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仕事の考え方

私は塗装の仕事に関わって20年以上経ちます。

大手の塗装会社から個人の一人親方まで様々な塗装工事に関わり、商業施設や工場、学校やマンションなど沢山の現場を経験しました。

大きな現場では工期、予算、他業者との兼ね合いなど様々な原因で不本意な工事になる事も多々あります。

下請けで仕事をする場合では、建物の施主の間に元請業者がいますので、元請業者の指示された塗料、工期、予算に合わせた工事になります。

余裕のある予算、工期であれば問題無いですが、ほとんどの場合は両方ともタイトなスケジュールなので、出来る範囲の工事内容となり、仕上がりも耐用年数も問題となる事になります。

いわゆる手抜きと言われる工事にはこのような事情もありますので、一概に悪徳業者と決めつけられない側面もあります。

意図的に手を抜き、工事費用を減らした差額で利益を取る場合は論外ですが、工事費用も工期も少なく、その中で出来る限りの工事をしても及ばない場合もあります。

価格に見合った工事、相場より安く工事をしてもらいたい場合は、直接施工している業者にお願いする事が重要になります。
しかし、見積りから打合せ、施工まで同じ人が関わる業者は案外少ないのが現状です。
自社施工を謳っていても、実際はほとんど下請け業者に任せている場合が多く、すべての金額を施工費に充てる事は出来ません。

私は、できるだけシンプルに分かりやすく、低予算でも高品質な工事を提供できるように考えた結果、一人の人間が提案から施工、経営まで行う事が一番良いのではないかと思い、現在の体制になっています。






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