【悲報】息子氏が母と出かけるのが嫌な本当の理由

起きてる間じゅう原稿対応というスクランブル体制が一瞬落ち着き、私は少しはしゃいでた。

「(気分転換に)ジャンプのスタンプラリー行こうよ!ほら、スタンプラリー、楽しそうでしょ(久しぶりに外の空気が吸いたい)」
と、息子氏に提案する。


現実的な彼は
「20カ所コンプリートしてファイルだけなんでしょ。めんどくさい。家でダラダラしてたい」と、お前ほんとに21世紀を担う若者かよ、的な発言をしたけれど、そこは、年長者の強権発動だよね。
「いや、行きましょう。20カ所今日回らなくてもいいと思う。ほら、移動が長いから、地下鉄の中で読みたい本でも持って行きなさい」
と、半ば強引に家から連れ出そうとした訳ですよ。

そしたら、彼、リュックサックは持ちたくない、恥ずかしいから、という。

え、でも、学童には毎日そのリュック、持って行ってるよね?と聞くと、
うんまあそう、という。

ん?
なんか、他に理由あるのね。

うん、まあ、そう。

ひょっとして、ママと一緒にいるときに、リュックサック持ってることが恥ずかしいの?(子どもっぽく見られたくないってことかな?)

うーん、だいたいそうなんだけど、でもうまく言えない。あと、言ったらママ怒るからヤだ。

私はピンときたね。これ、自我の芽生えってやつじゃね?  ママと一緒にいるところ(かつ、リュックを背負っているといういかにも子ども感ある感じ)をお友達に見られたくないとかいう、そういうやつじゃね?

そう思った私は言ったのね。


♀「怒ったりしないから。いいなよ。リュックが嫌というか、ママと一緒にいるのが嫌なのね」

彼は、ちょっと考える。

♂「いや、ちょっと違う。見られるのが嫌なんだ」
♀「お友達に、ママといるところを見られるのが嫌なんだね」
♂「うん、そんな感じ」
♀「それはママと一緒だと子どもっぽいから?」
♂「え、違うよ?」
♀「え? 違うの?」
♂「うん、違うし、もういいよ。リュックも持つし、行こうよ」
♀「いや、ちょっと気になる。じゃあ、どうしてママと一緒にいるところ、見られるのは嫌なの?」
♂「いや、絶対ママ怒るし、こんな話したくないからもうやめようよ」
♀「もしかして……」
♂「……」
♀「もしかして、ママがデブだから?」
♂「…………うん」

【悲報】息子氏はデブのママが恥ずかしいから、一緒に歩いているところを目撃されたくないと思ってた!!!

まじか……。

そして、こういう時に、表現の曖昧さによる誤解を回避しようとする、ライターの性が我ながら嫌になるんだけど、私は、さらに問いただしたよね。

♀「それって、ママが醜いから、人に知られたくないってこと?」

息子氏は、やっと、自分のもやっとした気持ちが言語化されたことが嬉しかったようで

♂「そう! それ! 僕が言いたかったのはそういうこと!」

と、著者さんに言われたら嬉しすぎるけど、今回の場合は心がえぐられすぎる真実がつまびらかになりました。

しかも、
♂「だから、月火水木金は、ママと一緒でもいいの。でも、土日はいろんな人と会うから危険でしょ」
とまで言ったよね。無邪気な顔して。

「危険でしょ」

って、あんた……


いや、思い返せば、たしかにその兆しはあった。

お風呂に一緒に入るたびに、ママ、もっと痩せたらと言われてた。
一緒に寝ていると、ママのお腹はたぽたぽだねと言われることもよくあった。

そのたびに、女は少しぽっちゃりしてる方がいいんだよ。ママの二の腕気持ちいいでしょう。などと、軽くあしらってきたのだけれど……

あれ、親密なコミニケーションのひとつではなかったんだね。息子氏、本当に、私のデブ具合が嫌だったのね。私は昔から、自分に対する本気の批判を、ギャグだと受け止める悪い癖がある。


とは言え、私だってそれなりに傷つくわけですよ。というか、自分でもびっくりするほど傷ついたよね。
そのことだけは、なんとか彼に伝えたいと思った。
今考えると、めっちゃ大人げないんだけど、私は自分が傷ついたことを伝えるために、かなり卑怯な手を使った。

♀「たしかに、ママは醜いかもしれない。なぜならママはね、クラスのみんなのママと違って、君を生んだのが遅かったのね。だから、歳もとってるし、若くないから、太りやすかったりもするのね。でも、ママは、どうしても赤ちゃんがほしかったし、えいちゃんに会いたかったから、若くなくてもえいちゃんを生んだのよ」

これね、相当卑怯なものの言い方だったと思う。
ライター目線で言うと、ここで、完全に論理がすり替わってる。
こんな切ない思いをして高齢出産した母(本当は全く切なくない)に、お前は醜いと言うのか。老化を責めるのか? という、支離滅裂な論理のすり替えで、相手の罪悪感をゆすぶるという、超卑怯手段。


かわいそうなことに、息子氏は、私の言葉を聞いて、目の端に涙を溜め始めた。
♂「じゃあママは、クラスの他のママより先に死んじゃうの?」
と、聞いてきた。ぽろっと涙がこぼれた。

わーん、容姿について図星を突かれ、自分が傷ついたからって、こんな脅しのような言葉を言うんじゃなかった、悪いことした、ごめんね、ほんとごめんね、と後悔し、私が謝ろうと思った瞬間、彼はこう言った。


♂「でもね、ママ、ぼくがいやなのは、ママが太ってることだけだよ。歳とってるのは関係ないんだ」



論理のすり替え、バレてた!!!



♂「だってママ、どんどんどんどん丸くなるんだもん」

久しぶりに体重計乗った。

たしかに、3ヶ月前から5キロ増えてたね。
そりゃ、毎日顔を合わせてる相手に太ったって気付かせるに値する爆増だよね。


たしかに、体、重いなってうすうす思ってた、私も。
スカートのジッパーをあげるの、苦しかったんだけど、スカート暑さで縮んだのかなって思ってた。どうして自分がふくらんだのかなって謙虚な目線を持てないの、私。そういうところがよくないところだよ。

………

♀「わかった。ママは、痩せる。痩せようと思う。でも、それはお前のためではない。自分のために痩せる。そこ、大事なところなんだけど、理解できる?」

私のど迫力に気圧されたのか、彼は私の目をまっすぐ見つめて言った。

♂「わ、わかった……」

ふてくされた私は、そのあと、ジャンプのスタンプラリーをやめて、二度寝した。息子氏は横に寄り添ってきて「ほらね、やっぱり……」と、お腹をたぽたぽ叩いている。


かくして、ダイエット再開します。
仕事(販促)のために痩せた7キロだったので、販促がひと段落したら、みるみる戻ったんだよね。。。

痩せよう。

とりあえず、スタートは60kgから。


んでは、また。


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