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誕生日プレゼントの正解を発見しました

「来週、うちの誕生日やからよろしく!」 この言葉をかけられたらどうしようか。 みんなあらゆることに対してテンプレを持ってる。 英語の勉強はまず単語から、とか。 学校行く時はいつもこの道から、とか。 こと誕生日プレゼントにおいてテンプレを持ってる人はいるだろうか。 小中学生ならとりあえずビレッジヴァンガードという発想になるかもしれない。 けど、「相手に喜んでもらいたい!」とか「その場で喜ばれるだけじゃなくて普段使いして欲しい!」とか渡す側にもいろんな欲があるはずだ。

今回は、僕が発見した誕生日プレゼントの正解をいくつか教えていこうと思う。
安価で、喜んでもらえて、自分も嬉しくなるという幸せいっぱいのものを用意した。
ぜひ最後まで読んで欲しい!


① 本来安いものの高級品

安価かつ、誕生日プレゼントとしての高得点を狙うならこれが一番!!

まず、嬉しい誕生日プレゼントの特徴の不文律として、
「自分では買おうと思わないけど、もらったら嬉しいもの」
というのがある。自分が本当に欲しいものは自分で選んで買いたいからだ。
本来安いものの高級品というのはこの特徴にピッタリではなかろうか。

例えば、世の中には800円の消しゴムがある。
これをプレゼントした時のことを考えて欲しい。
「僕のプレゼントは〜〜〜  消しゴムで〜〜す!!」
「ん?消しゴム?はぁ? ありがとう?」
最初はこんな態度を取られるだろう。
だが、
「これ800円するやつやねん。」
のパンチラインを飛ばしたらもう一発よ。
「これを使ったら消しゴムを使うという他の人からしたら何でもない瞬間が色付くでしょう」とくどい一言もそえてみてもくどい感じには映らないじゃないだろうか。

それにこれだと、絶対に大事にしてくれる。
誕生日プレゼントというのは大概受け取る人と打ち合わせなしに決まるため、その後使いつづける人は少ない。
だが、消しゴムだとどうだろう。
100円の消しゴムを持ってる人も800円の消しゴムを使いたくなるだろう。
使わないにしても高級だからという理由で大事にはしてくれると考えている。

そして会話も弾むはずだ。この誕生日プレゼントを渡した時に場が盛り上がってなら、その盛り上がりがそれをプレゼントされた人の教室全部で同じ盛り上がりを見せるだろう。

ここまで読んで、
消しゴム一個だとプレゼントとしてボリュームがちょっとね..」
という人もいらっしゃるだろう。
消しゴム一個だと迫力がない。」

誕生日プレゼントを指でつまんで渡せちゃうのはあまりにばかばかしい

誕生日プレゼントを笑顔で渡すならやっぱり両手を添えて渡したい
こういった意見が上がるだろう。
だが、こういった高級消しゴムを売る会社は大概セット売りしてることが多く、10個入りで3000円とかだったりする。
これならチョコレート箱くらいのサイズにはなるので、あなたの両手を添えることができる。

そして、本来安いものの高級品は、消しゴムだけに存在してるわけではない。
「1個200円の箱ティッシュ」
「700円の卵かけご飯」
など色々ある。あなたの身の回りにあるもので
「これの最上級は何なんやろうなと考えてみて、調べてみると面白い発見があるやもしれない。

② 絶対に使うもの

”人にプレゼントをあげることは、自身を幸せにする最上の手段である”

有名な哲学者が言ってくれてたらこういう時にバシッと決めれたのに…
自分で書きました。

プレゼントは渡す側が一番いい気持ちになれると僕は思うわけです。
そしてずっと使ってくれてるのを見るというのはその気持ちよさをもっと深いものにしてくれるとも感じるわけですな。

だから絶対に使うものを選ぶべき!

プレゼントに人生ゲームをもらっても人生ゲームをするには2時間ほど確保する必要があるし、他にプレイヤーがいないと意味がない。

するとどうだろう・・・

使ってもらえない。

使ってもらえなければ渡し甲斐がない。

来年は渡す気が失せる。

もらった方も使ってないことの罪悪感で避けるようになる

疎遠になる

「何てこった! 私は喜んで欲しかっただけなのに!!」

このような負の”風が吹けば桶屋が儲かる”は見てられない。

それくらい誕生日プレゼントというのは友情にとって危険なのだ。
「去年渡してたのに…」とか
「今年俺はわたしたのに…」などの現象が起こるのがいい証拠だ。

絶対に使うもの。
生活の通り道の中にあって人生を豊かにしてくれるものが嬉しいはずだ。

今の所、これに対しての黄金の回答は、シャワーヘッドだ。
価格という点を除けば、誕生日プレゼントとして生まれてきたといっても過言ではない「ミスター自分では買わんけど貰ったら嬉しいもの」だ。
(メスのシャワーヘッドがいたら大変申し訳ないが…)

僕はシャワーヘッド以外の解法をここでは提案しようと思う。
安価で絶対に使うもの、かつ渡した側も使ってるのを見れて快楽物質が脳にくるものがいい。
となると、スマートフォンのケースだ。
これは、自分の選んだやつがいいと思う人も多い代物だと思うが、そこさえ乗り切れば最高のプレゼントになる。なんせ、もらった側はスマホを見るたびにあなたを思い出してくれるのだから。
ただ、あなたのプレゼントがスマホケースオーディションに脱落してしまえば、前述した負の桶屋が儲かる現象が起こってしまう確率はかなり高いのが欠点ではある。そこはあなたのセンスの見せ所でもあるだろう。
あなたの友達はあなたのプレゼントに対して「キテクダサイ」をしてくれるのかがセンスにかかっているのも面白い点と言える。

番外編: 福山雅治がtwiceにパンツわたした話


上級編だが、少し前にミュージックステーションで福山雅治がtwiceとの共演時にパンツをプレゼントしてセクハラ疑惑で炎上したことがあったのはご存知だろうか。パンツも”絶対に使うもの”の一つだ
この話をしよう。

この記事を見た時に思ったのだが、福山雅治はとても頭がいい。
さっきの話でいくと、
「パンツはプレゼントしても履いているところを見ることができないから、自分のプレゼントを使ってるな、という確認ができないんじゃないか?」
こうなること必至だろう。

この場合、確認できないことを逆手にとっているのだ。
”確認できない、履いてるかどうかわからない”は”履いてるかもしれない”がずっと付きまとうのだ。
たとえtwiceが福山雅治からのパンツを届いた瞬間に捨てても福山雅治にそのことが伝わらない限りは、「もしかしたら、ワールドツアーの時はいてるかも。」といくらでも考えることができるのだ。つまりこの場合、福山雅治はtwiceにパンツをプレゼントした時点で勝ちが確定しているのだ。

③手作りの何か

そもそもなんで高いものがプレゼントだと嬉しいのか。この原点に立ち返ろう。まぁ自分が元々欲しいものだからというのがまずあるかも知れないが、
ここではもう一つの点を指摘したい。それは手間だ。
お金を稼ぐには手間がかかる。お金がかかるものが嬉しいと思われるのは
私のためにこんな高いものを!」という感情があるからだと考える。
なら、手作りの何かでも高級品と同じ効果を発揮するのではないかと考えるわけだ。フェルトアートであなたの顔のぬいぐるみをプレゼントされたらどう思うだろう。
私のためにこんな手の込んだものを!」というリアクションになるだろう。
他人が自分のためにしてくれた負担というのはどう考えても嬉しい。それをお金で解釈したり、時間で解釈したりしてるだけなのだ。要はを感じれたらそれでおっけいという最後のトピックにふさわしい内容となっている。

僕は高校の時、友達のN君と本屋で「CPUの作り方」という本の前で
これすごくない?これ読んだだけでパソコン作れるってことなんかな?と話していた。
そしたら、N君が「もうすぐ誕生日って言ってたよな。プレゼントこれにしようか」と言ってきた。
僕は「あぁ、嬉しいね。これは。」と返事した。
だが、N君はその本の裏表紙を見て、4500円と書いてあったのを見て、
「まぁこれはやめとくわ」と
「ええこれがいいけどな」と返す。
こんな感じで、その日は帰った。
でも僕は学校で会うたびに「CPUの作り方楽しみにしてるわ」と言ってみた。
ただ、これはくどい感じではなく、冗談っぽい流れの中にきちんと消化されたものではあった。
そうして、僕の誕生日の1日前の日にN君が僕の教室まで来て正方形のメモ
一枚を渡してきて「誕生日おめでとう」と。

メモ帳を見ると、積み木に線をつけて簡易的に人を表現するような絵で小人が三人ほど描かれてある。タイトルには「CPUの作り方」と書いてあって、CPUを作る手順が描いてある。
①小人を用意します。
②制御、入力、演算、出力の機能に役割を分担します。
③完成。
このような感じで、②のところには各機能をどうやって小人が動かしてるかのイラストが描かれてある。演算のところでは、眼鏡をかけた小人が紙とペンを持って何か書いていたり、入力のところでは、パソコンんーキーボードの上に小人が乗っかっていたりしている。
そういったかんじの紙切れを一枚誕生日プレゼントとして渡してきたのだ。

とてもかわいいじゃないですか!!

僕はこの紙こそ無くしてしまったが、今までで一番嬉しい誕生日プレゼントとなった。やはり4500円は流石に嫌やったんやねというよりは、アイデアを振り絞って手間暇かけてくれたんだという喜びがすごかった。

手作りのものはオリジナルのものを出せればなおいいと感じるのでぜひ参考にしてみて欲しい!






















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