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その日のまえに

重松清の「その日のまえに」を読み終えた。

「生きること」「死ぬこと」「残されること」「歩き出すこと」が描かれている小説。僕は身近な人が、大切な人が亡くなったことが1度しかない。しかもその一度は、子供の頃であんまり覚えてない。だから「死」について実感が湧かない。

この本を通して「死」について少し考える時間ができた。もし、明日にでも家族が死んだら?大切な人が死んだら?と。

伝えたいことを伝えてないと感じた。周りの人に、○○には感謝してるんだよね言ったところで本人には伝わってない。好きとか、ありがとうとか、暫く言ってない。普段から伝えないとな。スマフォ越しじゃなくて顔を見てコミニュケーションとらないとな。言葉で伝えないとな。

自分自身に対しては、当たり前だけどもっと熱く生きないとなと思った。

自分のジェンダー感を隠さず、もっと公にして自信を持って生きたい。挑戦し続けたい、好きな人には好きと伝えたい。そんなことを感じた。

俺ていう人間に生まれたことを誇りに持って生きたいと思わせてくれた小説でした。読むきっかけをくれてありがとう。

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