大地震が起こる前に、これだけはしておけ!


1995年1月17日 5時46分。
阪神大震災の朝、震度7の真上にいて被災した人間として、ちょっとだけサジェスチョンしようと思います。

それは「大地震が起こる前に、どういう準備をしておけばいいのか」ということ。

経験者しか語れないことってあると思います。悔恨をこめてお伝えします。ボクが実際に体験した例からいくつかピックアップして「備え」について書いてみようと思います。

なお、東日本大震災(2011.3.11)は、地震被害も大きかったですが、基本的に「広域大水害」でした。
それに対して、阪神大震災は「都市型地震災害」です。

以下は、阪神大震災の体験をもとに書いた知見ですので、つまり「都市型地震災害に限った教訓」になります。ご注意ください。大水害や山岳部および郊外の地震災害などには当てはまらない場合もあります。

なるべくシンプルに、箇条書きにしていきます。
最低限これだけは、と実感したことを書いています。ご参考にしてください。


他にも「大地震が起こったら、すぐこれをしろ!」という体験的教訓と、「震度7の朝、妻は妊娠9ヶ月だった」という実体験ノンフィクションを書いています。もしよろしかったら是非読んでみてください。


●寝室に背の高い家具は置かない


今日、すぐにでも取りかかってください。
マジで大事なポイントです。

起きている時に揺れたなら、倒れてくる家具から身を守ることも可能でしょう。でも、寝ているときだと絶対に対処できません

ラグビーやってた大男のボクですら、ベッド上で1ミリも動けませんでした
1ミリもです。起きることすらムリ。ただただ手と足を踏ん張って飛ばされないようにしていただけ。そのくらい揺れました。

考えてもみてください。
一日の半分は夜であり、夜の半分は寝てるんです。
つまり、1/4の確率で、寝ているときに大地震がくる
んです。

寝室に背の高い家具、置いていませんか? 

え? タンスがあるって? 
そりゃ大変だ。二重三重に壁に固定してください。いやすぐに。
阪神大震災でこんなに死者が多かったのは、寝室の家具による圧死がかなり多かったのもあると言われているんです。

いいですか?
真っ暗で、1ミリも動けない中、タンスがすごい勢いで飛んでくるんです。倒れるんじゃなくて、飛んでくるんです。

タ、タンスの上にモノがたくさん置いてあるーー!?
いやまぁホント、想像してください。
まだ目が覚めないときの、「揺れの最初の一撃」で、そいつら飛んできます。無防備な頭とか目とか鼻とかに、その箱とか本とか古い電気製品とかがぶち当たるんですよ? マジやめて。

ちなみに、タンスを固定したとしても引き出しが抜けて飛んできます
引き出しが頭に直撃して大怪我した子供を知っています。大怪我で済んでホントによかった。要は寝室にタンスを置かないことが一番です。

え? 子どもの寝室にピアノがある!?
最悪すぎます。
あれ、300kgくらいありますよ。アップライトピアノだと、震度7で3秒で倒れるそうです。
今晩から子どもは他の部屋に寝かせてください。「絶対に」今晩から

※「耐震用ピアノ・インシュレーター」も売ってますが、大地震で有効かどうかは(ボクは使っていないので)保証できません。一応これとかこれとか、リンクだけしておきます。

うちでは寝室が狭いことが幸いしました。
ベッドを夫婦分2つ入れたら、もうあとは小さくて背の低いチェストしか入らなかったのです。だから他の部屋はグジャグジャでしたが、寝室だけは無傷でした。

もし背の高い家具があったらと思うと冷や汗モンです。臨月だった妻のお腹なんて一発だったでしょう。

そんなこと言ったってタンスを移動する場所がないって?
そうですよね・・・。
だいたいみんな、そんな広い家に住んでいないし、ぎりぎりまで家具詰め込みますからね・・・。

その場合、引き出しも含めて固定しまくるか(次項)、せめて「倒れてきても頭がつぶされないところ」に枕がくるようにレイアウトを工夫しましょう
仕方がないから下半身は捨てるのです。いやマジで。


・・・というか、これって、実は夜のリビングとかでも同じです。

電気つけて起きていたとしても、でっかく揺れた瞬間にプチって停電になります。
そして、真っ暗なリビングであなたや子どもは1ミリも動けない。
寝ているのと一緒ですね。
そこに家具が飛んでくる・・・。
あなたは? 子どもは?・・・

だから、寝室以外でも、家具を置くなら、固定しまくるしか方法がありません。


●家具の固定は基本中の基本


家具の固定、してますか?

「あぁ、わかってはいるんだけど、壁に穴あけたくないしなぁ」って? 

ええ、気持ちはよ~くわかります。でもそんなの震災を一度でも経験しちゃえば口が裂けても言わなくなりますよ。

だって、家具に押しつぶされて亡くなった方、山ほどいるんですから。 お子さんとか特に危険ですから。
最低限、押しつぶされたらヤバイやつだけでも固定しましょう。

壁にしっかり固定してください。
コツとしては「梁(はり)の部分に打ちつけること」。

壁を拳でコンコンっと叩いていくと空虚な音が急に詰まって聞こえる音に変わる部分があります。そこに梁が通っているので、そこに釘やネジを打って家具を固定します。
梁のところでないと、たったひと揺れで壁から抜けちゃいます。いやホント。

固定器具はいろいろ売っていますが「鎖もの」は避けてください。
震度7なら一発で切れちゃいます。

L字型の金具で家具自体を梁に固定しちゃうのが一番です。
前から見えにくい部分に打てば、インテリア的にもなんとか許せますよね?

家具のどこに打ちつけるのかも良く考えてください。
いい板のところに打ちたくない気持ちはわかりますが、合板のしょぼい板のところに打つと釘もネジも抜けやすいので注意です。

人間の力で抜けなくても震度7なら抜けるんです。
ホント、そのくらい揺れるんです。
旧式のでっかい箱形29型テレビ(男がようやく持ち上げられるかどうか、くらい重い)が、コンセント引きちぎって5メートルすっ飛ぶくらい揺れるんです。
経験しないと想像できないとは思うけど…。

家具に穴あけるのが嫌なら(一度大地震を体験するとそんなこという人いなくなりますが)、丈夫なナイロンバンドや金属ワイヤーを買ってきて、工夫して壁に固定してください(繰り返すけど、鎖ものは避けた方がいいと思います)。

これらバンド類は、打ちつけるのに向いていない家具、たとえば冷蔵庫を固定するにも有効です。

冷蔵庫の裏面上部に縛ることが出来る穴があいていますので(お持ちの冷蔵庫によるけど)、そこにバンドやワイヤーを通して結ぶ。それを壁の梁の部分に打ち付けて固定するのです。冷蔵庫には釘を打てませんので是非この方法で。

「つっかえ棒」みたいなタイプも出ていますね。これはあんまりオススメしません。

震度7くらいになると、家全体がひしゃげるように揺れますから、天井と壁との関係が直角ではなくなる瞬間があるのです。その瞬間が「つっかえ棒」を効かなくさせます。それにアレ、インテリア的になんですし。

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ここまで読んでも「とはいえ壁に穴あけるのはなぁ・・・まぁ後で考えよう」って先延ばししようとしたそこのアナタ!

防災って、先延ばししたら「まず確実にやりません」

すぐ固定しましょう。
とりあえず家具の場所を見に行くだけでもやりましょう。
そして、子どもや老人やアナタがその前にいるときに激烈な揺れが来て、家具がドンッと飛んでくる、と想像してみてください。

子どもや老人の場合、小さなケガでは済みません。

大丈夫、壁に穴開けちゃっても、あとで穴を埋める方法(→まとめサイト)はいろいろあります。

ほら、すぐ固定しましょう!


あ、それと、観音開きの棚の扉を固定するのも忘れずに

赤ん坊がいたずらしないように、というのを主目的に「扉ストッパー」が売っていますね(これとか)。
そういうのでもいいと思いますが、ちょっとインテリア的にどうも、という方も多いと思うので、「耐震ラッチ」みたいのを扉の内側に取り付けるのがいいかと思います(検索するといろいろ出てきます。たとえばこれとか)。

特にマンションのキッチンの上部によくある棚。
あそこに食器やグラスを置いていると100%落ちてきて割れまくります。


高い器に限って必ず割れる」というのは、震災を経験した人間の共通ジンクスです。

また、割れたガラスを踏んで怪我をした人の多かったこと!
足をざっくり切ると地震後に避難するのにも差し支えるので(水は出ないしドラッグストアの棚はすぐ空っぽになるし病院は野戦病院化しているし、大変ですよ)、是非固定してください。

ちなみに我が家は、震災後に東京に引っ越してきて、家具はひとつも買わず、すべて壁に作りつけにしました。そして、棚という棚の内側に耐震ラッチをつけています。


●貴重品は奥にしまわない


揺れって方向があるんです。
東西に揺れた場合、南北の壁に置いている家具は倒れにくい。
だけど結局は倒れますから、例えば「まず東西の壁の家具が倒れる → 次に南北が倒れる」という感じになります。

そうなった場合を想像してみてください。
家具が錯綜して行く手を阻むのです。複雑に重なり合うので、とてもじゃないけど部屋の奥には行けません。逆に言うと、部屋の奥にいた場合、出られません。

もうわかると思うけど、どうしても持ち出したい貴重品とかを、部屋の奥とか押入にしまわないように。

「なんとか取りに行くからいいよ」って? 
いやいや甘い。
家具を移動したりして奥に行けると思うかもしれないけど、複雑に重なり合ってる家具を動かすのってかなり大変です。いろいろ引っかかってホント動きません。

また、家やマンションがつぶれかけている場合は(あなたの家やマンションがそうならないとはまったく限りません)、余震が怖くて中に入る気になれないですよ。火事が近くまで迫っている場合もある。

だから、貴重品は、比較的家具が少ない手前の部屋か、「玄関の下駄箱」にしまいましょう。

圧倒的オススメは、玄関の下駄箱です。

家が半壊・全壊したと仮定しても、火事が迫っているとしても、下駄箱は外からアクセスしやすい。ここがポイントです。

しかも玄関は、概して「狭くて小さい箱型」なので丈夫です。
つぶれにくい。つまり、全壊してもつぶれずに残っている可能性があります(耐震型ドアをつけている場合は特に)。

え? 貴重品を玄関に置くなんて不用心って? 
んー、本当の貴重品は銀行にでも預けて、当座必要な貴重品を下駄箱の靴箱とかに隠しておくのはどうですか? とりあえず部屋の奥にしまっといて取り出せないよりイイでしょう?

あ、もし「緊急持ち出しグッズ」みたいなものを持っているならこれも玄関に。缶詰やミネラルウォーターなどの備蓄品も奥にはしまわないように。

だってせっかく備蓄していたのに取り出せないんじゃあまりに意味がない。
あと、次に書くけど「メガネ」もね。


●予備のメガネを下駄箱に


目がいい人には関係ないけど、コンタクトレンズの人も含めて、目が悪い人は必読です。

寝ている時間に地震が起こっても、すぐメガネがかけられるようにメガネの置き場所をよ~く考えて寝てください

いいですか。
「家具などが倒れてこない場所」で、かつ、「揺れで飛ばされない場所」に置きましょう。

なにしろ29インチのTVが5メートル飛ばされる揺れですからメガネなんかどっか行っちゃう危険があります(軽いものはあまり飛ばないという説もあるけど念のため)。

メガネをなくして苦労したという話は、神戸近辺ではゴロゴロしてます。

避難所にメガネ屋さんのワゴンが来たら、まわりは黒山の人だかりです。家つぶれた人はもちろん、つぶれてない人でも割れちゃったりなくしたりでスゴク苦労していました。メガネないと生活不便ですからねぇ。

そしてもうひとつ。
予備のメガネを下駄箱に放り込んでおきましょう。

これは意外と盲点だけど、とっても大事です。
少々ピントが合わない古いものでも、ないよりましです。ちゃんと丈夫なメガネケースに入れて玄関の下駄箱にでもひとつ放り込んでおきましょう。ほら、いますぐ!

上に書いた「貴重品は奥にしまわない」というのと同じ発想です。下駄箱ならつぶれにくいし、家がつぶれても外からアクセスしやすい。

あれ?
コンタクトの人、他人事だと思って読んでませんか?

水が出ないのでとにかくメガネが必要です。
しまってあるのを出してきて下駄箱などにしまい直しましょう。水が少々あったとしても、地震後の外はホコリだらけ(←すごいです)。家や壁や塀が壊れてホコリが舞ってます。
コンタクトしてると痛いと思うよ。


●下駄箱に、懐中電灯とラジオ、電池、そして帽子も


下駄箱に放り込んでおくものとして、貴重品(当座の現金、通帳・カード類など)以外に、経験上もう少し挙げたいです。

※キャッシュレス時代到来ではありますが、電気こないので現金が必須になります。

どうしても欲しいのは「懐中電灯」と「ラジオ」ですね。
これは常備してください。

電気きません。夜に灯りがないと本当に困ります。
ただでさえ被災すると落ち込むのに、暗いともっと落ち込みます。そして何より怖いです(大地震でたくさんの人が亡くなった後の夜の「独特の深い闇」は怖いです)。

ラジオは、まぁスマホがあればいいじゃんと思うかもだけど、スマホはバッテリーを温存したいので、ラジオをひとつ持っておくといいと思います。

震災後、ぐじゃぐじゃな家の中で途方に暮れているとき、ラジオから人の声が常に流れてくるのって、本当に勇気づけられますよ

手回しで充電できる「防災ラジオ(兼 懐中電灯)」が売っています。
下記リンクのものなど、USBでスマホの充電もできるし、いいですね。
手で1分間回すと、LEDライトで15~20分間、ラジオは5~10分間使えるそうです。


大地震になると、スマホや携帯は命綱になりますから、充電問題も重要ですね。

スマホを充電できる電池式充電器をひとつ、そして単三電池を多めに下駄箱に放り込んでおきたいところです。


あ、それと「帽子」も絶対いりますよ。
下駄箱にひとつ放り込んでおいてください。

これは防災頭巾がわりとかではなくて、単なる「髪型隠し」です。

何日も風呂に入れない生活だと髪はボロボロボサボサになります。
その状態で避難所に行ったり自衛隊の給水に並んだりしなければなりません。現代生活に慣れている人はこれが意外と苦痛になります

緊急時にそんなこと気にする方がおかしいって?
いやいや、こんな些細に思えることが意外と大きいのです。

普段かぶる習慣がない人もCAPをひとつ用意して下駄箱に入れておくと、そこらへんの精神的苦痛から開放されます。
いや、ホント大事なんですよ。精神ケアって。

現代型地震においては、肉体的ケアより精神的ケアの方がずっと大事だと思うくらいです。


●大きめのバケツをふたつ、用意しておく


別記事「大地震が起きたら、すぐこれをしろ!」にも書きましたが、地震後にすぐすべきことは、「とにかく水を溜める」です。

飲み水ではありません。
喉の渇きは、数日ならなんとかなります(何かしら飲料は手に入るので)。

困るのはトイレ用の水です。

水、止まります。つまりトイレを流せません。
特に都会では、野糞する場所なんて見つからないし、公共のトイレもすぐにてんこもりになってしまって使用できないと考えた方がいいです。

トイレをどうするか。
もう、なんというか、わりと死活問題になるんですよ。

※ちなみに、ボクが共同代表をしている一般社団法人「助けあいジャパン」では、災害時に使えるきれいなトレイラー水洗トイレを全国の市町村に導入して、被災した自治体に全国からトイレが集結する「災害派遣トイレネットワークプロジェクト」をやっています。


で、バケツ。
バケツがいるんです。自衛隊に水をもらいに行くにしても。近くの川や海に水を汲みに行くにしても。

だいたいバケツ2杯で、トイレ1回分です。
トイレの水タンクに大きめの石とかたくさん入れて、使う水の容量を減らすなどの工夫をしたとしても、バケツ1杯強はいるでしょう。

普段から「風呂の水はすぐ流さないで溜めておく」「ベランダのバケツに水を溜めておく」などの工夫はしつつ、水対策を心がけてください。

高層マンションの高層階の方、エレベーター、確実に止まります。
当分動かない、と思った方がいいです。
階段を降りて水もらってまた登って、とか、地獄ですが、バケツひとつしかないと、2往復でトイレ一回分になってしまいます。

バケツふたつは、用意しておきましょう(バケツ2杯分の水を持って階段上がるのも地獄ですけどね・・・)。


※トイレに関しては、大便を凝固させて捨てられる「携帯用非常用トイレ」も売っています。これを大量に買っておく手はありますね。でも、バケツはいろいろな用途で役立つので、ぜひ用意しておいてください。


●お酒は高いところにしまわない


もともとね、お酒って上の方にしまったらダメなんです。
上の方は室温が高いので変質しやすいからです。

でも多くの家庭で、棚の上とかタンスの上にお酒を置いている例を見かけますね(バーとかのディスプレイの影響でしょう)。

何を隠そうこのボクも、ワインこそ冷暗所にしまってましたが、日常晩酌用のバーボンやグラッパを飾り棚の上段にちょっときれいにレイアウトして並べて置いてあったのです。

え? きれいにレイアウトして何がいけないかって?
いえね、揺れれば当然落っこちて割れるわけです

ウイスキーボトルみたいな丈夫な酒瓶なら割れないんじゃない? って思うでしょ? でも、いろんなところからいろんなものが酒瓶の上に落ちたり倒れたりしてきますから、まぁかなりの確率で割れますね。

でね、必然的に中のお酒がドワーーッと部屋に流れ出ます。
んでもって水道が出ないから、拭き取りとか完ぺきには出来ないでしょ。

で、お酒が匂いまくる、と。

大変ですよ、この匂い。
ウイスキーやバーボンやワインや日本酒の香りが混ざり合って強烈に匂う部屋で(阪神大震災は冬でしたから)締め切って生活してご覧なさい。
気が狂います。

高級ウイスキーも、稀少な日本酒も、高いワインも、床に流れれば単なる悪臭の元なんです。

しかもフローリングの床が酒焼けしちゃって白くなっちゃうし・・・いやホント細かいことのようですが、悪いことは言わないから酒は低いところにしまいましょう

ほら! いますぐ!


●電気製品を最低限もっておこう


電気は比較的早めに復旧します。でも、場所にもよるけど、ガスは当分使えないと思った方がいいです。

ボクの家(夙川)では、3ヵ月ガスが来ませんでした

だから比較的ガスにたよって生活している人は苦難の道を歩むことになります。ガス会社の方には申し訳ありませんが、電気ジャーポットや電気エアコンに徐々に変えていきましょう。

いや、ガスを使ってももちろん良いけど、電気用品もひとつふたつ持っておきましょう

どうしてもいるのは電気ジャーポット
うちではいちいちガスでお湯湧かすのが好きだったので持ってなかったんです。

これ、やっぱりいりますね。
特に冬に地震が起こったとき用に是非。あ、夏でも水はお白湯にして飲んだ方がいいかも。不潔な水が多くなるかもしれないから。

余談ですが、カセットコンロも役に立ちますよ。
これがないと基本的に「温かいものが食べられない生活」になります。電気もガスも来ないと熱を通す器具が他にないからです。

冷えたものばかり食べているのは苦痛です。
避難所で温かい豚汁とかが一番人気なのはそういう理由です。

夏ならクーラーボックスもかなり活躍すると思います。
電気が来ないときのために(東京なら1週間以上来ない地域があっても不思議ではない)こういったアウトドアグッズは買っておいてもいいかもしれません。

でも、なくても死にはしないし、避難所に行けば生活は出来るから、「あるにこしたことはない」のレベルです。


以上。
とりあえず、都市型地震災害における「備え」のポイントをつらつら書いてみました。

お断りしておきますが、ボク個人の意見なうえに、網羅的には書いていません。ボクの実感レベルで得られたことだけを書きました。

まぁ参考までに、ということで。
少しでもお役に立てたら幸いです。


※この文章は、1997年3月に書いた記事を加筆修正したものです。

※※他にも、震災体験記事を書いていますので、ご参考まで(↓)



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コミュニケーション・ディレクターです。 さとなお名義で食やエッセイの本、佐藤尚之名義で広告関係の本を書いています。最新刊は『ファンベース』(ちくま新書)。 1995年から個人サイト「さとなお.com」を運営しています。

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