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踊る阿呆が世界を繋ぐ!七つの海を渡る寶船

 “アヤットサー!!!” 

正直、初めてそれを見たときはショックだった。
従来の「阿波踊り」の常識から完全にはみ出していた。
高らかに響く鐘の音、威勢のいい掛け声、どこまでもキレのある激しい踊り。回る。舞う。飛び跳ねる。

私と寶船は、一昨年の9月、トロントで開かれた着物のイベントで衝撃の出会いを果たした。

赤い法被をきて華麗に舞う阿波踊り集団のパフォーマンスを目撃し、トロントニアンも日本人も、誰も彼もが構わず圧倒されていた。

(↑トロントで開かれた着物のイベントWA!iWA!i Japanのイベントレポート中、寶船の皆さんと。)

そう、彼らは日本で唯一無二のプロ阿波踊り集団「寶船」。
国内外問わず、年間250回を超える公演をこなす。

企業のイベントから、結婚パーティ、街のお祭り、そしてときには
パリのJapan ExpoやTimes Squareの前でも。


―――—"阿波踊りの魅力は、言語・世代・文化の違いを問わず楽しめること"

そう語るのは、寶船連の創立者であり、連長を務める米澤渉さんだ。
3.11の翌日に決行されたハワイでの公演で、多くの人を勇気づけることができたという経験から、阿波踊りが秘めるその力を確信。
現在の、海外での活動へと繋がったという。

(↑米澤渉さんのインタビュー動画:
Toronoto.Tokyo  Directed by Takaomi Yoshida)


私自身も、バックパッカーひとり旅でカンボジアを訪れて、現地のトゥクトゥクドライバーのおっちゃんたちの飲み会に飛び入り参加したときに
「何か日本の踊りを披露してみてよ」と言われ、
阿波踊りを披露したところ大ウケして絆が深まったことあったなぁと思いだした。

たかが踊り、されど踊り。

「舞踏」で世界を変えるなんて、誰が夢を描いただろうか。
誰が信じただろうか。

それを本気で成し遂げようとする、
というか、本気で成し遂げるだろう人たちがいる。

彼らが目指す次なる冒険は、
アメリカ横断ツアーという壮大なプロジェクトだ。
「世界中を躍らせよう」というビジョンの元
3月20日から4月1日の13日間をかけて、約7000kmの行程を
メンバー一同がキャンピングカーに乗り、阿波踊りを披露しながら渡り歩くというのだ。

彼らが躍った軌跡には、何が残るのだろうと考えるとワクワクが止まらない。

日本の伝統舞踊が、国境を越えた理解を生み出し、文化で繋がり合う仲間を作るだろう。
「感動」や「楽しい」という思いがエネルギーとなり、多くの違いを乗り越えた固い結びつきができるだろう。
多種多様な人々の心が、アメリカの大地が、阿波踊りの力で震撼するに違いない。

そんな彼らの冒険に仲間となり参加してみたい!と感じる人は
ぜひ、ReadyForさんで実施されているクラウドファンディングに協力してほしいです。

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”文化で世界をひとつに繋ぐ” というのは
私が将来夢見ている目標のひとつです。

だからこそ、寶船さんにはこれからも果てしない冒険を続けてほしい。
七つの海を渡り歩く、希望を載せた宝船であり続けてほしい。

”踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃ損、損!”
そんな言葉が聞こえたら、みんななんだか
わけが分からず踊りたくなりますよね。
そこにはもう、可能性しか感じられません。

心から、応援しています!



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