ダンスクラスとオーディションの違いを「仕事のやり方」に置き換えると!?
僕の教えているクラスにはダンサー、ミュージカル、元歌劇団、テーマパーク、一般職の方達がいます。
やはり、身体的に目を引くのは経験者なのだが、自分に集中している姿が人の目を惹きつける時もあります。
経験者の各々の引き出し合戦は面白いのだが、オーディションではないのでやはり実力の発揮よりも実力の向上力に目がいってしまう。
そして結果、実力の向上が将来的な発揮につながるので、スタイルの確立とは別に、常にスポンジの様な吸収できる部分も必要だ。
学ぶ事は決して立場が低いことではなく、進化の過程だと思います。
だから、振付師としても指導者としても、ある程度の振付の意図を組むことがとても大事だと思います。
これを仕事に置き換えるとやはり発揮するチカラよりもいかに悩み所を解決するチカラの方が重要であると思います。
僕は受講者に教えながらも、僕が教える上での悩みとしては
①受講者に今より上手くなってもらいたい
②いつもと違うテイストかもしれないけど、何かしら学んでいって欲しい
③このレッスン内で得たもの+各々の表現で踊って欲しい。
オーディションで審査する時の悩みとしては
①役に合う実力者が欲しい
②いつもと違うテイストかもしれないけど、何かしら表現をして欲しい
③自己表現、自己PRがはっきりと見えたい。
クラスで踊る事とオーディションで踊る事はこれくらいにも悩みが違う。
今いる状況の悩みを常に理解していけば、仕事に関しては繋がっていくと思います。
オーディションではなく、クラスを受けるという事の目的と結果がずれていかないで欲しいと僕は勝手に思う。
ちなみに指導者は驚くほど受講者のスタンスを見抜けます。
まぁ、逆も同じですけどね。。。
自分に言い聞かせる様に明日の教えも本番と同じ準備と気持ちで教えてきます。
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