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【パリでレギュラーの仕事獲得‼︎ ひとつずつ目標達成。】

2年前の2021年、
30歳で無謀にも海外チャレンジするのだから
この目標は達成したい、しなければ!
と密かに掲げていた目標いくつかあった。

そのうちの一つがパリで、ヨーロッパでレギュラーのお仕事を獲得することだった。

Off shot
Make up



私が今回いただいたお仕事は
printemps のEC撮影

渡仏2回目、3回目、4回目、と今回5回目の渡仏とリピートで呼んでもらえた。
現在はなくなってしまったが銀座にもあったプランタン。日本でいうと伊勢丹、MITUKOSHI 的な有名老舗百貨店だ。

扱っているお洋服は
Valentino、Etro、Bottega Veneta、Zadig &Voltaire、Versace 、Chloe、有名メゾンブランド。
Margiela、Off white、Alexander McQueen 、Alexander wang、HELMUT LANG デザイナーズブランド。
courreges、coperni、jacqumus、marine serre、Ganni、Calvin Klein etc...
今をときめく感度の高いトレンドブランドなど数多く取り揃えられている。

毎回撮影になるとお洋服が素敵すぎて、素敵すぎて、、ときめくし着ていてとにかく楽しい!!
こんな素敵なお洋服を着ることができて幸せすぎるって気持ち!!
すっごく可愛くて、素敵で今すぐお買い物したい!!と物欲が爆発するお仕事の一つ。笑

satomi ラック
並べられたお洋服たち
素敵なお靴たち


仕事の内容は30-50 LOOKくらいの
お洋服やコーディネートを着てオフィシャルのサイト用に撮影するE-commerceのお仕事。スタジオはパリの郊外で市内から1時間半くらいかかる大きな倉庫街。

9:00-18:00拘束で
休憩時間はランチの1時間半。
毎回私ともう1人モデルの子がいて交互に入れ替わって撮影。
途中でお菓子食べたり、コーヒー飲んだり
いつもアットホームで楽しい現場だ。

すごいなって思ったポイントは
よくあるEC撮影の現場なのだけど
ヘア、メイクさん、カメラマンさん、カメラアシスタントさん、スタイリストさん、スタイリングアシスタントさん、品番管理する方、データをすぐ横でサイジング調整する方とたくさんのスタッフさんが関わっていたこと。

WEB撮影て、LOOKBOOK撮影とは違って割と最低限の人数で行われることが多いから
人材豊富でしかも要領めちゃくちゃ良くて毎度感動する笑

そんなこんなで1日かけて
みんなで協力してわいわいしながら
素敵なお洋服着させてもらって、撮影進めていって。私はこのお仕事が好きだなーて感じる。

撮影する現場
たくさんある倉庫の中のひとつ


特定のクライアントさんがいることが私たちモデルにとってどれだけの安心材料になるか、、新人のうちはフレッシュだから、新鮮だから、目新しいからという理由で
タイミングや運や事務所としてのパッケージで使ってもらえることがあるけれど、
2回目、3回目と次のリピートに繋げることがなかなか難しく、今までも苦戦していたし、これからどれだけ自分が闘えるかそこが課題になるなと感じていた。


もし仮に一度クライアントに気にいっていただけたら、
まず冬の最高気温1度ですこぶる寒くて、雨晒しのなかで(そのあと必ず毎回風邪引く笑)
キャスティングに行く必要もないし。
(仕事の度にたくさんの時間をかけて重たい荷物を持っていく。費用もキャスティングに行くための交通費はもちろん実費なので、仕事を受注できなければ全て自己負担になる)

お互いに仕事の流れや雰囲気も大体分かっているから、行く前から余計な緊張をすることもなく気持ち的にも心に余裕と安心感がある。
そしてその時間を他のことに当てられて、友人とカフェしたり、行ったことない街や歩道を歩いてみたり、ここにしかないような素敵なショップを訪れてみたり、言語を勉強してみたり、有意義に時間を過ごすこともできる。

新しいキャスティングに呼んでいただけることはもちろん嬉しいし、大歓迎だが
ダイレクトにオファーしていただいて、指名してもらえるお仕事は大変有り難く、格別である。

そんな中、やっと、やっと!獲得できた仕事は兎に角ほんとうに嬉しい!

あなたの表現が素敵だったからまたマネージャーにお願いしたの!キュートでキャラクターがナイスだったからまた呼んだのよ!って会った時にストレートに伝えてくれるところがお互いにとっても、とてもハッピーで普通に頑張ることは大前提で当たり前なのだけど、さらに頑張っちゃおう!!素敵な仕上がりになるように全力を尽くそうって素直に思える。


私たちが日常で何かものを買うように、クライアントさんがモデルをセレクトすることは仕方がないことなんだけども。私たち一人一人が商品なんだよなって自覚はもちろんあって、でもモデルの前に私たちは1人の人間でキャスティングでTHANK  YOU(あなた要らない、必要ない)と言われているような毎日の中で現場で必要とされること、自分であることの必要性を求められていることがなによりも代え難い光栄で幸せなことだなあって思える。


今回とある誰もが知ってる有名メゾンのキャスティングで人種差別というか、理不尽な扱いをされてしまって心がすり減った経験をして余計にすごくそう思った。あれ?私たちも心を持っているし、あなたと同じ人間なんですけどそれ分かって接していますか??って気持ち。
わかるよ、朝から何百人も何千人も見てるって、キャスティングする側も大変だよね、疲れちゃうよね。でもね私たちも呼ばれてきてるんだから、そこはちゃんとしようよ。ちゃんと集中しようよ、モデルにもリスペクト持とうよ。あなたたちもプロなんだから。
てすごくそう思った。

show会場
EC OFFSHOT
EC OFFSHOT



どうしても周りと比べてしまったり、劣等感や自分に足りないものばかりに目を向けがちになってしまうのだけど、そうじゃない仕事やご縁があるからこそ仕事に対してやりがいや楽しさを感じるんだよね。この14年間で何度モデルを辞めようか、いつ卒業しようかってたくさんたくさん悩んだけれどこうゆう瞬間があるから続けてこられたし、またもう少し頑張ろう、もっと上のステージに登っていかないとって自分自身を奮い立たせることができた。

そしていつも思うことがこうやって続けていられるもの周りの環境やいつも応援してくれて支えてくれるマネージャーたちや、友人、家族がいるからこそ。たくさんの友人たちが助けてくれて、互いに助け合って。綺麗事ではなくて海外に来てから日本にいるよりもその想いは増していって。本当に感謝の気持ちを忘れずに決して驕らず、一歩一歩確実に前に進んでいきたいなと感じました。

まだまだ頑張らないといけないし
全然成し遂げられていないけれども。

ひとまず、6回目の渡仏で
素直に感じたことをなんとなくシェアしたい気持ちになりました。

また別のお仕事もシェアしていきますね。
最後まで読んでいただきありがとうございました!



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