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なぜ今の障害者グループホームに住み続けているか?

 こんにちは。さとうさです。
 最近暑すぎて当然のように家から出られないけど、もっと熱帯地方の国に暮らしている人はどうやって暑さを乗り切っているのか調べようと思いつつ、調べずに夏が終わりそうです。

 さて、本日のテーマはタイトルの通り。先日、旧友から連絡があり、近況を話したところ、「そこを離れられないの?」「もっとちゃんと不満を訴えられないの?」みたいなことを言われまして。至極まっとうな発想なんだよね。

 「訴えても無駄」は精神障害者を取り巻く社会的な問題だけど、ここを離れられないの?はぶっちゃけ「そんなに文句言うなら離れなよ」って思ってる人も多いだろうから、何で離れられないか、消極的ながら離れないという意思決定をしているか、を書いてみます。

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 大前提として【今のままでは本当に困るので生活環境を改善したい】という思いは強くある。
 
具体的なやばさはもう書く気もしないが、虐待通告まであげるレベル。契約書違反も職員からの恫喝も、突然の食事不支給もなんだってありだ。だからもちろん心身が侵されず、最低限の生活が営なめる環境に身を置きたい。
 ただ、そう思うと同時にあまりにストレスに弱いので、ハコとして家を変えるという変化にも多分耐えられない。それだけでなく、これまで精神障害者とお役所に認定されてからの5年程度で経験したあれこれが首を絞めている。
 住まいの選択肢としてはグループホーム、一人暮らしとざっくりあるとしよう。それぞれの難しさを書いてみる。

他のグループホームに移るのが難しい理由


・今、お世話になっている支援センターとは良い関係でいると思っているので、今の区に住みつづけたい。以前相談支援が別のところだった時に、今の区で精神障害を受けられるところで良いところで空きがあるところはまずない、と言われた。そしてつい最近も今の支援員さんたちに言われた。

・ここのホームがまだGHらしかったころや、作業所での経験からとにかく同じ患者・障害者立場の人とこじれるととことんダメになってしまう。
なので、皆で調理他何かをするということがマストなGHには住めない。

・というかお風呂やトイレが共同ということが入院で相当ストレスだったので、そもそも一軒家タイプ?というものには住めない気がする。

・今の状態や過去の嫌だった思い出から日中活動(集団の場)へ出向くことは怖いので、それを入居の条件にされるとしんどい。


一人暮らしが難しい理由


・そもそも収入がない時点で家探しのハードルが高いと言われている。
そして混乱した時に大声を出さないわけでもない…
(ここは一般の入居者もいるけれど皆何かと訳アリ)

・区分もそれなりにある(4-5を行ったり来たり)ので、ヘルパーさん他支給決定自体は出ると思うが、ヘルパーさんがとても少なくて十分量入れない可能性が高い。となると、どう暮らしを回すかは結局課題となる。

・私がGHに住んでいるのは親との同居が絶対にできないからであり、GHにはあまり来てはいけないみたいな気持ちがあるらしいが、
一人暮らしになったら安易に突入される(=私の心が危ない)リスクが高まる

いずれにせよ


・もし転居を考えるなら私にとって最大のストレスである親の説得シーンが出てくる。これに耐えられる気がしない

・ただ、今の受給者証の市(実家がある市。つまり親の情報を全てもっている。だから連絡を取られるリスクがつきまとう)と縁を切りたいから受給者証を横浜にしたい気持ちも強い

・本当は家事支援だけでなく日中の過ごし方も合わせて考えたいのだけれど、作業所の類はもう怖くていけないし、就労なんてハードルが高すぎる…
でもずっと一人ぼっちもしんどいとなると?
(といってもここのホームでもひとりではある。けど何か変えたいとも思っている)イメージがつかない…

・私にとって一番最悪な事態は入院であり、命が怪しいことより入院が嫌い。だから何よりそれを避けたい。とにかく小さいことで混乱するので、居住環境、それに伴う諸々の変化への適応は多分無理。それは自分でも思うし、具体的な生活状況を知っている専門職とも意見が一致している。

最後に

 見る人が見たら文句をぶーたれて行動しないやつに見えるかもしれない。ただ、これでも私なりの限界なのである。

 少しでも心身穏やかに暮らせる環境が欲しい。願いはそれだけ。そのために出来る範囲の小さい努力と小さい意思決定を重ねている。その結果が今のところに留まりつつなんとか、という選択なのだ。
 そして、その仕方なさを共有し、それだけでなく表現した様々な私の思いをわがままでもなんでもなく、大事な思いとして大いに汲んでくれて、さらに好きや苦手をがっちり把握してくれている人たちの手厚いサポートによってギリギリ一日一日をつないでいる。

(生活の物理的サポートだけでなく、なんとなくわっしょいわっしょいされてぽけーとしてるうちに、まあ明日も生きるか、となる。)
(「支援」の中には友人からの「ちいかわ養分供給」も含まれます)

 ホームの介護包括分全部報酬を実際支援してくれている人に移管してほしいとかどうしようもないことを思ったり、手厚くしてもらうことでまた気変わりされて縁が切れるんじゃないかとか今まで何度かリアルにあった経験からの不安は尽きないけど、ふにゃ~んふにゃ~んとしている。

 どうしていくべきかはわからないし、私の手には負えないことばかり。でも「心を殺さず体も生かそうとしてくれる人」が増えたことによって、のらりくらり生き延びている。見通しなんてない。皆の想像を超えた意味不明なことが起こる。
 悪どいものにイライラするのはやめられない。自発性がないと非難してくる人もいる。
(言い訳するわけではないが、診断書的に無為、感情の平板化、思考障害などあるので、どちらかというと症状なのだけど。)
 それでも手を貸す手間より、とりあえずびよーんとでも生きてることに価値を見出してくれる人たちとちょろーんと歩んでる。

(でももちろんこのー!!!としょっちゅう爆発はする)

 まあそんなこんなが毎日起こったり泣いたり呆れたりしながらもここに住み続けている理由なのである。

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