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グルメになること。


「グルメになることは幸せなのだろうか。」

他の言葉に言い換えるなら『イイモノを知ってしまった状態』…みたいなこと。

例えば、何かを体験するとき、イイモノを知ってしまっていると、知らずと比較をしてしまい、喜びや幸福感が半減してしまうことがある。

もしかするとそれは、無意味な比較、要らぬところを求めてしまう不一致によるものなのかもしれないが、もしアレを知らなければ、もっとコレを素直に楽しめたかもしれない…みたいなことが増えてしまっているのを実感する。

これは食べものの話だけではなく、もっと広域の、色んなことに当てはまる現象。

『色眼鏡でみる』みたいなことに近いと思うけど、小さな感動が当たり前になってしまうようなことは、人が成長する上で避けられないことなのかな。

でも、徳を積んでいくと、更にその向こう側にいけるのかもしれない。


むやみに比較せず、
目の前のことをただ楽しむ。

ただ、小さな幸せを感じきる。


「もっといいところ知ってるよ」
「もっとスゴい人がいるよ」
「もっと面白いことができるよ」

それ自体が悪いことではないけれど、その『もっと』は幸せに向かう言葉なのか…ということを考える。


「これ、いいね」としっかりと受け取り、それを心から楽しめるようになりたいなぁ。


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