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チコちゃんに叱られる!は、プレゼン上手

永遠の5才 チコちゃんが素朴な疑問や意外に本当のことを知っていないことを大人に対して質問し、答えられないと「ぼーっと生きてんじゃねーよ!」と叱り飛ばしてしまうバラエティー番組。
NHKでこんなことやるの??と最初は驚いたけど、瞬く間に人々の間の話題になり人気となった番組。

チコちゃんに叱られるは、コンサルのプレゼンのパターンと同じなのですよこれが。
え?と思うでしょ?でもこのコツを掴むとプレゼンが上達すること間違いなし。
なぜかというと、チコちゃんに叱られるのパターンは、問いかけヒトコト回答説明の順に流れており、これはコンサルのプレゼンの方法そのままだからです。
順を追ってみて行くと
1.問いかけ
 「ねぇねぇ○○ どうして12月を年の瀬というの?」
のように、問題提起をしている。
コンサルが依頼されたテーマを元に、何が問題の主題なのか?を
冒頭で依頼主に問いかけ、問題の中心を気づかせることをやっていることと同じなのだ。

2.ヒトコト回答
問いかけられた人が正解を言わないと
 「ぼーっと生きてんじゃねーよ!」
とチコちゃんはいうけど、流石にコンサルは(心の中で思ってたとしても)言えない。言ったらよほど仲が良い依頼人じゃない限り、はいさよなら
 「(お前がぼーっと生きてろよ)もう来なくっていいよ」
でおしまいになる。ここはプレンゼンのコツじゃないので間違えないように。
 「ぼーっと生きてんじゃねーよ」
の後に。
 「なぜ、12月を年の瀬というかチコちゃんは知っています。」
 「借金清算の攻防の時だから」
 と回答をヒトコトで言っています。それも、単なる説明ではなくインパクトのあるヒトコトで。
有能なコンサルは、依頼主にしっかりと解決策を認識してもらうために、一言でズバリと解決策を伝えます。頭の中に強く残れば残るほど解決策は採用され紙の上のものから実現すべきものに変わって行けるからです。
フォーカスが定まらない、ぼーっとした解決策の競合先プレゼンより、しっかりと頭に残った解決策を採用確率が上がるのは自然でしょう。

3.説明
回答を提示した後に、その回答の根拠となる説明がチコちゃんは叱られるでは行われます。それも、事実ベースで(たまにはえ?って説明もあるけど)専門家が切々としています、この部分は説明する専門家のキャラクターで面白がらせたりはしていますが、基本は事実(ファクト)を並べていますね。
コンサルの説明も、解決策を述べた後はその解決策を支える事実を依頼者に伝えます、もし説明している事が実際とかけ離れていたらその解決策は正しいものでは無くなるので、事実をちゃんとプレゼンを作り上げています。

どうです?チコちゃんに叱られるは単純なQ&Aではなく、有能なコンサルが使う手法をベースに作られていることが解りました?
だからチコちゃんのネタは、わかりやすい、記憶に残る、話題になるのです。


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