盗人の寝言
いくら秘密にしていても、悪事は何かのはずみに人に知られるものだ、ということ。(日本)
寝言というと、
睡眠中に無意識に
口にする言葉だ。
私たちの潜在意識は、
意識が休んでいる間に
豆をこぼすようなものだ。
起きているときは
悪事を隠すことに
長けていても、
眠っている間に
自分でも気づかないうちに
真実を漏らしている
かもしれないというもの。
江戸時代の川柳集『排風柳多留』に
「掛人寝言にいふが本のこと」
という句がある。
「掛人(かけびと)」とは、
他人のもてなしを
貪る(むさぼる)人のことである。
つまり、
居眠りをしていても
本音が漏れてしまう
ということ。
起きているときは、
恥ずかしがったり、
遠慮したりして
本音を言えないのに、
寝言ではポロリと
漏らしてしまうということ。
寝言は「本音をさらけ出す」
という共通のテーマが存在しています。
類語
・思う事は寝言に言う
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