報を提供するための堅牢なソリューションを共同で開発することを楽しみにしています。」と述べています。

【原文へ】Kuva Space Wins New ESA Deal


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