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週一定期連載!哲の冬休み 【第ニ回 浜田編】

お詫び。

毎週日曜に更新するとか言っておきながら日曜日に更新できず申し訳ありません。次からはちゃんと頑張ります。

今回おいらは父の実家のある島根県の浜田市に泊まった。これは我が家の大晦日と正月のしきたりなのだがやはり浜田はいい。

都会すぎず田舎すぎずで日本海も見える。それに公園には機関車があるし島には無い鉄道も走っているものだから鉄道好きのおいらはいつも楽しみにしていた。

早速家に着くなりおいらは東公園へと向かった。東公園のシンボルである貴婦人ことC57蒸気機関車の写真をたくさん撮り続けたのだ。

曇り空だがやはり機関車は美しい

ここには物心つく頃から来ているので安心感が半端では無い。ああ、機関車が江田島の公園にもあればいいのにねー。まぁ無理か。通ってないから。

そんな感じで父の実家に帰宅。昼前に蕎麦を食べた。やはり蕎麦は出雲に限る!蕎麦を一瞬で平らげたおいらは近くの線路へと向かった。

目的はスーパーおきをカメラに収めること。
踏切に差し掛かったときついに遮断機の音!

来るかー!



来たぁーーーーーー!

念願のスーパーおきを激写したぞーーー!
夢が叶いまくって怖いくらいである。

その夜。おいらはブリの刺身と国産のいくらがかかった寿司を頂いた。子供の頃から好きなのよ。いくら。ブリはめちゃめちゃ脂が乗っていて美味しかったぞ!

正月の日。お年玉をたくさん貰い、なんだか申し訳なくなったおいら。少しばかし使うために近くの大型スーパーへと向かっていた。

おいらが橋の近くに差し掛かった時、川の様子がなんだか不自然だった。強い波が海から寄せてきているのだ。

スーパーで何も買わずに帰ってきたおいらは親が見ていたテレビを見て仰天。

地震と津波が石川県の方で起きていた。しかも津波注意報は浜田にも出ていた。嘘だろ?こんなおめでたい時期に大地震なんて来るものなのか?

おいらは困惑した。おいらはあの地震速報の音がすこぶる大嫌いなのでテレビの映っていない部屋へと移動し不安な気持ちをなんとか抑えようとしていた。

でも石川県や近隣の県の人々はどんな気持ちで新年を迎えたのだろうか。ましてやおいらはおいら達がこんな幸せを享受していいものだろうかと考えたりもした。

父方の家には仏壇があったのでおいらはとにかく祈ることにした。

「おいらの幸せなどどうなってもいいです。どうかおいら以外の人々に救いの手を差し伸べてください」と。

こんな正月になってしまったが石川県の方々や皆さんが幸せに生きられるように祈っている。良いお年をなどとは言えないかもしれないが日常の幸せをどうか大切にしていただきたい。

幸せは当たり前ではない。

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