短期間で大量のインプットを行うためのビジネス書の読み方

ビジネス書ってたくさんありますよね。

何をどう読んだら良いのかわからない。大量にあるビジネス書の中から、自分にあった本、自分のためになる本、と出会うためには、それなりにたくさんの出会いの機会を作る必要があります。

でもビジネス書は巷に大量にあります。レビューも人それぞれ。結局は自分で読んでみないとわからない。

たとえば3日に1冊くらいのペースで読んだとします。それでも1年で120冊くらいしか読めないです。ビジネス書は毎月のようにでますから、巷に溢れ、自分の人生に影響を与えてくれるような良書に出会える可能性なんて低いものです。

そこで僕がオススメしたいビジネス書の読書法をご紹介します。これは良書に素早く出会うために僕が実践しているビジネス書ならではの読み方です。このルールを自分に課すだけで、自分のためにならない本をざっくりと、ふるいにかけることができます。

そして慣れてくると、驚くほど大量の本を皮膚感覚レベルで読むことができるようになります。

・「はじめに」を読む
・目次を熟読する
・目次で気になった部分だけ読む
・気になった部分が面白かったら次の章も読む
・眠くなったら別の章を読む
・3回眠くなったらその本はやめる
・次に読む本をストックしておく

基本的にこれだけです。ここで大切なのは本の内容を1~100まですべて読まない、ということです。本ってなんだかすべての内容を読まないとダメみたいな感覚ありませんか。

全文読まないとなんだか気持ち悪いし、もったいない、みたいな感覚があると思います。

本の著者をよほど崇拝しているのなら話は別ですが、そうじゃない場合は全部読まなくて良いです。ビジネス書の中で自分にとって重要なことなんて、だいたい1~2割くらいだったりします。

誰にでも本の購入動機ってあると思います。その本に惹かれた理由です。その本のタイトルや著者、他の人のレビューなど、その本に何らかの魅力があったから購入したんですよね。

ビジネス書を購入する理由って基本的には自己研鑽だと思ってます。

自分を高めたい、今の自分よりももっと上を目指したい、もっと違う視点から物事を考えてみたい、より良いアウトプットのためのインプット、そんな理由じゃないかなと思います。

なので、自己研鑽に必要そうな部分だけを抜粋して読むのです。自分が知りたい部分だけを。そしてそれ以外の部分はあっさりと捨てます。

はじめのうちはこの捨てる感覚が難しいかもしれません。ただ、慣れてくるとだんだん必要な部分だけをチョイスする勘所がつかめてきます。

「はじめに」を読む

ビジネス書には必ずこの「はじめに」があります。

この「はじめに」には、大抵の場合、著者の熱い思いが書いてあります。まずはその熱量を肌で感じましょう。その他「はじめに」には、その本の大まかな内容が章立てて書いてあることもあります。これを読むことでその本の内容をざっくりとですが、知ることができます。

著者の思いに共感し、本の内容をつかんだら、いよいよ目次を見ていきます。

目次を熟読する

まずはすべての目次に目を通します。

目次は飛ばしてさっさと本文の方へ行きがちですが、そこはぐっと我慢して目次をすべて読みます。目次には本の大雑把な内容が書かれています。まずはこの中から、自分が気になった、ピンときた、これは必要そう、面白そう、と感じる部分をピックアップします。

目次で気になった部分だけ読む

すべての目次を読み切ったら、次に気になった部分だけを読み始めます。

kindleなどの電子書籍は目次からすぐにジャンプできるので、おすすめです。これからの時代、さくさく読書したいのなら、電子書籍を積極的に使うべきです。

気になった部分が面白かったら次の章も読む

気になった部分を読んでみて、どう感じたでしょうか。

読みながら、なるほど、と納得する部分、そうそう、と共感する部分、などあるかもしれません。

気になった部分が自分の想定したとおり面白ければ、その著者との相性が良い、ということです。自分の感性や知的レベルに合うという理解です。自分が面白いと感じていれば、そのまま次も読み進めます。うーん、いまいちだなと感じたら、また目次に戻って、次の気になる部分に飛びます。

眠くなったら別の章を読む

本を読んでいくうちに、眠くなるときがあります。

寝不足や疲れなど、その日の体調的な部分もあるかもしれませんが、多くの場合、眠くなるのは「本が自分に響かない」からです。

面白くて寝なきゃと思いつつ、先がどんどん知りたくて、結局朝になってしまった、なんて経験はありませんか。僕はあります。

自分に響く本、というものは、読みながらむしろ興奮すら覚えるものです。興奮すると人間の体の仕組み上、眠くなくなります。

著者の主張がよくわからない、内容に共感できない場合には、読んでいてつまらなくなります。そうなると人は眠くなります。人間、嫌なことを続けようとすると眠くなるものです。そこで眠たくなったら、それまで読んでいた部分はサクッと捨てて、また別の気になる部分に飛んで読み出します。

3回眠くなったらその本はやめる

1回眠くなるのは本当に体調的なものもあるかもしれませんが、3回連続して眠くなったらそれはその本とは縁がなかった、ということです。

本と縁がなかったといっても、多くの場合、著者が悪いわけではないです。ほとんどの場合、眠くなるのは、今の自分よりも知的レベルの高い本を読んでいるときです。

嫌な本を何日もかけて頑張って読んで、とりあえず読み終えた~、という達成感を得たとしても、人生はなにも好転しません。

本を読む目的はあくまでも自己研鑽です。自分を高めるために読むのです。読み終えることがノルマになってしまうと何のための読書かわからなくなります。

本との出会いは人との出会いに似ています。

読んでいて意味がわからない本、理解できない本はどうしても一定数あります。本当に意味がわからない本かもしれないし、もしかしたら出会いのタイミングが早すぎただけなのかもしれません。

今は理解できなくても、成長した未来の自分なら理解できるときがくるかもしれません。いま意味がわからない本は、自分がもう少し成長してから再会しても遅くはないのです。

次に読む本をストックしておく

これは単純に時間を無駄に使わないための戦略です。

本を読んでいないときに、次に読みたい本の候補を作っておきます。kindleなら次に読みたい本を前もって購入しておけば良いですし、kindle Unlimitedなら常時10冊までストックしておけます。

読み終わってから次に何読もうかな?などと悩む時間が無駄なので、常に数冊はストックしておくと良いです。

その他

ビジネス書は基本高いです。まともに買ったら普通に1000円以上しますよね。

大量に読もうと決めたなら、月額980円のkindle Unlimitedに入ったり、kindleの日替わりセールなんかを覗いてみると良いです。意外と500円くらいで購入できたりします。

kindle Unlimitedは初回のみ30日無料ですし、プライム会員向けに3ヶ月で299円なんてキャンペーンも高頻度でやっているので、気になる人はいちど覗いてみると良いです。(僕もキャンペーン期間中に3ヶ月299円で入りました)

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