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フリーランスが向く人向かない人

重なるときは重なるもので、ここ1週間というもの、「働き方」について取材したり取材されたりすることが続いたんですよね。

その中で、何度か、「フリーランスって向く人と向かない人ってどんな人ですか?」と聞かれました。

私は会社員を3年経験して、フリーランスはいま18年目ですが、自分自身はめっちゃフリーランス向きだなあと思っています。何しろ、会社員を辞めた時に7〜8個の円形脱毛があったのですが、最終出社した次の日の朝、それまでどんな治療をしてもぴくりともしなかった全てのハゲから一斉に毛が生えてた。

それくらい、会社勤めがストレスだったんだと思う。


フリーランスと会社員の違いはいろいろあるけれど、フリーランスの特徴のひとつは「収入の不安定さ」だと思います。

ここでいう「収入の不安定さ」というのは、「稼ぎにくい」という意味ではなく、文字通り収入が一定ではない、という意味です。

この「収入の不安定さ(一定しない)」と「自由」をバーターして、「自由」が勝つ人は、フリーに向いていると思う。

言い換えると、この「不安定さ」を「自分の裁量で収入の増減を決められる」と考えるくらいのポジティブさ(もしくは鈍感さ、もしくは無頓着さ)を持っている人に向くのがフリーランスとも言えるかもしれません。

私は毎日同じ場所に行く、毎日同じ人に会う、毎日電車に乗るなどが、本当に苦痛で仕方ないのだけど、収入の増減に関してはたいした関心がないので、フリー向きだと思っています。

逆に、収入に対して一喜一憂しやすいセンシティブな人や、収入が減ると不安になる人などは、フリーランスを続けるのは結構疲れるかもしれないです。

ポイントは、フリーランスには「収入を増やす」ことを決める裁量権だけではなく、「収入を減らす(=仕事を減らす=休みを多くする)」ことを決める裁量権もあるというところ。私は前者と同様くらい、後者にフリーランスの魅力を感じています。前者はよく言われるフリーの良さかもしれないけれど、後者を選べることも、私にとってはかなり重要です。

もう一点、私がフリーの魅力として感じているのは、リスク回避をしやすいところ。フリーの場合、多くは複数の取引先を持つことになります(だからこそ収入が不安定なわけです)。インカムを一箇所に頼る会社員よりも、むしろ、時代に合わせたリスク回避やリスク分散はしやすいと感じます。


あと、もう一点。これは最近気付いたことなのですが……

「減点されないことが得意な人」は会社員に、「加点されることが得意な人」はフリーランスに向くような気がします。

この話は、また今度。


[本日のさとゆみ]

・構成案づくり 1時間
・打ち合わせ 2時間
・執筆 2時間
・お昼寝 30分
・リハビリ 1時間半


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