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【「ありがとうは?」なんて、本当は言いたくない】

「ありがとう」ってすぐに&自然に言える子になって欲しい…と願う親御さんは多いですよね

これからの時代の子どもに必要だと言われるコミュニケーション力

基本的なあいさつがきちんとできて、周りに感謝し感謝されるような愛される人間になって欲しい!

そんな風に思いますよね

でもね?

子ども目線で言わせてもらうと、実は「ありがとう」ってめっちゃ難しい言葉なんですよ

なにが・どこが難しいかというと…

ありがとうが難しい理由
シチュエーションがいろいろある

ありがとうを言うシチュエーションは大きく2つに分けられます

・何か【行為】をしてもらったとき
・何か【物品】をもらったとき


まずは【行為】から順に、何が難しいのか見ていきましょう

ありがとうのシチュエーション①
何か【行為】をしてもらったとき

お世話をしてもらった
やさしくしてもらった
手伝ってもらった
力を貸してもらった
一緒にやってもらった

自分が「してもらった」という事実を認識しなければ、感謝の気持ちは出てきませんよね?

でも、子どもはそもそも生まれた瞬間からいまのいままで、人にお世話されることで生きて来られた人間なんですよ

なんなら、お世話する人は子どもに生きていて欲しいからこそ、お世話をしているわけです

生きること=お世話されること

くらいにお世話されることが「当たり前」だから、それが感謝する対象だと
気づくのは難しい…ですよね

だからまず【感謝する対象の行為】を理解するのにちょっと時間がかかります

言ってすぐにできるものではありません
これはちょっと、慣れるまで待って欲しい
 

ありがとうのシチュエーション②
何か【物品】をもらったとき

子ども自身が欲しいものならいいのですが、
「欲しいのかどうか分からないもの」や
「あとで返さなくちゃいけないもの」を
渡された場合でも

ありがとうだね♡

なんてドヤ顔で促されちゃったら、どんな気持ちのときに「ありがとう」と言うべきなのか、モヤモヤしませんか? 

そういうと、こんなことを言う上の世代の声が聞こえてきそうです。。。

親が「ありがとう」って言ってたら、子どもも自然に覚えるものよ

いや、そんな単純なものじゃないから!!

親がいつも周囲に対して「ありがとう」と言っていたとしても、度合いとか口調とか、目を合わせる/合わせないとか、社交辞令とか、覚えるシチュエーションや応用が多すぎるし複雑なんです!!

じゃあ親はどうしろと?

そんなお悩みを解決できる方法のひとつをお伝えします

\「うれしい」でサンドイッチ/

「ありがとう」の前と後に「うれしい」をつけることで、「ありがとう」という抽象的なことを、感覚で理解できるようになります

プレゼントやお手伝いなど子どもが何かしてくれたら...

わぁうれしい、ありがとう! 

「ありがとう」と言う前に「うれしい」と言われる
 ☞「うれしい時=ありがとうを言う時」というタイミングを理解します

好きな食べ物やおもちゃなどを渡して、子どもから「ありがとう」が自然に出たら...

ありがとうって言ってくれて、うれしい

「ありがとう」って言うと「うれしい」と返ってくる
 ☞「うれしい」と言われたくて、たくさん言うようになります 

ありがとうって、言っても言われてもうれしい

こうなったら、もう、うるさいくらいに「ありがとう」を連発します💦


はしょらず
ていねいに
ひとつひとつ

子育て時間を楽しみましょう🎶

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@satori_artthinking 

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