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【足もみ師さとみの徒然】こどもの自立。おとなの自立。みんながやりたいことをやれる世界が見てみたい。キーワードは個人の尊厳。


私は足もみ師だけれども、最近「こどもの発達」に興味がある。

足もみ師として活動中、小さい赤ちゃんがいて外出できないママさんの足もみをしに、ご自宅に出張足もみに伺う機会が何度もあった。

(※参考…過去のブログ記事「【徒然】赤ちゃんの、ママを求める気持ちに思うこと。」)

また、全国への足もみ出張や移動型座敷わらし生活の中で、お子様のいるおうちに滞在させていただいて、お子様たちと触れ合う機会が多くなった。

(※参考…過去のブログ記事「さとみ×こども×スイーツをめぐる協同関係。こどもの素直なコミュニケーションに考える。」)

そして最近では、《お子様がいて自由に自分をケアする時間のとれないママさんにも出来るだけゆったりと足もみを受けてもらいたい》という想いが形になって、こどもと遊ぶサーヴィスを提供している「天才べじーシッター」ことべじさんとコラボして、ママさんがお子様連れでも足もみをゆったり受けられるように、足もみイベントに《べじさんの託児サービス》を受けられる日を設けたり

一緒に遊んだり見守ったりしていると、

「この子のこの行動は、この子特有の性質なの?それとも幼児全般に見られるものなの?」

「こども達のこの発言や遊び方は、本能から来るもの?それとも大人の刷り込み?」

…と、いろんな疑問が湧いてくる。

そんな疑問の中で、さとみがふと気になったことが

こどもって同じ遊びや動作を繰り返すよなぁ。」ということ。

子どもは、自分が「たのしい!」「快感だ!」と感じたことを、何回も何回も繰り返す。

先日お世話になった川西市のおうちでは、2歳の男の子Iくんと、こんなやりとりがあった。

永遠と繰り返される「こーするでしょー、かっこいいでしょー」の遊び。かわいい♡かわいい♡でも、いつ終わるんだ(笑)。

べじさんの託児サービスを利用してくださったママさんのお子様Rくんも、サロンにいる猫ちゃんを追っかけたり、走り回ってはお布団にもぐる遊び、を延々飽きるまで繰り返していた。かわいい♡かわいい♡でも、いつ終わるんだ(笑)。

(※この時の様子は、べじさんのブログでも詳細レポートが書かれています。ご興味ある方はぜひ読んでみてね!)

私も昔、そうだったなぁと思いだしたりしたけれど、成長したさとちゃんは、それほど繰り返さない。美味しいものは何度も味わいたくなるし、遊園地で気に入ったアトラクションには何度もトライしたくなるけど、限度がある。

人っていつから「楽しいと思うことを何度も何度も味わいたい」と思わなくなくなるのかなぁ。

猫も犬も、大人になるとそれほど遊ばなくなるもんね。

知りたいじぇ。

とfacebookに呟いたら、お友達のママさん達から、色々な情報を頂いた。

その中で「モンテッソーリ教育」の「敏感期」という考え方があるということを教えて頂き、それがとても気になったので、入門書を読んでみた。

その敏感期という考え方とモンテッソーリ教育の基本的な姿勢が、私が漠然と感じていたことにフィットして、心が震えるような感動を覚えた。

それは、

こどもは(というか人間は)何事も自分でできるようになりたいんだ、ということ。

「これがやりたい!」と自分の自由意志で選んだことを、何度も何度も飽くまで繰り返して、集中して取り組んで、自力で出来るようになった喜びに満たされて、自信がついて、ひとりで立てるようになる。

動物の成長過程の中でも、ひとりでできるようになることが、その後の生存を分ける。

だから、こどもが自発的にやりたいことを自力でできるようになるのを、大人が見守るのは、とても大事なことなんだと思う。

それを抑圧したり、その機会を奪ったら、後々まで「ひとりじゃ何もできない自分」を引きずることになる。それはとても悲しいことだと思う。

モンテッソーリ教育の創始者、マリア・モンテッソーリは、こどもが繰り返し同じ動作をすることに注目し、観察する中で、「活動のサイクル」という生命の法則があることを発見し、ここに生命の尊厳を見出したそう。

今、個人の尊厳の抑圧がされそうな気配が世の中に満ちてきているけれど、そういう世界を望む人たちは、こどもの頃に、何らかの抑圧を受けて育ったんじゃないかな、だから、同じことを世界に対してするんじゃないかな、と思った。

誰かにコントロールされて、個人の尊厳を奪われて、やりたいことをやりたいように最後までやり抜くのを見守ってもらえなかったんじゃないかな。

だから、世界を信頼できないんじゃないかな。

とかなんとか、むにゃむにゃと考えた。


私も、自分を抑圧したり、犠牲にして生きていた時代が長かったけれど、

今は、前よりも私の尊厳を知っている。

世界を信頼しようと奮闘している。

自力で歩ける喜びを知っている。

私が私のままでいても、脅かされない安心な世界を知っている。

今までの人生や足もみで感じてきた命の尊厳と、こどもを見て感じたこと、こどもの発達について学び始めて知ったこと、そして私の心の底からの願いが、次第に繋がり、新たなかたちを帯び始めてきている。

命の尊厳。個人の尊厳。

自分でやりたいことを選び取るという自由意志が尊重され、見守ってもらえる世界。

そんな世界を、感じ続けていたいし、そんな世界を、こどもに見せたいなぁ。


大人がこどもにそんな世界を見せたいなら、大人がまず自由でいることが大切だ。

大人が自分を抑えたり犠牲になった状態でこどもだけ自由に…とか思っていたら、恐らく、こどもが大きくなる過程で歪みが生じる。「私はこんなに我慢してあんたを育てたんだ!」って反動が来ると思う。

だから、大人がまずやりたいことを自由にやること。その時間をちゃんと確保すること。自分の尊厳を自分で感じて守ってあげること。とてもとても大事なことだと思う。

今の一般的な「父と母とこども」という核家族の場合、親がこどものお世話をする時間に追われてしまって自分の時間を確保するのがなかなか難しい。特に現状では母親への負担が圧倒的に多く、精神的に追い詰められてしまうママさんがとても多いと聞くし、私も肌で感じることが多い。

「こどもが公園に行きたいと駄々をこねてるけど、私は公園なんかに行きたくない!自分の時間がほしい!」って心の中で叫んでいるママさん、多いんじゃないかな。

そんな時に、べじーシッター・べじさんのような「こどもと遊ぶの大好きなので、遊ばせてください!!!」っていう大人がいたら、ものすごく良いんじゃないだろうか。

こどもも、おとなも、自分のやりたいことができて、幸せになる。

この「親と子」+αのおとな という構図が、今後の何かを救う鍵になるんじゃないだろうか。

核家族とか血縁とかの垣根を笑顔で越えて、みんなでこどもを代わる代わる見守りながら、おとなもやりたいことをやる!

みんなが変に我慢せず、自分をすり減らさず、自分を大事にしながら、次世代のこどもの自由意志を見守り育てる世界。

すごく、良いんじゃないだろうか。


というわけで、

足もみ師さとみは、こどもと遊ぶ天才べじーシッター・べじさんとコラボして、「突撃!べじーシッターズ」を結成することにしました!

べじさんはどんなお子様でもしっかり関係を築いて遊ぶことができる。さとみは親御さんの足もみ・占星術のお話などもできるし、こどもの見守り(べじさんのアシスタント。足スタント。笑。)もできる。

依頼のあった場所へ赴いて、親御さんの子育ての負担が少しでも軽くなるお手伝いが出来たらいいなぁ。


そんな世界を夢見ていたら、気仙沼からオファーが!!

ということで、気仙沼での「突撃!べじーシッターズ」結成記念初仕事?の様子を、次回お伝えしようと思います。


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家を持たずに移動しながら足もみしています。移動型座敷わらし生活☆彡

【さとみの8月の移動スケジュール】

8/1-6 青森 

8/7-10 佐渡島

8/11~月末 江の島(足もみ予約受付予定!!詳細は後日。)

以降未定。

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さとみの過去の漫画ブログ「人生つれづれハラフワティ

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