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夢の箱庭

最近よく夢を見る。

今自分を取り巻く人間関係の夢。

目が覚めて思いもよらぬ
深層心理みたいなものに気づき
あれまーと思う(笑)


普段の日常は理性で生きているけど
夢の中では野生の動物みたい(笑)
まるで私は
自分の身を必死で守る
怯える小鹿だ(笑)


夢の中の私は
身を守る為に天敵と距離を置いたり
身の危険を感じると脱兎の如く逃げる
いわば自己保存の塊で
この人は安全なのか
この人は私に危害を加えないか
まるで渡る世間は鬼ばかりのようである。

どんと構えて前向きに…とか
笑顔で向かえば笑顔が返ってくる…だとか
そんなことは頭の賢い
人間達が編み出した知恵で
人間だって元々は
他の動物と同じ。
天敵からは脱兎の如く逃げる。


人間関係の悩みは
こっちを立てればあっちが立たず
みたいなもので
澄ました顔して生きているが
実のところはかなり駆け引きをしている。
自分の自分さえ良ければいいという
厭らしい気持ちが
うまくバレないように細工したり
相手の怒りをかっているかどうか
ドキドキ顔色を伺ったりしている。

夢の中の私は
とても弱くてカッコ悪い。
ズルくて汚くて矛盾だらけの
臆病者。


小学生の頃から私は
人間の心というものにとても興味があって
そんな本をよく読んでいた。

その頃手にした心理学や精神医療の本は
とても暗く
おどろおどろしいものだったと記憶している。
ロールシャッハテストや箱庭療法など
白黒の写真が載っていて
今みたいにライトに
『自分を愛して自分を信じて自分を許して』
みたいな啓発的なものは少なく
精神病理としてオカシイ人間を
オカシイと判定する冷たいものだった。

幼いながらに
見てはいけないものを見てしまったような
吐きそうな気分になったもんだ(笑)

吐きそうな人間の心理
それは人間の可能性としてあり
ただそれが表面化するか
否かの違いだけだ。


夢の中の私は
まるで自分を取り巻く世界を
自らの手で配置する
箱庭作りと同じ。


自分をまずどこに置くのか
対象となる人間の配置、距離感
向き合ってるか、背中合わせか
私に入ってきて欲しくない人との間には
壁を作りたいし
何なら川でも流したい。
今一番一緒に居たい人を近くに置き
それを邪魔する強敵に怯えている。


あの時見た
なんだか薄気味悪い箱庭って
見事に人間の心なんだ。
あんなに小さな箱の中で
人間達は物語を作り
夢を見て生きているんだ。


人によって箱庭は全然違い

その人その人の個性が如実に出る。


改めて自分は大分理性で
自分を四苦八苦構築させて
頑張っていることに気づく。
我ながら天晴れと
拍手をしたい気分だ(笑)


動物占いでも確か私は

小鹿のバンビだったな…www(笑)




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最後まで読んでくれてありがとう(*^^*)♪

またサティに会いに来てねー(^з^)~.:*:・'°☆


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