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2通りの私の人生に共通してあった課題。

『説明は速さで決まる』という著書を読んだ。
説明は速さで決まる とズバリと読む前から気持ちのいい題名で
とても読みやすかったです。

そして、この本を読んで一番印象的だったのが
P40の「自分は何ができるのか」「どうしてそれをやっているのか」などを
短く、わかりやすく説明する技術が、だれにでも求められる時代だと感じます。
という文章です。
本文のもあるとうり、職人のイメージは寡黙で余計な説明はしないで
自分の作ったものを見て判断してくれといった感じで書かれていましたが、
実際本当にそうだと思います。私の周りもそうだったし、私がそうでした。


今まで私は作品と一体一で制作をしてきました。
それはある意味自己中心的な考えで、自分勝手にできます。
それはそれでとても楽です。

ですが、大学3年のときに作品にデザインを取り入れようとした時に
その考えは、うまく行きませんでした。
それは、第3者のことを考えないで作ったからです。
その時かなりの壁が私の前に立ちはだかりました。

そこから、何を目的に作っているのか、わからなかったことがあります。
一時期すごい悩みました。

そして4年生の時に自分の作品に対する軸が固まってきた時に
ようやく少し解消されました。それは少しずつ自分のやっていることを
説明できるようになったからです。
この本を読んでハッとしました。

多分ですが、自分の作ったものを見て判断してくれという
職人や作家は、よほどモノがいいか、有名な人じゃないと今の時代には
活躍していけないと思います。

そして今、自分がやっていることは目的があって誰かが見ているものなんだと本当の意味で気づかされました。
こんなに、大事なことなんだと肌で感じています。
多分、作家の道を選んだ自分、そして今の自分どっちの自分にも
今の課題にはぶつかっていたと思います。

これからを生きていく自分にはこの課題が、いつか
本当の意味で解消しなといけないことだと思います。
この本を読んで改めて気づかされました。

少しだけ感謝をしています。

『説明は速さで決まる』を読んで。。

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