小さな魂 消えた灯

「もうおねがい
ゆるして
ゆるしてください
おねがいします」

東京目黒区のアパートで、結愛さん(当時5歳)が虐待されて亡くなった事件。

この悲痛な「反省文」が報道され、
多くの人が胸を痛めました。

東京目黒区と聞いて、すごく身近な場所だということを知った私は
インターネット上に掲載されていた情報をかき集め
実際に、結愛さんが住んでいた場所に足を運んでみました。

<祈りに訪れる人々>

自宅の隣駅から、バスで20分くらい揺られた場所。
周りは、何の変哲もない住宅街。
そこにひっそりとたたずむマンションの一室。

涙をこらえるように、今にも雨が降り出しそうな曇り色の空の下
なんだか悲しそうな表情をしていました。

(場所が特定されにくそうな写真だけ。)


(そこであろうと思われる一室の車庫の前には、
祈りに訪れた人たちからの花束やお菓子が置かれています)

私が滞在していた30分くらいの間にも、
ぽつりぽつりと3~5組の人が訪れていました。

1人の男性にお話を伺ってみると
週刊誌やテレビの報道を見て、小平市から車で訪れたそう。

<光と闇を併せ持つ街>

東京って、なんだか変な街です。美しくて、ハイセンスで、いかにも
高所得層の人が住まうお宅と分かる家が並ぶ一方で

よく耳をそばたててみると
「しんどいよ」という声が聞こえてきそうな
最低限度の、質素な作りをした築年数のかなり経つ住宅も並んでいる。

光と影の、2つの顔を持っていることを改めて思いました。

街の隅に隠れている小さな叫び声に気付かないふりをして
もしくは忘れ去って
明るいテラス席と、照明のインテリアがあるカフェに出かけて
会社経営や、お受験や、昇進の話を花咲かせるのだろうなぁ。

と、その後行ったカフェで作業をしながら思いました。

<私たちには何ができるのだろうか>

私が、そのカフェに訪れた理由はこちら

「フォスター」
”日本で初めての里親家庭・ファミリーホーム・養子縁組家族の写真店展”が開かれているためです。


(普通の家族と同じくらい、もしくはそれ以上にあったか~い写真たちが並んでいましたよ)


「もう、だめかもしれない」「誰かにの力を借りたい」
どうしても理由があり、大切な子供を育てられなくなった時には
養子縁組、里親という選択肢もあるのですね。

カフェで息抜きしながらも
こうしたことに触れてみることも一つのアクションだと思います。


さらには、こんなキャンペーンも!
「change.org」による、ネット上で気軽にできる署名活動です。
署名だけなら誰でも、気軽にできるのでハードルがとっても低いですね。

(ちなみにこのchange.orgは慶應大学の休学費用を下げようという署名キャンペーンも成功させている団体です!めっちゃ感謝です・・・ほんとに助かりました!!)


<疑問と、行動>

私は実際に、現場に訪れてみて
「ゆあちゃんはあのベランダで寒い日に半ズボンで心細く過ごしていたのかなぁ」
「あったかく接してくれる人を、心から望んでいただろうなぁ」
と、事件がよりリアルな息遣いを持った事実として肌で感じました。
だからこそ、次に何ができるだろうと考えるきっかけになりました。

私自身には、こうしてnoteで
伝えることしかできませんが

怒りや、疑問や、辛さを感じた人はぜひ何か
この記事をきっかけに小さなアクションを起こしてみてくれたら嬉しいです。

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