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郡司真子の思考を想像する



発端と事実確認

事の発端は「群馬県草津町の町長が女性町議と肉体関係を持った」とする電子書籍が出版された事から始まります。
女性町議は「町長にレイプされた」などの発言を行いました。
町長らが疑惑を払拭しようとしている中、フェミニスト(自称)や大学教授らが「告発を封じるな。」や「セカンドレイプの町、草津。」と発言しまし。
またマスコミも、町長がレイプした前提で報道をした。

令和四年十月三十一日、女性町議の主張を虚偽とした。
要するに草津町長の無罪が裁判によって証明された訳です。
詳細は他のニュースや記事を読んで貰えればと思います。

では事実を書いていきましょう。
・裁判によって、女性町議の「町長にレイプされた」旨の証言は虚偽とされた。
・裁判によって、町長の無罪(レイプ等をしていない)が証明された。

この事実が公表されたものの、草津町を「セカンドレイプの町」などと言い、罵倒したり名誉を毀損したであろうフェミニストを名乗る人物は謝罪を行なっていません。
多くのマスコミも謝罪や女性町議…「新井氏の証言が虚偽だった事実」と大きく報道していない。

町長は取材に対し「唯一共産党の機関紙『しんぶん赤旗』の編集幹部は草津町に来て、私に『間違った記事を出してしまった』と謝罪し、その後、訂正記事を出した。」と発言した。
個人的には赤旗が謝罪し、訂正記事を出した事に驚きを隠せない。

とにもかくにも裁判で町長は無罪、女性町議こと新井祥子元町議の有罪と証言が虚偽だった事が公式に事実として認定されました。
これを前提に郡司真子の主張を読んでみましょう。

郡司真子の主張

まずはツイート…ポストを引用します。。
もしかしたら消える事もあるかもしれませんが…その時はその時です。
まずはポストを読んでみましょう。

郡司真子氏の主張を簡潔にまとめると

・新井氏の問題は調査中で確定していない。
・共産党やスプリングの行動は性暴力二次加害。
・フェミニストに謝罪を迫る行為は、女性蔑視。
・赤旗やスプリングの行動(謝罪)は、裁判の仕組みをすっ飛ばしていて、すべての性被害者への二次加害にあたる。

私としては最初この投稿を読んだ時「こいつは何を言ってるんだ?」と思った。
しかし一応、論理的な考えを基に発言している…箇所もある。
郡司真子の気持ちを想像しなければ、意味不明な文章になってしまうのだ。

新井氏の問題は調査中で確定していない

私は「裁判で新井元町議が有罪となった、証言が虚偽だとされた。」事を事実として捉えている。その為「調査中で確定していない。」という郡司氏の証言が間違っているように感じる。
しかし郡司氏の主張も一理ある。
前橋地裁は新井氏を有罪とした訳だが、地方裁判所の決定に不満がある場合は高等裁判所に控訴する事が出来る。
そして高裁の判決にも不服な場合は、最高裁判所に上告する事が出来ます。
最高裁で今まで有罪だった者が無罪となるケーズもあります。

「最高裁で判決がされていない。」から「新井氏は無罪である可能性がある。」だから「確定していない。」と郡司氏は発言した。
実に論理的な思考、それに基づく発言と捉える事が出来るかもしれませんが、論理的では無い…少なくとも中立的では無いとも判断出来るのです。

最高裁で確定していないのは草津町長も同じ

郡司氏の主張は「最高裁で『新井氏の証言が虚偽』と判決された訳じゃないから、新井氏の問題は確定していない調査中の事案であり、にも関わらず謝罪した団体はおかしい。」と言い換える事が出来るでしょう。
たしかに論理的ではありますが、「確定していない」のは草津町長も同じです。

「草津町長が新井氏に性被害をでっち上げられた」可能性も同じくらいあるのです。
両者共に最高裁で確定していません。
両者は同程度、有罪あるいは無罪である可能性を秘めています。
であるならば片方だけ(新井氏)を擁護するような発言は論理的ではありません。論理的だったとしても中立的では無いでしょう。

少なくとも「郡司氏の発言は中立性に欠けている。」のは疑いようの無い事実なのです。

性暴力二次被害

郡司氏は「共産党やスプリングの行動は性暴力二次加害。」と主張しています。

細かく言語化するならば、「新井氏の事案は最高裁で確定されていないので、新井氏の告発を虚偽として報道、あるいは謝罪を行なった者は、性暴力二次被害の加害者だ。」といった所でしょうか?
しかしこの論理は、ある決定的な問題を抱えています。
それは新井氏の証言(町長にレイプされた旨)が「事実」で無ければ成立しないという点です。

新井氏の証言が事実であれば、告発を揉み消したり…その他諸々の行動が「性暴力の二次被害」と主張しても良いでしょう。
しかし地裁で新井氏の証言は虚偽とされています。

地裁の判決を根拠に私は、「新井氏の証言は事実では無いので、赤旗等の行動は性暴力二次被害では無い。」と考えています。

郡司氏の「最高裁の決定を重視する、それまでは未確定。」という論理を採用しても、最高裁まで行ってない現状、新井氏の証言は「事実」とは断言出来ません。
あくまで主張に過ぎず、事実では無い可能性もあります。

そんな不確かな根拠を基に「性暴力二次被害」と発言するのは、時期尚早であり、場合によっては名誉毀損にもなるでしょう。

フェミニストに謝罪を迫る行為は女性蔑視か?

私は「女性蔑視では無い」と思っています。
なぜなら「謝罪を迫る行為」が、「蔑視」的な行動では無いからです。

例えばあなたが中国人暴言を吐かれ、その中国人に謝罪を迫ったとしても「すべての中国人を蔑視している」とはならないでしょう。
問題を起こした人物に謝罪を迫っても、せいぜい蔑視の対象は問題を起こした本人であり、本人の性別や職業といった属性全体を蔑視する事は滅多に無い筈です。

もしかしたら郡司氏は怒り…蔑視の対象が広い方だからこそ、「フェミニストに謝罪を迫る行為は女性蔑視」と発言したのかもしれません。
こればかりは本人に聞かないと分かりませんが。

赤旗やスプリングの行動(謝罪)は、裁判の仕組みをすっ飛ばしていて、すべての性被害者への二次加害にあたる。

この発言も時期尚早でしょう。
既に書いた通り、新井氏の証言が事実か最高裁で確定していない以上、新井氏が虚偽の証言をした可能性も同じくらいあるからです。
証言が虚偽だった場合、そもそも「一次加害」が発生していないのだから「二次加害」が発生する訳がありません。

まとめ

・郡司真子氏は全く論理的では無い思考をしている…訳では無い可能性が高い。
・しかし中立性に欠け、自分にとって都合の悪い事実を無視した主張をしている。

資料的な


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