あなたの『可能性を見つける』質問とは?

それでは「質問」します。

こんにちは コピーライターの佐藤(さったか)です。時々「自分に何ができるかわからない」とか「やりたいことがよくわからない」というような相談を受ける時があります。

そんな時私は、

「あなたが今までに、時間と費用をかけてきたことを教えてください」

と、質問するようにしています。ポイントは、すぐに思い出せる数年間の範囲で考えるのではなく、可能な限り昔、つまり子供の頃にまで戻って考えてみるということ。そして、四年以上継続していること、を目安にするということです。


たとえば、私(佐藤)の場合

例えば、私の場合ですと、子供のころからずっと「読書」に時間と費用をかけてきました。小学生の頃の夢は「本屋の店員になる」こと。本屋で働けば「好きな本を自由に好きなだけ読める」と思っていましたので、趣味と実益をかねた理想の仕事だと思っていたわけです。

高校生になって、古本屋に通うことを覚えた頃には「古本屋の店員がいいな」と思うようになりました。古い本の日焼けしたレトロな風合い。眺めているだけでも楽しく所有欲を刺激される緻密に作り上げられた装丁。そして、長い時間を越え誰かの手を渡ってここに到着した、という物語性。「本」と、それを取り巻く様々なことに魅力を感じるようになっていました。

しかし「読書」は、あまりにも自分に身近すぎて、それが特技とか将来の夢とか、仕事に活かせるとは考えていませんでした。大学を受験する時にも、法学部と経済学部を志望し「大学生になれればいい」程度で考えていました。将来はどこかの企業に就職して営業で日本全国を飛び回ってみたいとか、企画を作って人を楽しませたいとか、そんなことを漠然としか考えていなかったのです。

しかし結局のところ、自分が合格して通うようになったのは日本文学科でした。合格したのだから、そこへ行くしかないわけですが、この段階でも「本を仕事にする」とは考えていませんでした。就職活動中も、今のようなクリエイティブな分野の企業を志望することもなく(自分には、そんな才能はないと思っていたので)複数の企業を受け、なんとなく採用になった進学塾で講師をすることになりました。そういえば、書店も一社から内定をもらったのですが「読書は趣味にしよう」と辞退したのでした。


「あたりまえ」が、未来の自分を支えてくれる

あれから、二十年ほどの時間が過ぎで、今私は「言葉に関係する仕事」をするようになっています。色々と回り道をして「なんとなく」で進路を決めてきたけれど、時間が経つにつれて「自分が他者から評価を受ける」ようになってきたのが「言葉に関すること」であり、「もしかしたら、これを仕事にできるのかもしれない」と、その方向に顔を向けて歩いてみると、ありがたいことに仕事を依頼してくれる人が増えていったのです。

自分では「あたりまえのように続けてきた」ので、才能があるわけでも、世の中に貢献できることでもない、と思っていたことが、今の自分を支えてくれる原動力(のようなもの)に、なっていたわけです。


「回り道」はしても、最後に戻ってきてしまう場所

もちろん、読書以外にも夢中になってきたことがあります。中学一年の時に、音楽にのめり込むようになってからは、レコードの収集とギターの練習に明け暮れました。高校になってバイクに乗りたくなった時は、時給600円のアルバイトをして貯めたお金で免許を取り、中古のバイクを乗り回していました。社会人になってからは、バイクが車に変わりローンを組んで購入した車にさらにローンを組んでチューニングをするという、まるで車のために働いているような時期もありました。釣りに夢中になっていた時は、船舶免許までとってしまいましたし、そらから…まあ、とにかく色々なことに手を出してきました。

しかしそんなことに夢中になっている時でも、読書の習慣は途絶えることがありませんでした。そして、ぐるりと一周回って、最後に戻ってきてしまった場所が「本を読むこと = 言葉に関すること」だったということです。ただ「好きだから」という理由で続けてきたことが、実は「自分の個性 = 自分にできること」だったのでした。きっと、あなたにも「それ」が存在すると思うのです。


あなたの場合は?

今あなたが、この文章読んでいるという事は「自分にはどんなことができるのだろう」とか「もっと自分の力を生かせる場所がないだろうか?」と考えているのだと思います。そんな時は一度、

「自分が今までに、時間と費用をかけてきたことは?」

と、自分に質問してみてください。この質問を考えていく過程の中に、今のあなたが忘れている自分の軸となる部分が隠れているし、そこに立つことができれば、たくさんの可能性を見つけてもらえると思うからです。そして、今の仕事を通してできることも、見えてくるはずです。これから自分が目指す方向が、見えてくると思います。


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コーヒーを飲みに行ってきます。ごちそうさまです!

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大切なことは、いつもあとになってから気がつくもの。

私(さったか)が体験から学んだこと。知っておいても、損はない。と、思い、ます。
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