佐藤悠祐

トランスジェンダーの介護福祉士🏳️‍🌈! NPO法人Startline. net 代表理事 …

佐藤悠祐

トランスジェンダーの介護福祉士🏳️‍🌈! NPO法人Startline. net 代表理事 / 訪問介護事業所SAISON 管理者&サ責 / LGBTQの介護問題の解決と環境整備のために活動しています。

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  • 介護のお話

    介護福祉士として生きてきた中で感じたことや印象深いことをつらつらと。

  • LGBTQのお話

    トランスジェンダーの僕が体験したことや見ている世界について。

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自己紹介

名前:佐藤悠祐 年齢:30歳(1991年生) 出身:東京都八王子市 Twitter:@saison_y 1、何をしている人なの? ◇本業は介護福祉士です。 東京都文京区にある彰栄保育福祉専門学校を卒業してから10年間介護現場で働いてきました。特養(目黒)→特養(世田谷)→訪問介護(八王子・多摩・狛江)で働き、サ高住やデイサービスでもアルバイトをしていました。 ◇櫻坂46のオタクです。 欅坂46時代からずっと好きです。推しメンは渡邉理佐さんです。 欅坂で一番好きな曲は『二人

    • いい社会で、生きたいじゃん。

      社会を変えるには何が必要か。 僕はよくそんなことを考えている。 1人では何もできないから、僕は会社を作った。 同じ方向を向いてくれるスタッフが、現場でいいケアを提供してくれているから、利用者さんが安心して生活できる基盤をつくれる。 安定して人が入れるようになったら、次の要望を叶えやすくなるし、役所の「時間数出しても人いないでしょ?」に抗うことができる。 「人揃ったやんし時間出さへん??」と。 社会を変えるには何が必要か。 僕は時に「痛み」と答えるだろう。 LGBTQや

      • 2023年もオタクでした。

        こんにちは。ゆうすけです。 2023年は僕が生きてきた32年間の中でベスト5に入るくらいには濃い一年でした。 嬉しかったこととしては、推し活が非常に捗ったこと、 辛かったこととしては、3P、1NS案件に出会ってしまったことです。 今年の推し活のメインは【早見沙織さん】でした。 1月2日のbefore done(ライブ)から始まり、 リスアニライブ、オンラインでのバスラ視聴、ツアー全通、オケコンと 早見さんの歌声、パフォーマンスを全身で存分に浴びることができました。 その日

        • 2023.12/12

          こんにちは。悠祐です。 諸事情によりSNSなどの発信を控えておりました。 その諸事情につきましては、友達だけ知っててくれればいいので広くは言いませんが トランスヘイトって怖いな、ということを再確認した数ヶ月でした。 今日からまたいろいろなことを発信していきたいと思います! 佐藤は割と元気です(^^)

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          2本

        記事

          コロナになりましてん。

          こんにちは。 今日は18時間寝ました。佐藤です。 新型コロナウイルス感染症になりまして、8月15日の昼から19日の夕方までほとんどの時間を自宅ベッド上で過ごす生活を送っておりました。 これを書いているのは19日の夜なんですけど、今もまだ万全!って感じはなく、鼻水と痰絡み、喉の痛みが残っています。 この期間、いろんなスケジュールをリスケしてもらったり、仕事を代わってもらったり、多方面にご迷惑をおかけしました。個々に謝罪と謝意はお伝えしています。 さて。 ちょっとした備忘録

          コロナになりましてん。

          眠れないので自分の中の「死にたさ」と向き合ってみる。

          眠れません。案の上。 こんにちは、佐藤です。 八王子の暑さと、容赦ないクーラーの寒さに加え SNSや世間のニュース、加えてちょっと会社のことで 「身も心も不安定な状態」で安定しております。 皆様はいかがお過ごしでしょうか。 この記事を書くことで、何が変わるとは思ってないのですが 「死にたみ」と共存している人間の心の中を開示することで 誰かの何かになればいいなと思いつつ自分勝手に書いていきたいと思います。 僕の中に「死にたみさん」が初めてやってきたのは高校生の頃。 そ

          眠れないので自分の中の「死にたさ」と向き合ってみる。

          或る男の三年

          2020年6月1日。 当初の予定より2ヶ月の遅れをもって、訪問介護事業所SAISONはオープンした。 信頼できる元仕事仲間に社員を、親友にアルバイト登録をお願いし、 事務員に信頼のおける高校の同級生を配置した。 布陣としては最強だった。 ポケモンなら初手でリザードンを選べるくらいの安心感がある。 ただ、管理者がポンコツだった。 いやこの男、想いはあれど素質がなかった。 男は介護職員として8年働いた。特養・訪問・デイサービス。 ブラック企業から超ホワイト企業まで、 ありと

          或る男の三年

          真正面からヘイトを浴びた記念記事

          久々に「真正面からヘイト」を浴びたので記念に書き記しておきたいと思う。 僕が入っている現場では、2人介助可のところもあるので、 同じ時間帯に別のヘルパーさんが入っていることがある。 そのヘルパーさんは生まれが海外の方で、 その国はあまりLGBTQに寛容ではない。 だから、そういう考えをもってしまうのは仕方がないことだと思う。 「この前LGBTに関する映画を友達に誘われて見に行った。」 と話し始めたので、あの映画の話かな??思ってたら 「私には理解できない。気持ち悪い

          真正面からヘイトを浴びた記念記事

          自分は差別していると認めたくない人の言い訳に。

          「同性婚を認めたら社会が変わってしまう。」「隣に住んでいるのも嫌。」 その言葉を聞いて真っ先に思い浮かんだのは数年前に自死の道を選んだ仲間と、同性パートナーとの婚姻を待ち望みながら闘病の末に亡くなった人たちの顔だった。 「結婚」というシステムを同性同士でも使用できるようにする というたったそれだけのことを、親の仇の如く忌み嫌われる意味が僕にはよく分からなくて、 Twitterで得意のエゴサーチしてみた。 そうしたら一番に「犯罪が増える」というワードが目に飛び込んできた。

          自分は差別していると認めたくない人の言い訳に。

          僕が介護福祉士になった日のことを話そうと思う。

          「膀胱癌だったって。」 なんとなく予想はしていた。だからあんなに病院の受診をお願いしたのだから。 専門学校を卒業して数年経った2014年。 自分の性別に折り合いがつかず精神的に一番疲弊していた時代だったとおもうが、それでも僕は介護の現場に立っていた。 奨学金の返済免除を受けるためになんとしても5年間は介護現場にしがみついていただけで。 だから、僕自身そんなに介護に思い入れもなかったし、働く場所にこだわりもなかった。 ただなんとなく「看取りやってるところ」を選ぶようにしてい

          僕が介護福祉士になった日のことを話そうと思う。

          障害者の命の選別。

          暗いタイトルから始まってすみません。悠祐です。 介護事業所を立ち上げてから2年半が経ちまして、正直感じているのは 命の選別はもう始まっているなということです。 というのも、最近新規依頼がくるのはほとんど「重度訪問3時間」「重度訪問2時間」という枠ばかりで、 簡単にいうと「儲けが少ない仕事」です。 そして「なんでその枠空いたんですか?」と聞くと「前に入っていた事業所が急に全枠抜けてしまって」 という衝撃解答。全枠って…。 結果、人がいなくてトイレにも行けない風呂も入れない家

          障害者の命の選別。

          2023年の生き方

          明けましておめでとうございます。 本年もどうぞよろしくお願いします。 2023年の目標を書いておき、2023年の大晦日に答え合わせをしてみようと思います。頑張るぞ。 検定試験を受ける 今、受けたいと思っている検定試験がありまして、 それは介護の仕事には微塵も掠らない検定なのですが勉強をすれば、今好きなものをより多角的に見ることができるようになると思うので受けたいですね。というか学びたいのでせっかくなら。という感じです。 20kg、健康的に痩せる 一昨年ダイエットして

          2023年の生き方

          2022年 寄稿記事たち

          日総研(2022年3・4月号) 【介護を受けるLGBTQ当事者の個別ケアを考える】 月刊福祉(2022年3月号) 【ジェンダーの今と福祉にできること】 日経ヘルスケア(2022年7月号) 【医療・介護の労務総点検】 看護技術(2022年9月号) 【在宅ケアを受けるLGBTQ当事者がスタッフに望むこと】 とてもいい経験になりました!LGBTQの介護福祉のことをもっと広く知られてほしいと思うので、これからも頑張ります!

          2022年 寄稿記事たち

          「温故知新」を見せてくれた渡邉理佐さんの卒業コンサート。

          2022年5月22日。これまで生きてきた中で一番美しい瞬間に立ち会うことが出来ました。 こんばんわ、佐藤です。 国立競技場代々木第一体育館にて行われた「渡邉理佐卒業コンサート」に行ってまいりました。 2022年1月、オフィシャルブログに綴られた思いを読んだ時から、この日が来ることは覚悟していたのに 所詮僕の覚悟なんざ脆いものでして、いざ当日になると途端に寂しくなって「今日が終わってほしくないな」と毎秒考えてしまうほどでした。 ライブが始まると、セットリストや途中で流れるV

          「温故知新」を見せてくれた渡邉理佐さんの卒業コンサート。

          秋元真夏さんの炎上を見た、いち当事者の気持ち。

          クィアベイティングという言葉を、昨日初めて知った。性的マイノリティに関する活動をしていたら知っておくべき言葉なのかもしれないけれど、最近はもっぱら介護しかしていないので、そういうインプットができていない。 この言葉を知ったのは、乃木坂46の秋元真夏さんが、Instagramに元メンバーの生田さんと式を挙げたと写真を載せ、ハッシュタグでエイプリルフールだと書いたことで、僕のTLは大炎上していたからだ。 結婚できない同性カップルへの配慮がない。想像力がない。異性愛者という立場で

          秋元真夏さんの炎上を見た、いち当事者の気持ち。

          女性障害者の性介護。相手がいるということ。

          「相談に乗ってほしいのですが、少しセクシャルな話になってしまうんですが、大丈夫ですか?」 うちの法人は大体みんなセクシュアリティについての相談だし、中には性交渉に関する相談もくるので、特に深く考えることもなく「いいですよ!」と返信した。 すると、次のメールは一文だけ。しかも「セックスしてくれる人を探していまして。」と。 お?思ってたのと違うぞ?と混乱したのも束の間、次のメールは「すみません、途中で送ってしまいました。」と。 その後のやり取りで知れたのは、彼女は先天性の

          女性障害者の性介護。相手がいるということ。