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だが、情熱はある 【最終回 燃え上がるものありますか?】

若林と山里、『たりないふたり』の物語

『たりないふたり』の半生を描いたドラマ

だが、情熱はある

の第12話(最終回)です。

『たりないふたり』というのはオードリーの若林正恭と南海キャンディーズの山里亮太によるユニットの名前です。

ともにネガティブな性格で暗い青春時代を過ごし、売れてテレビに出るようになってからも相方の方が人気がある、いわゆる

じゃないほう芸人

としてコンプレックスを抱えていたふたり。

何か面白い化学反応が起きるかもしれないと直観した日本テレビのディレクター安島隆氏が二人を引き合わせます(ドラマの中では薬師丸ひろ子さん演じる『島貴子』という女性として描かれています)。

最終回のあらすじはこちらの記事で紹介されています。

解散ライブ『明日のたりないふたり』

コロナ禍の時代に突入、緊急事態宣言が発令される

ドラマは時代が現代に近づきます。2020年、そう、新型コロナウイルスの発生、そして、国内における緊急事態宣言発令の様子も描かれました。

リモートでの会議に参加する若林、天の声をやっている山里も感染対策のため、暗い部屋で孤独に天の声をやり続けます。

たりないふたりも、実はぎくしゃくした時期もあったのですが、そこはさすがに描かれていませんでしたね 笑。そして、迎える解散ライブ本番・・・

伝説の無観客配信ライブ!明日のたりないふたり

私もこのライブの配信を観たのでとても感動したのを覚えています。たりないふたりとして12年間活動してきた二人。その活動がいろいろな人に影響を与え、

クリー・ピーナッツ(Creepy Nuts)

も世界的なヒップホップユニットとして活躍するようになります。
そして、たりないふたりとしての活動は、画面の向こうの多くの

明日のたりないふたり

をインスパイアすることで、彼らがまた新しい何かを生み出していくことになる。そのような想いを漫才の形で見事に演じ切りました。

ライブが終わり、エンディングテーマが流れたところで、サプライズでクリー・ピーナッツが登場。彼らの楽曲『たりないふたり』を歌いました。
実際の配信ではラップ担当のR指定さんは緊張のあまり歌詞が飛んでしまう時間があったのですが、そこは再現されていませんでしたね。

最後のフリースタイルのラップの部分を中心に演じていました。それにしてもかが屋の賀屋さんのR指定さんのラップは見た目もラップそのものも本人かと見間違えるレベルでしたね。

そして、過呼吸で倒れて病院に運ばれる若林さん。
本当に伝説のお笑いライブだったと思います。

時代はなんと2023年へ、循環する世界観

2021年に行われたたりないふたりの解散ライブでこのドラマは終わるのかと思いきや、そうではありません。

時代は何と2023年(今年)に突入。日本テレビ『午前0時の森』に出演している若林、山里に対して『だが、情熱はある』の放送が決まったことを発表したシーンが描かれました!。

そして、主役の2人(高橋海斗さんと森本慎太郎さん)がサプライズで登場するシーンまで。そうです、ドラマのラストでは『だが、情熱はある』の中で『だが、情熱はある』について取り扱うシーンが続きました。

オードリーのオールナイトニッポンでアメフトのシーンで当時使っていたアメフトのヘルメットのメーカーが実際と全く同じで驚いたという話をしていたシーンや、若林が『だが、情熱はある』の撮影現場に差し入れをしたシーンなど、ドラマ開始後の出来事まで織り込まれていました。

『だが、情熱はある』の中で『だが、情熱はある』のことについて話すので、このドラマは現実なのかもしれない、という奇妙な感覚に陥ります。要するに、話が

循環している

という面白さがあるんです。

因みに、『ドラマや映画の中で当該作品について触れる』という技法って昔からありますよね。フランス映画で使われているのを見たことがあります。この技法について決まった名称はあるのだろか?

来年お粉われるオードリーの東京ドームライブについても触れていましたが、面白かったのは『オールナイトニッポンのライブである』ということを伏せていたことです。

ドラマの本編ではオードリーがオールナイトニッポンのパーソナリティに抜擢されたことについて触れていたのに、来年行われるライブについては『オールナイトニッポンのライブである』ということは言わない。おそらく、

あからさまに宣伝になってしまうから

というのが理由かと思います。一応、ライバル会社ですからね(『だが、情熱はある』は日本テレビ系列、『オールナイトニッポン』はニッポン放送なのでフジテレビ系列)。未来のイベントの宣伝はさすがにできなかったということでしょう。

そうそう、Huluでは春日としずちゃんにスポットを当てたスピンオフドラマ
『たりてるふたり』が配信されています。

前編:『だが日常である』(春日が主人公)
後編:『だが、愛情はある』(しずちゃんが主人公)

だそうです。課金されますが、ここまで来たら観ようかな、と思いっています。

『だが、情熱はある』は終わりましたが、若林さん、山里さんはこれからも活躍し続けます。私もこれからの生活の中で『だが、情熱はある』を観ていたという人と出会えるのを楽しみにしています。

『だが』は東京ドームライブへの振りなのか?

オードリーは来年2024年2月18日(日)に

東京ドームライブ

を行います。

5月5日からはHMVでも配布が開始された告知用ステッカーは即日なくなるほどの人気でした。

私は5月5日の夕方あたりに新宿でもらおうかな、と思っていたのですが、時すでに遅し。東京ドームのように何日か配り続けてくれるものかと思ったのですが、見通しが甘かったですね 笑 

そして、6月3日からはTシャツやヘアバンドなどグッズの販売が始まりました!今度こそは無事、購入できました! 嬉
来月には届くはずです。

あと、『だが情熱はある』はシナリオブックも発売されます。
必ず買おうと思います。

気持ちを切り替えて、オードリーの東京ドームライブに向けて気持ちを高めていこうと思います。

感想にお付き合いいただきありがとうございました。

またどこかでお会いしましょう!


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