_DSF0252のコピー

当社の開発スタンス

本田技研工業の「3つの喜び」が好きでして。
創業者、本田宗一郎が拘ったポリシーとして有名ですが、驚くのはホンダが創業して間もない頃にはもうこれが出来ていたこと、そしてそれが今もなお全社のポリシーとして貫かれていることです。

*「3つの喜び」を転載
私は吾が社のモットーとして「3つの喜び」を掲げている。即ち3つの喜びとは、造つて喜び、売つて喜び、買つて喜ぶという3つである。

第1の造る喜びとは、技術者のみに与えられた喜びであつて、造物主がその無限に豊富な創作欲によつて宇宙自然の万物を作つたように、技術者がその独自のアイデアによつて、文化社会に貢献する製品を作り出すことは何物にも替え難い喜びである。然もその製品が優れたもので社会に歓迎される時、技術者の喜びは絶対無上である。技術者の一人である私は斯様な製品を作ることを常に念願として努力している。

第2の喜びは、製品の販売に当る者の喜びである。吾が社はメーカーである。吾が社で作つた製品は代理店や販売店各位の協力と努力とによつて、需要者各位の手に渡るのである。この場合に、その製品の品質性能が優秀で、価格が低廉である時、販売に尽力される方々に喜んで頂けることはいうまでも無い。良くて安い品は必ず迎えられる。よく売れるところに利潤もあり、その品を扱う誇りがあり、喜びがある。売る人に喜ばれないような製品を作る者は、メーカーとして失格者である。

第3の喜び、即ち買つた人の喜びこそ、最も公平な製品の価値を決定するものである。製品の価値を最も良く知り、最後の審判を与えるものは、メーカーでもなければ、デーラーでもない。日常製品を使用する購買者その人である。「ああ、この品を買つてよかつた」という喜びこそ、製品の価値の上に置かれた栄冠である。私は吾が社の製品の価値は、製品そのものが宣伝してくれるとひそかに自負しているが、これは買つて下さつた方に喜んで頂けることを信じているからである。

3つの喜び、これは吾が社のモットーである。私は全力を傾けてこの実現に努力している。

この考え方が好き過ぎて、実はパクっちゃってます笑。
当社の開発スタンスは「3者のワクワクが長く続く価値創り」としているんですけど、そのロジックはホンダの「3つの喜び」
そのままです。だからもちろん3者の対象もホンダと同じ(ほぼ)。
1)自分で考えて、自分の手で創り出す私たち
2)私たちの製品を伝えて、売ってくれる化粧品ブランド
3)私たちの製品を買ってくれて、使ってくれる生活者

大きなワクワクよりも、ワクワクっと高揚した気持ちが長く続くことを大事にしています。ワクワク感が下がらないための価値創り、、、なかなか難しいですが、日常の生活で使う日用品なので、これ以上は無い大事な概念だと思っています。

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