見出し画像

イーシャンテンの形を覚えると、初心者は強くなれる

 こんにちは。麻雀大好きな一般人、サトウです。
 今回は麻雀初心者が自分の手のテンパイに気付けない理由について、最近感じたことがあったので記事を書くことにしました。

 麻雀初心者の方の中には、テンパイしてから数巡後にそれに気付いたり、ゲームのリーチボタンやアシスト機能で初めて気付くということがしばしばあると思います。
 何故こういったことが起きるのか。これはおそらく、テンパイの一つ前の段階での問題であると思われます。


イーシャンテン時の受け入れの牌を理解しよう


 初心者がテンパイに気付けない時、大抵はイーシャンテン時の受け入れ牌を正確に理解できていません。
 しかし、イーシャンテンの形にはパターンがあり、その形を覚えてしまえば、どんな牌姿でもすぐに受け入れ牌が分かるようになります。

 例えば、両面が二つに3枚切れの字牌1枚が浮いているイーシャンテンなら、初心者でもすぐに受け入れ牌が分かります。二つの両面の4種16枚が受け入れ牌です。

36p58s のイーシャンテンとすぐに分かる。

 ただ、問題はこういうイーシャンテンの時です↓

Mリーグ23-24シリーズ 24年2月8日第2試合、南1局1本場より引用。小林選手がイーシャンテン。2345s 23456p の9種29枚が受け入れ。 
上と同じ局、黒沢選手の手牌。こちらもイーシャンテン。
4mとピンズ全種の10種29枚が受け入れ。

 初心者が分かりにくいイーシャンテンは、大抵「ヘッドレスイーシャンテン」「くっつきイーシャンテン」です。画像で言えば小林選手の手が「ヘッドレスイーシャンテン」。黒沢選手の手が「くっつきイーシャンテン」です。

「ヘッドレスイーシャンテン」とは、手牌のうち3面子0雀頭(=9枚)が完成していて、残り4枚で1面子か1雀頭を作ればテンパイする形です。(麻雀は4面子1雀頭がアガリの形)

「くっつきイーシャンテン」とは、手牌のうち3面子1雀頭(=11枚)が完成していて、残り2枚がターツか対子(面子候補)になればテンパイする形です。

 初心者はこの2種類のイーシャンテンの形を理解できていないことが圧倒的に多いのだと思われます。次の項目ではこれらの性質をより深く解説します。

ヘッドレスイーシャンテンについて


局と巡目は適当です。北を切るとヘッドレスイーシャンテン。

「ヘッドレスイーシャンテン」とはヘッドレス=雀頭がないイーシャンテンのことで、3面子が完成しているものの、残りの4枚で雀頭がない形です。
 上の画像で言えば、678m 777m 345p と3面子ができていて、45p 34s が余っています。
 麻雀は4面子1雀頭を作るゲームなので、この4枚で1面子か1雀頭のどちらかが完成すればテンパイです。(=テンパイ時は4面子0雀頭、あるいは3面子1雀頭・1面子候補となる)

つまり、45pが雀頭になる45p引き、面子になる36p引き
あるいは34sが雀頭になる34s引き、面子になる25s引き
おまけで2pを引いても234でメンツが完成し、5pが雀頭になるので
これらを合わせた23456p3456sが受け入れ牌になります。

ヘッドレスイーシャンテンは基本的に未完成ターツの構成牌そのものと、その一つ隣までの牌を引くとテンパイします。

67m、23sが未完成なら、5678m、1234sといった感じです。
いかがでしょうか。少し分かりやすくなりましたか。


くっつきイーシャンテンについて


局と巡目は適当。北を切るとくっつきイーシャンテン

「くっつきイーシャンテン」とは、任意の牌にくっつくとテンパイするイーシャンテンのことです。「くっつく」とはある牌の二つ隣までの牌を引いて、対子あるいはターツができることを言う麻雀用語です。

例えば、「赤5pにくっつく」とは、赤5pの二つ隣までの牌34567pを引くことを言います。
孤立牌がターツや対子になったら、そこが面子候補となり、そのままその面子候補がテンパイ時の待ちになるというわけです。

上の画像で言えば、345m、44m、234p、678p が完成していて、4pと7pが孤立して余っています。つまり、4pと7pのくっつきイーシャンテンと言えます。
4pの二つ隣までの牌は23456p、7pの二つ隣までの牌は56789p
おまけで1pを引くと4pと4mのシャンポン、4mを引くと2344pの亜リャンメンが残るので、待ちは123456789p 4mとなります。


それぞれのイーシャンテンの特徴


ヘッドレスイーシャンテンは、純粋リャンメン二つのイーシャンテン時、最終形がリャンメンになる確率は約43%です(関連牌が全て見えていない場合)。逆に言えば、約57%の確率で単騎待ちになってしまいます。

43%でリャンメン、57%で単騎になるヘッドレスイーシャンテン

ですが、手牌に暗刻がある場合、100%リャンメンに受けられます。

14s、69sを引いた時に3mを切れば、引かなかったほうのリャンメン待ちになる

23s、78sが重なればそちらが雀頭になり、リャンメンを先に引けば暗刻を雀頭にする2段構えです。
こういう手牌で安全牌の北を抱えると、受け入れ枚数が激減してかなり損してしまいます。必ず北を切って暗刻を維持しましょう。
巷では「アンコヘッドレス」とも呼ばれています。強い形なので初心者にはぜひ覚えて頂きたいです。

くっつきイーシャンテンはイーシャンテンの中でもとにかく待ち牌の数が多いイーシャンテンです。

3p 3s のくっつきイーシャンテン。くっついた方が待ちになる

くっつきイーシャンテンは孤立牌の二つ隣までが受け入れですので、上の画像の場合、12345p12345sが受け入れ牌になります。10種40枚中2枚自分で持ってるので10種38枚がテンパイになります。
ちなみに先ほどのリャンメン×2のヘッドレスイーシャンテンは8種28枚なので10枚も多い計算です。

とにかく最速でテンパイしてリーチしたいならくっつきイーシャンテンを狙っていくのも一つの手です。しかし、くっつきイーシャンテンには弱点もあります。
弱点は愚形率です。上の画像では24p、24s以外のツモは愚形なので、約83%で愚形になります。
最近は愚形でも打点があれば先制立直が優位と言われています。しかし愚形リーのみは避けた方がいいというのが最近の一般論です。
上の画像のように他に役があれば良いですが、役なしドラなしくっつきイーシャンテンはそれほど強くないと考えられます。

また、くっつきイーシャンテンは、くっつく候補の牌が他の完成している部分に近いほど愚形率が下がります

4p 7pのくっつきイーシャンテン

上の画像では4pも7pも他の完成メンツのそばにあるため、35689pツモは良形になります。(4pツモも変則三面張で悪くはない)

10種29枚中、5種17枚で良形(切れてる牌を除く)で、愚形率41%と、完全孤立牌2枚のくっつき(約82%)の半分ほどになり、かなり差があるのが分かります。

イーシャンテンの形を覚えてたくさんリーチしよう


ヘッドレスイーシャンテンも、くっつきイーシャンテンも、形さえ覚えてしまえば気付くことはそれほど難しくありません。

初心者はまず強いイーシャンテンの形(ヘッドレスとくっつき)を覚えて、その形に取れそうな時は取るようにすることで、受け入れの広い手格好に構え、テンパイ確率を上げることができるのではないかと思います。

そして初心者はテンパイしたら即リーチ。これだけで今よりもっと勝てるようになるはずです。

リーチ後は選択が発生しないため、初心者も上級者と同じです。その後のミスがゼロになります。
対して、リーチせずに初心者が毎巡正確な打牌ができる可能性は低いです。ダマで選択を続ければ続けるほどミスが重なり、上級者との差が開いていきます。

リーチは天才を凡夫に変える、と言いますが、リーチをかけるべき場面でのリーチは初心者を上級者に変えます。

初心者の皆さんはぜひ、今日からイーシャンテンの形について意識しながら麻雀を打ってみてください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?