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言葉のことばかり【合せ技】

打ち合わせでおやつにでてた
「おかき」にだまされた。
どう見てもしょうゆ味なのに、
食べたら「甘かった」のである。
予想外の展開に思わず
「うっ」と声が出てしまった。

「ああ、それ『甘じょっぱい』んですよ」
と言われた。

…あまじょっぱい。
最近たまに聞く言葉ではある。

確かにあの味は「甘じょっぱい」
という表現が適切である。
「甘酸っぱい」っていう味があるんだから、
「甘じょっぱい」もあるだろう。

酸辣湯とか、トムヤンクンとか
「酸っぱ辛い」っていう味もある。
いわゆる「味の合せ技」だな。

そう考えると「甘苦い」とか
(変換したら『尼に害』と出た…)
「苦酸っぱい」とか、
そういうのもアリかもしれない。

「苦酸っぱい思い出」なんて、
使えそうなコトバである。
甘酸っぱいよりちょっと辛め。
いや、カラめじゃなくて、ツラめ。
ややこしい…。

「甘じょっぱい」を教えてくれた子が
うちの地方では「苦じょっぱい」
ってのもありますよ。って言ってた。

順列組み合わせだな。

柔道なんかで、技ありを2回取ると
合せ技で一本、ってなる。
これってどっちかと言うと「技合せ」だね。

合せ技は相撲とか格闘技である感じだけど、
調べたら「格闘ゲーム」がこればっかだった。

実は仕事でよく使う。
「これとこれ『がっちゃんこ』しといて」
ってやつね。
技なのか何なのかわからないけど。

そういうのに限って
苦じょっぱい結果に終わることが多いです。

次回の言葉は「ゑ」です。


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