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ダンスを知らない人は踊っている人のどこを見て、上手かそうでないかを判断すれば良いの?

もうかれこれこのお仕事をさせて頂き20年程経ちます。
流石にダンスのレベルは誰を見てもはっきりと分かる!!

なんて声高らかに申し上げたいのですが、それは僕が普段から踊っているJazz Danceに限りです。
ダンサーというのは、知らない人たちからすると世間一般的に踊る人で潜れるのですが、ジャンルが違うと体型や重心や動き方など数えたらキリがないくらい部分部分が違います。
ちなみに歌劇は基本ジャズとモダンとバレエを軸に踊る事が多いのですが、各ジャンルを専門的に踊っている人とはまた違う動きや表現をします。

何故僕が20年間この世界にいても分からないのか!?
それはつまり。。

オーケストラ奏者と一言で言ってもその中にはバイオリン、ペット、パーカッション、ピアノと扱っている楽器が違います。
素晴らしいピアニストは他の楽器も素晴らしく演奏できるかと言うとそうではありません。
むしろ演奏できないくらいです。
ダンスも同じでして、踊った事のないジャンルはセンスでなんとなく集団の中に混じってこなす事はできるかもしれませんが、専門的に判断するとまず踊れないと思います。
これは断言できるくらいのレベルです👀

そんな中で踊りをした事ない人がどのように踊りの上手な人を見分ける事ができるのか?

答えは一つ。

「この人なんだか好き!」

これで良いと思います。

正直その人が専門的に上手でなくても良いと思います。
僕たちは普段から食事やファッションなど専門的に知らなくても心踊らされます。

ダンスもその中の一つで良いと思っています。
なんだか、「周りの人より動きが至らなくても踊っている時の表情が好き」でも良いと思います。
昔、僕たちの業界ではガンサーという言葉がありました。
それは体が踊っていないのに顔だけ決め決めで踊り、全く踊れてないという、少し嘲笑した言葉です。
ですが、僕はガンサーという言葉は嫌いではないです。
ダンスはその人が踊る。
顔もその人の一部。
顔と体は唯一目に見える才能だと思ってます。
その人自身が輝いている姿にお客様も感動して、「この人なんだか好き」の感情が芽生えます。

もちろん、踊りをしているお客様は専門的な目でも見るかもしれませんが、差し引いたとしても舞台上で良い表情をしている人には目が行きます。

話を戻すと、ダンスを知らない人は専門的な観点がない事が良い事だと思いますし、もし踊りをした事がある人と好きなダンサーの話になり、違う人だったとしても、全然良いと思います。
「好き」というはそういう事だと思います。

ですがもし踊りを知りたいと思いましたら、とりあえずダンススタジオに行き、体を動かしてみると良いと思います。
振付を覚えて踊ると、より一層舞台のダンスの見え方が変わります^ ^

10年前よりダンスが一般的に広く知られてきてとても嬉しく思います。

僕は踊った事がない方達へのダンスクラスもやりたい事の一つです。

体を動かすのは心に良いですよ^ ^

心踊る

好きな言葉の一つです❣️

舞台を見に行って出会ったなんだか好きなダンサー、それこそあなたにとっての上手なダンサーだと思います🕺💃✨✨

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