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JAXAがデブリ商業除去実証プログラムのフェーズIIにアストロスケールジャパンを選定

JAXAは、アストロスケールホールディングスの子会社であるアストロスケールジャパンを、JAXAの商業デブリ除去実証(CRD2)プログラムのフェーズIIにおける商業パートナーとして選定しました。アストロスケール・ジャパンは25日、提携を発表しました。

アストロスケール・ジャパンのエディ加藤社長兼常務取締役は、アストロスケールはミッションのフェーズIでいくつかの能力を実証し、大型デブリの除去・脱着であるフェーズIIに進む準備が整ったと述べました。加藤氏は、「この次の段階は、スペースデブリ問題に取り組み、将来の世代のために持続可能な環境の基礎を築く上で重要な意味を持ちます。」と述べました。

CRD2計画は、上段ロケット本体を撤去し、スペースデブリの問題に対処し続けることを目的としている。軌道上の物体は、ドッキングや取り外しを可能にする技術を備えていません。

フェーズIでは、アストロスケール・ジャパンがADRAS-Jの設計、製造、試験、打上げ、運用を担当しました。この探査機は、ランデブー、近接運用、ロケット本体の動きや構造物の状態を評価するための画像収集を行うように設計されています。ADRAS-Jミッションは2月にロケットラボによって打ち上げられました。ADRAS-Jは最近、準備されていないスペースデブリ物体への安全かつ制御された接近を成功させました。

ADRAS-Jの後継機であるADRAS-J2も同様に、ランデブーと近接操作によって同じロケット本体に安全に接近し、さらに画像を取得した後、社内のロボットアーム技術を使用してロケット本体を取り外して軌道離脱する予定となっています。

【原文へ】JAXA Selects Astroscale Japan for Phase II of Commercial Removal of Debris Demonstration Program

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