独立を目指している人は思い切りが大事

「独立したい」

このように思う公認会計士・受験生の方は多いように思います。ただし、成功できるなら・・・と皆思っています。

そのため、実際に独立する人は少ないのが現状です。受験生時代の友人や監査法人の同期をみても独立している人はほとんどいません。その理由は「独立して食べていけるのか」ということが大きいのではないかと思います。

私も独立する前は上記のように思っていました。今も将来本当に食べていけるのかと不安がないかというと嘘になります。また、よく「大丈夫なの?」と心配されます。

この時にいつも思うのが、サラリーマンをしていたら安定しているのか、ということです。もちろん今すぐに解雇されて給料がなくなるということはないでしょう。では、10年後、20年後先は?と考えてみたらどうでしょうか。

終身雇用が続いているのは事実であり今50代の方は逃げ切れるかもしれませんが、20代~40代の人が逃げ切れるかというと難しいのではないかと私は考えています。先のことはわかりませんが、そうなった時の準備をしておく必要があると考えています。

その時に、「独立する」という選択肢は重要なものではないでしょうか。

ささっと始めてしまおう

では、いざ独立したいと思った時に、その決断が出来るかは一度考えて見る必要があると思います。なぜなら、独立したいと思っても、周りの環境や恐れから独立を躊躇する例が非常に多いからです。監査法人で勤務していた時も「独立したい」という人がいましたが、踏み出せていない人がほとんどでした。

独立を考える時に私がいつも思うのは、「ささっと始めること」が大事だということです。新しいことを始める時に人は躊躇してしまいます。「面倒」や「失敗したらどうしよう」と考えてしまうからです。何も独立のようなことでなくても例えば「引っ越し」のような例でも同じです。

引っ越しすると住所変更、勤務先への連絡、引っ越し業者の選定、引っ越し先の契約等、やらなければならないことが沢山あります。これらを考えただけで引っ越しをやめてしまう人は多いと思います。

独立もこれと同じです。

独立しようと思うと、沢山やることがあります。家族を説得する、生活費はどう工面するか、先の資金計画は、事務所はどうするか、ホームページや名刺はどうするか、等決めなければならないことは沢山あります。

これらを考えてしまうと踏み切れないという心情もわかりますし、私も踏み切るまでに時間がかかりました。

こういった状況でも踏み出すために必要だと思うことは、「ただ、やってみる」ということです。始めてみて失敗したと思うかもしれませんが、何かをやってみないと始まらないのも事実でしょう。

ですので、独立を考えている人は、日常の小さなことでも「ただ、やってみる」ということを試してみると良いと思います。その訓練をしていると「ただ、やってみる」ということが行いやすいと思います。

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