思い出

出来合いの入れ物に入っている。中身がない。炎で燃やし尽くしたかったのは、本当は自分の体、よりも、魂だったよ。
一寸先が広がったのは、花を、石を、愛でたから。誰よりも尊い価値をそこに与えたからだ。
数え切れないもので満たされたい、愛ある意志を注がれていたい、幸福と口ずさむその目を、養いきれない心の有様が、見て、捕らえ、あの棺の入れ物を縁まで目一杯に満たしている。心無い情景が、いつしか、私の体ごと灰になる。それは思い出だった。

ありがとうございます(•᎑•)
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旧)メオ

ざっくばらん。

詩や短文や散文類の完成品集。
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