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デジタル革命は寂しい便利な世の中|vol.139

短編映画「ちっちゃな先生」が
クランクアップし
編集作業に入っておりますが

映画中の音楽制作を
担当することになりました

つまり作曲・編曲・制作を
行うわけですが

作曲と言っても譜面を書くわけではありません

現代はさまざまな作曲方法があります

口でハーモニーやリズムを奏でるだけで
本物の音源と差し替えてくれるソフトだったり

画面上で線を弾きながら打ち込んだり

これら全て一般的にDTMと言います

パソコン上で動く音楽ソフトウェアです

DTMソフトも多くの種類があり
どれを選んだらいいのか迷います



僕らの時代の電子楽器(1980年台)


現代の電子楽器はMIDIという規格で
相互の操作ができるようになっています

そもそも1980年代からある規格で
電子鍵盤(シンセサイザーなど)を
MIDIのケーブルで接続すると
ひとつの電子鍵盤で複数の電子鍵盤の
操作を自動で行うことができます

例えば
私が所有しているこのキーボード

このキーボードは音源を持っておらず
単体では音が鳴りません

どうゆう使い方をするのかというと
MIDIで接続した音源を鳴らすことができます


30年前はこれにシーケンサーという自動演奏装置
にプログラムし「打ち込み」作業を行うわけです




現代はこれら全て以上の機能を
パソコン1台で完璧にできます

それがDTM(デスクトップミュージック)
机の上で音楽が作れる時代です



昔のレコーディングが


デジタルの進化でこんなになっちゃいました

 
これでは誰でもできる商売ですので
廃業するスタジオが増えても
不思議ではありません


聴く側もステレオコンポから


スマフォイヤフォンへ


これでは音源を制作する方も
やる気がなくなります


便利は良くなりましたが
これでいいのかと現代技術に
疑問を持ちます


といいつつ
私もスマフォで音を聞きます

CDとはおさらばし
利便性をとってしまうわけです


寂しい便利な世の中になりました

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