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【遊戯王】おいでよ でんのうの森【デッキ紹介】


はじめに

今回は世界一地縛神 Cusilluの個性に向き合ったデッキを紹介します。
正直このデッキ以上に地縛神 Cusilluを活用できているデッキは無いと自負しております。

やりたいこと

地縛神 Cusilluを主役としたデッキ
をコンセプトとしたものです。

地縛神 Cusilluとは

個人的に地縛神の中で2番目に扱いづらいモンスターです。

①:「地縛神」モンスターはフィールドに1体しか表側表示で存在できない。
②:このカードは直接攻撃できる。
③:相手モンスターはこのカードを攻撃対象に選択できない。
④:フィールド魔法カードが表側表示で存在しない場合にこのカードは破壊される。
⑤:フィールド上に表側表示で存在するこのカードが戦闘によって破壊される場合、
代わりにこのカード以外の自分フィールド上のモンスター1体をリリースして
相手のライフポイントを半分にできる。

12期っぽくした地縛神 Cusilluの効果

①〜④は地縛神共通効果、
⑤は地縛神固有効果です。
そう、③と⑤が噛み合っていないんです‼︎
⑤効果を使用するには自爆特攻しかないんです。

こんなの地縛神じゃあなくて自爆神じゃあないですか!

確かに噛み合わせが悪いですが、
⑤効果は12,000種を超えるカードの中でも唯一のもののため、
この効果を最大限活用しようと思いました。

個性を活かすコンボ

主役が決まったところで、
「具体的にどうするのか?」
という壁にぶつかります。
困った私は遊戯王カードWikiを読んだ結果、
Ai打ちと組み合わせることにしました。

Ai打ちを使用することで以下のメリットがあります。

  • 地縛神 Cusillu⑤効果の条件をほぼ確定でクリア可能

  • 相手ライフを大幅に減らせる

地縛神 Cusilluの⑤効果は、
Ai打ち②効果に似た効果のため、
相手LPを半分にした後に戦闘破壊したモンスターのダメージを相手に与えます。

このコンボが成立したことによる相手LPの計算式としては以下の通りです。

(相手の残りLP)
=(地縛神 Cusilluの戦闘前の相手LP)÷2
 -(戦闘を行った相手モンスターの元々の攻撃力)

つまり、相手LPが初期値の8000の場合、
元々の攻撃力が4000以上の相手モンスターを戦闘破壊することで即死するコンボになります。
このデッキではこれを全力でやっていきます。

デッキレシピ

ここで一旦、
皆様お楽しみのデッキレシピ公開のお時間です。
なんやかんやで初のver5.0へと到達してしまったデッキです。

いつも通りわけのわからない構築をしていますね。

デッキ名の由来

元々は
地縛神 Cusillu
Ai打ちとそのサポートを受けられる@イグニスター、
地縛神 Cusilluと相性の良い壊獣、
No.29 マネキンキャット
(試作型ではメルフィー)
といった要素があったため、
電脳と獣といった要素が大きいと思い、
某ゲームのタイトルからとってこの名前になりました。

今では構築が変わり、
悪魔族とサイバース族軸となり、
地縛神を崇拝する邪教徒(御巫)が住んでいる森みたいになって禍々しさが増しましたね。
とても豊かな生態系であることが伝わってきます。

七精の解門展開による悪魔族からサイバース族へ展開が移っていくのも、
普通は予想外な感じがしますが、
システムにはデーモン(daemon)がいるため、
そういった視点で見ると統一感があって美しい展開ですよね。

展開について

今回は七精の解門初動を使用したデッキになります。
展開の元となったのはいつもお世話になっている天才デュエリスト
雲丹宮カオルさん考案の展開と、
城下町で知った永続魔法回収ギミックを合わせたものになります。

動画と同じ展開内容が下のポストです。

初動

初動として必要なカードは、

  1. 七精の解門へ繋がるカード

  2. 墓地効果でレベル3モンスターを特殊召喚できるモンスター

の2枚初動になります。

55枚デッキのため、初動が細いと思いきや、
2つのグループのカードがそれぞれ12枚ずつあるため、
意外と揃いやすいです。

一応化石調査も初動の1枚として対応しています(執筆時に気付く)

展開

初動例は画像の2枚

展開が尋常じゃなく長いため、
雲丹宮カオルさん考案の展開と城下町の展開で共通のサイバース・ウィッチの効果発動までを省略します。
(下のポストの画像2枚目のサイバース・セイジ儀式召喚前までを省略)

シーアーカイバーを素材にサイバース・セイジ
サイバース・ウィッチのリンクマーカーの先へ儀式召喚
墓地のシーアーカイバーの効果を発動し、
墓地から特殊召喚

Ai打ちを手札に加える展開

サイバース・セイジの効果で
墓地の転生炎獣アルミラージリンクリボーを素材に
サイバース・ディセーブルムを融合召喚
ルイ・キューピットをS召喚し、レベルを1下げる
星杯の神子イヴをS召喚し、500ダメージを相手に与え、
ピカリ@イグニスター(守備力600)と
星遺物を継ぐものを手札に加える
サイバース・ディセーブルムの①効果でピカリ@イグニスターを特殊召喚し、
Ai打ちを手札に加える

闇黒世界-シャドウ・ディストピア-を手札に加える展開

パワー・ツール・ブレイバー・ドラゴンをS召喚し、
『焔聖剣-デュランダル』御巫の水舞踏を装備する。
星杯の神子イヴの効果で星遺物を継ぐものを特殊召喚
『焔聖剣-デュランダル』の効果で焔聖騎士-リナルドを手札に加える
御巫の水舞踏の効果で剣の御巫ハレを特殊召喚する
焔聖騎士-リナルドをチューナーとして特殊召喚する
サイバース・ウィッチ効果でサイバース・セイジを特殊召喚
転生炎獣ベイルリンクスをL召喚し、転生炎獣の聖域を手札に加える
転生炎獣の聖域を発動する
エンシェント・フェアリー・ドラゴンをS召喚
エンシェント・フェアリー・ドラゴン効果で転生炎獣の聖域を破壊し、
闇黒世界-シャドウ・ディストピア-を手札に加える

No.29 マネキンキャットをX召喚する展開

彼岸の黒天使 ケルビーニをL召喚する
彼岸の黒天使 ケルビーニのコストで
ヴォルカニック・トルーパーを墓地へ送り、
攻撃力アップ
スプライト・スプリンド
サイバース・ウィッチと同じ縦列にL召喚
素早いアンコウを墓地へ送り、
素早いモモンガ2体を特殊召喚
No.29 マネキンキャットをX召喚

地縛神 Cusillu降臨の儀

闇黒世界-シャドウ・ディストピア-を発動し、
光なき世界へ染め上げる
星遺物を継ぐものを発動し、
ヴォルカニック・トルーパーを特殊召喚
ヴォルカニック・トルーパー効果を発動し、
相手の中央または相手フィールドゾーン側の
メインモンスターゾーンに
ボムトークンを特殊召喚する
ボムトークン(闇属性)を対象に
No.29 マネキンキャット効果を発動し、
地縛神 Cusilluをバカにした人々の魂を生贄に
地縛神 Cusilluを特殊召喚する

凶導の白き天底を儀式召喚する展開

ライトロード・ドミニオン キュリオスをL召喚
ライトロード・ドミニオン キュリオス①効果で
凶導の聖告を墓地へ送る

ライトロード・ドミニオン キュリオス②効果で
デッキ内の凶導の葬列が全て墓地へ行くと詰みです。

七精の解門効果で凶導の聖告を手札に加える
凶導の聖告を発動し、
凶導の白き天底凶導の葬列を手札に加える
墓地の星杯の神子イヴエンシェント・フェアリー・ドラゴンを素材に
凶導の白き天底をEXモンスターゾーンの左下のメインモンスターゾーンに儀式召喚する

地縛神 Cusillu活躍の瞬間

転晶のコーディネラルをL召喚
転晶のコーディネラル効果で凶導の白き天底を相手フィールドへ送る
バトルフェイズに入り、
地縛神 Cusillu凶導の白き天底に攻撃し、
ダメージステップにAi打ちを発動して
自分モンスターをリリースすることで相手のライフに大ダメージを与える

デッキの歴史

試作型

メルフィーと@イグニスターと壊獣を軸に組まれた構築。
メルフィーで地縛神 Cusilluへアクセスして特殊召喚の流れをしようとしていましたが、
現代遊戯王のスピードに追い付けない壁に当たりました。

ver1.xx

速攻性の高いNo.29 マネキンキャットから地縛神 Cusilluを呼ぶようにした型。
当時流行っていたスプライトを活用したレベル2軸にしたことによって、
展開力が跳ね上がりました。
最初回した時はあまりにも強くてドン引きしました。
スプライト・エルフ禁止の影響を最も受けたデッキです。

ver2.xx

雲丹宮カオルさん考案の展開を取り入れた構築。
地縛神 Cusillu多次元壊獣ラディアンAi打ちし、
神縛りの塚と組み合わせて相手LPを200まで削る構築。

ver3.0

凶導の白き天底を相手に送り付けてワンキルする展開を搭載した型。
初動について洗い出して4枚初動でワンキルを達成できる構築。

ver4.0

OCGではカードを集める前に終わった構築。

基本3枚初動(相手の墓地にモンスターがいれば2枚初動)の構築。
Ai打ちへアクセスする展開を搭載した型。
MDでは星杯の神子イヴが禁止のため、こちらの構築を使用している。

ver5.0

今回の記事で紹介している構築。
相手フィールドにモンスターを出す展開を搭載して2枚初動になった構築。

初動の圧縮

このデッキは最初はコンボで必要なパーツを気合いで引いて集めるものでした。

ver3.0(凶導の白き天底を採用したワンキル型)の構想が固まった時から
初動が何枚必要か、どんな条件が必要かを洗い出すようになりました。

初動となる条件を洗い出した結果、
最初は6枚初動でした。
後攻デッキのため、
実現できなくもない枚数ですよね。

当時の初動の条件

  1. 七精の解門へアクセスできるカード

  2. 特殊召喚可能なレベル2モンスター
    (No.29 マネキンキャットの素材用)

  3. Ai打ちへアクセスできるカード

  4. 多次元壊獣ラディアンorアルギロスの落胤or相手の闇属性モンスター

  5. 特殊召喚可能なモンスター
    (転晶のコーディネラルの素材用)

  6. サイバース・セイジのリリース

ここから兼任できるカードを採用し、
4枚初動のver3.0ができました。
だいぶ現実的な初動枚数に近づいてきました。

ver3.0の初動の条件

  1. 七精の解門へアクセスできるカード

  2. 墓地効果でレベル2モンスターを特殊召喚できるモンスター

  3. Ai打ちへアクセスできるカード

  4. 多次元壊獣ラディアンorアルギロスの落胤or相手の闇属性モンスター

更にそこから展開ルート中にAi打ちへアクセスする動きを組み込んだものがver4.0になります。

ver4.0の初動の条件

  1. 七精の解門へアクセスできるカード

  2. 墓地効果でレベル3モンスターを特殊召喚できるモンスター

  3. 多次元壊獣ラディアンorアルギロスの落胤or相手の闇属性モンスター

そこから更に、今までは前提としていた
「相手モンスターがフィールドか墓地に存在すること」
を気にしなくて良い展開
(相手にフィールドにモンスターを特殊召喚するルート)
を組み込み、
2枚初動となった構築がver5.0になります。

ver5.0の初動の条件

  1. 七精の解門へアクセスできるカード

  2. 墓地効果でレベル3モンスターを特殊召喚できるモンスター

おわりに

何の因果か地縛神 Cusilluエンシェント・フェアリー・ドラゴンを使用する
激エモデッキになりました。

デッキの内容的に、
エンシェント・フェアリー・ドラゴン猿魔王ゼーマン側に堕ち、
ダークシグナー側が勝利した世界線で、
龍亜と龍可の力を扱うディマクのデッキって感じですね。

元々はゆるく遊ぶためのデッキとして組みましたが、
色々考えた結果、超大作コンボデッキになりました。
妨害を受けたら終わりですが、
初見殺しのデッキとして良い仕上がりになったと思います。

長くなりましたが、今回の紹介はここまでです。
また次の記事でお会いしましょう。

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