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メンタル疾患を持つ人のための努力継続法

メンタル疾患を持つ人は努力継続が難しい

うつ病や不安障害、双極性障害などを患っていると、努力を続けるのが難しくなります。なぜなら精神疾患の症状として認知機能が低下したり、ストレス耐性が低くなってしまうからです。

しかし、精神的な病気を持っているからといって努力が必要ないわけではありません。むしろ幸せに生きる道を探す上で、少なくとも普通の人と同じくらいの努力量は必要になってくるでしょう。

ではメンタル疾患を持つ人がどうしたら努力を継続して行えるのでしょうか。結果を出すための努力の方法について考えてみたいと思います。

20%の努力を続ける

メンタル疾患を持っていると健常者よりも圧倒的に疲れやすいです。もし仕事をしている状態なのであれば、無理に頑張って体調を崩して次の日のパフォーマンスに影響を及ぼしてしまうケースもあると思います。

なのでメンタルに問題を抱えている人が努力を継続しようとする場合は全力が100%だとしたら20%くらいの出力の努力を続けると良いでしょう。

例えば、社会復帰のために何らかの資格を取ろうとしているとしましょう。その場合、毎日8時間とか長時間勉強することを目指すのではなく、毎日2時間くらいの勉強を継続できるようにするべきです。

私の場合だと現在は社労士の資格を取るために勉強していますが、毎日3時間くらいを目安に勉強しています。正直これ以上の時間勉強することもできますが、体調を崩さないためにあえて勉強時間を制限しています。

努力というのは今日だけできても全く意味がありません。明日も明後日も努力は続くのす。もちろん健常者であれば、毎日全力で努力しても体調に問題が出ることは少ないでしょう。

しかし精神疾患を抱えている我々の場合、全力を出してしまうと病気が悪化したり、日常生活に影響が出てしまったりします。だからこそあえて努力量を制限すると良いです。

あえて長時間頑張ることをやめることで、一日の目標ラインを達成しやすくなり、精神衛生上も良い影響が出てくると思います。

長期計画を立てる

また、努力する上で目標を立てるのは大事だと思います。その目標設定のコツですが、かなり長期の計画を立てましょう。

メンタル疾患を持ちながら努力を続けるということは、体調管理がとても難しくなります。なので毎日元気に努力できるという可能性は低いです。

体調が良くて頑張れる日もあれば、体調が悪くて頑張れない日もあります。だからこそ目標設定をする上で、ゴールまでの時間に余裕を持った計画を立てることが必要です。

私であれば、社労士試験の合格までに3年の計画を立てています。もちろん3年よりも早く合格できればそれに越したことはないですが、毎日少しずつしか努力できないことを考えれば、日にちに余裕を持つことが大事だと思っています。

資格試験というのはもちろんですが、健常者との戦いになります。健常者は短い時間に大量の時間を投下できますが、私たち障害者はそうした戦い方はできません。

メンタル疾患を持つ人は一日に努力できる量が限られています。健常者に勝とうとするならば、長期間コツコツとした努力を継続するしかないのです。

一日の目標を達成できなくても気にしない

また目標を立てて努力をする上で、一日の目標を立てるケースがほとんどだと思います。その際に、その目標を達成できなくても仕方がないと開き直りましょう。

メンタル疾患を持っていると一日の体調が良いか悪いかは運次第です。天気や気圧によって左右されるし、そもそもベッドから起き上がれない日もあると思います。

なので一日の目標を達成できなくても気にしないようにしましょう。どうせゴールまでの期間は長いので、一日くらい頑張れなくてもほとんど誤差の範囲内です。

一日くらい努力できなかったからといってゴールは逃げたりしません。なんと言っても最も大事なことは諦めないで長期間目標に向かって努力を継続し続けることです。

一番やってはいけないのは、一日の目標を達成出来なかったからという理由で努力を完全に辞めてしまうことです。それを回避するためにも、自分に期待しすぎずにゆるゆると努力を続けていきましょう。努力を続けてさえいれば必ずチャンスが巡ってきます。

私自身も社労士の資格勉強を一日くらいできなかったからと言って落ち込まないようにしています。「また明日があるし、一日くらい誤差だろう」という楽観的な考えを持つことが大事だと思っています。

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