巣鴨の駅近ギター教室　巣鴨ギター塾のSatoshiです。

秋味ってまだ売ってるんですね。

さて、

『イングヴェイと弦と弦高』

とありますが。

昨日、Twitterで面白いもの発見しました。こちら。

イ

ングヴェイがインタビュアーと共に弦や弦高などについて語っている動画です。非常に興味深かった。

まず、インタビュアーが『君は08ゲージを使っているよね』ってところなんだけど、僕の知る限り08ゲージと言っても6弦は38ではなく、46だったり48だったり。1弦以外の太さは09~46ゲージが基本な気がする。それをベースに1弦のみ08って気がする。

で、本人は弦が太くてもサステインは得られない。って言っているけど、本当にそうだと思う。むしろ、歪んだ時の倍音を保った伸びなら09とかの方が有利だと思う。音にジューシー感もでるし。ただ、クリーンでのサステインは10とかのほうがいいと思う。俺はね。

んで、本人はそれよりも弦高が重要だと。自分は高めだと言っている。多分なんだけど、イングヴェイのギターの弦高って時期とかギター本体によって結構変えていると思う。すげー低かった時もあると思う。んで、動画のように高めの時期だったり、高めにセッティングしているギターもあると思う。

インタビューで本人が言っている通り、あまりにも低すぎると、弦がビビってしまい、それでサステインが失われると思う。でも、それもギターによると思う。イングヴェイはFenderからシグネチャーを出しているけど、それ、本人はあまり使っていませんよね？www

本人は古い楽器をメインに使いますよね。古い楽器は今のものほど精巧ではなかったと思います。テクノロジー的にも無理があったし。今は違いますよね。だから、今時の楽器は弦高を結構低くしても、ビビリは少ないと思います。

生産終了しているので今時の楽器と言えるかはわからないけど、僕の持っているYAMAHA PACIFICA USAは弦高がかなり低くてもビビりは少ない。なので、低めにしている。というか、高めの音が好きじゃない。フジゲンのp90ストラトなんかは少し高めにしている。そっちの方が好きな音がするから。

まぁ要するに、色々試してもらって自分にとって弾きやすい、好きな音が出るセッティングが一番いいと思う。初心者の人はそういうのもわからないと思うから、好きなギタリストのセッティングを調べて、とりあえずマネすることがいいと思います。

別に、最初にやったセッティングで一生やらないといけないわけじゃないし、好みの変化でどんどん変えてもいいし、所有しているギター別に変えてもいいし。とりあえず試して、自分の手や耳で確認することがいいと思う。

あと、この動画で僕がイングヴェイに対して流石だな！って思ったのは、アルペジオを声で歌った時に1音1音はっきり歌えていることなんだよね。なんとなくテキトーに声に出して歌っているんじゃなくて、はっきりと聞こえる。マジでさすがです。できれば、セッティングよりもこういうところを真似て欲しいな。

あと、本人はスウィープピッキングをしていない！って言っている。これはなんとなく意味がわかる。テクニック的な意味を言葉で現代風に説明すると、確かにスウィープピッキングと同じ手法なんだけど、本人は『掃いて』弾いているわけじゃないと思う。ただダウンピッキングで１音１音を弾いているってことなんだと思う。

え？それがスウィープなんじゃないの？って思う人は、ぜひ自分のそれを録音してイングヴェイと比較してみてください。

イングヴェイはただメロディーをダウンピッキングの連続で弾いている。というのと、スウィープピッキングでアルペジオを弾いている。というのでは、聴こえ方がまるで違う。

フランクギャンバレもそうだと思う。テクニック的な説明にするとスウィープやエコノミーってことになるけど、本人にしてみればそうではなく、ただメロディを弾いているだけ。

ただね、そこに行くまでにどれだけ練習すればいいのか……。

一生、修行ですな。

Satoshi

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•Satoshi　　　（本名　下園　聡）
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