2023/7月 英検1級二次試験の結果を振り返り
英検1級一次試験の振り返りはこちら
一次試験に合格したので、二次試験を受験しました。
結果
以下、二次試験について振り返ります。内容は、反面教師的に活用してください。
今回の二次試験対策
今回は、英検1級の一次試験直後から二次試験の対策を始めていました。ライティングで得点が稼げたら一次試験に合格できる手ごたえがありました。
一次試験合格発表までの二週間でブランクがあると、初めての二次試験では大きく不利になると思ったので、いつも行う自己採点もせずに二次対策に取り組みました。
二次試験の作戦は、下記の記事で書いた一次試験のライティング対策の「ChatGPT先生が作成する回答案をとりあえず覚えて、本番では覚えた表現をできるだけ使い回して回答する作戦」と基本的に同じです。
一次試験で覚えた内容をより精度を挙げてスピーキングでも表現できるようにする作戦を取りました。
さらに、ChatGPT 先生で自己紹介と自己紹介絡みのQAの回答案を作成し、それも筆写と音読で覚えるようにしました。
当日の面接前まで
会場は某大学でした。自宅から電車とバスを乗り継いで行く必要があります。
休日に開催されたのでバスの運行状況を事前に確認して、早めに駅まで移動しました。
会場入りして受付を済ませると、大講義室に順番に座って待つよう指示がありました。
一時間ほどここで面接の順番を待ちました。
スマートフォンは受付後は使用禁止ですが、紙に書いた内容は復習できます。
また、一次試験と同じように二週間前からカフェインを控えていました。
当日ユンケルの高いやつを飲んで集中力を上げて面接にのぞみました。
面接
いよいよ入室して試験開始ですが、さっそく困難が待ち構えていました。
英検1級の面接官は日本人と外国人の2名体制ですが、日本人の面接官がおそろしいほど早口で、発音も聞き取りにくい方でした。
最初の荷物を置いて椅子に座るよう促す指示すら早口過ぎて聞き取るのが難しいほどです。
さて、名前を互いに確認していよいよ二次試験開始です。
自己紹介は用意していた内容を話しました。
面接官はうなずきも少なく、フレンドリーさは感じられません。
次は1分間で5つのトピックから一つ選びます。日本でメンタルヘルスを向上すべきか(?)というようなAgree or Disagree 形式のトピックが一番答えやすいと思ったのでこちらを選択しました。
続けて2分間のスピーチです。
Agree の立場を示したあといよいよ具体的な話に入って行きます。
が、ここでトラブルが起こりました。
事前に用意していたソーシャルメディアとフィジカルヘルスがメンタルヘルスに与える話をしようとしたのですが、途中で次の文が頭から飛んでしまい忘れたので沈黙の時間を生んでしまいました。
これはまずいと思い強引にまとめたところでタイムアップが来ました。
面接官2名以外にタイムキーパーがいたのですが、私の面接では時間管理は厳しく2分間で完全に打ち切りでした。
次にQAです。
ちなみにこの面接では、面接官から自己紹介絡みの質問が全く無されず、トピック絡みの質問ばかりでした。
職場や学校などでの対策について質問されたのでスピーチの内容は伝わっていないわけでも無さそうでした。
何度か質問を聞き直しましたがなんとか回答した気がします。
この時点でようやく面接官にうなずきが見られました。
QAも時間通りに完了してこれで二次試験が終わりました。
面接後
会場の大学の建物から外に出ると、そこは夏でした。
休日で学生の声が聞こえない代わりに、辺り一面蝉の声が聞こえます。
フジファブリックの名曲が脳内に流れてきました。
前回の英検が1月開催で、試験直後から勉強を続けてきました。
季節がいつの間にか冬から春そして梅雨がほぼ終わり夏を迎えたことに新鮮な驚きをおぼえました。
試験後の反省
会場近くでバス待ちしながら面接の振り返りをメモしました。
まとめると下記のような反省がありました。
自己紹介と自己紹介絡みの質問への対策は完全な空振りに終わりました。
一次試験の延長で準備しましたが、一次試験で準備した内容はスピーキングレベルには達しなかったような気がします。ところどころ用意した表現を面接で使えましたが、自由自在に使えるわけでもなく、全体的にはライティングで使えるレベルのスピード感だったようです。もっと覚える内容を絞って、かつ簡単な内容にして、本番で仮に頭から飛んでも立て直しできるようにした方が私には向いているかもしれないと思いました。これは受験者のスピーキングレベルによって変わるところかもしれません。
5つのトピックの内、スピーチできそうなトピックは1つだけでした。より多くのトピックに対応できた方がスピーチには有利になると思います。
とりあえず二次試験を受験できて良かった。何はなくとも受験してみないことには始まりません。
合格発表
約1週間後に二次試験の合格発表があります。
この1週間はとても長く感じられました。
二次試験で緊張して面接したことが遠い昔のようです。
この時点では、自分としては合否は五分五分かなと勝手に思っていました。
いよいよ合格発表。
Webで結果を確認しましたが、「不合格」の文字が目に入ります。
そして、不合格にさらに追い打ちをかけたのが、素点の低さでした。
素点16点(満点40点)で4つの項目全て4点という結果です。
つまり、まんべんなく低く、良いところが全く無かったということです。
この結果はひどすぎて、精神的なショックは逆にあまり感じませんでした。ギリギリで不合格になる方が引きずることになると思います。
こうして、私の初めての英検1級二次試験は散々な結果で終わりました。
しかし、次回に向けて取り組み方を変えるきっかけになったと思います。
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