好きな洋楽の四方山話

※この記事はtumblrで以前書いたものを移植した記事です

好きな洋楽プレイリストをつくりました。

自作の流夢、Letterで散々洋楽について語っておきながら自分はぜんぜん洋楽について話してないので、プレイリストを作りました。そして、簡単にですが、それにコメントつけます。

「好きな」と書きましたが、「自分の人生に爪痕を残した」というほうが正しいです。なぜなら最近はあまり洋楽を聞かなくなったからです。元カレみたいなもんです。でも、あらためてプレイリストにしてきくと、ええな……となります。円満に別れた元カレみたいなものでしょうか。

プレイリストはこちら。あらかじめ言っておきますが、割と激しい曲やいわゆる鬱な曲も多いので、元気なときに流すのをお勧めします。1アーティスト1曲しばりです。

※YouTubeで〜って書いてますがとっかかりがそれってだけでどれも後日CD買うか借りるかiTunesで買うかしてます。

2+2=5/Radiohead:好きな洋楽で一番最初におもいついたのがRadioheadでした。大学のときに同期にCD借りてそこから惚れ込んでしまいました。すぐレンタルCDショップに駆け込んだのを覚えています(当時はサブスクもなかったし学生なのでカツカツな人でした)。そのなかで一番好きなアルバムが『Hail to the thief』でそのなかでも一番好きな曲がこの曲です。前半の静けさと後半の陰惨な感じがすきです。 社会派なこの詞やタイトルって「2+2=5」ってオーウェルの小説『1984年』にでてくるんですよね。この曲からきたのか、ヒラサワ(核P)からきたのかこの小説からきたのかなにも覚えてませんが、『1984年』はたぶん一番好きな小説です。ちなみにRadioheadってアルバム毎にかなり曲調違うので、これじゃないって思ってもアルバム変えてみるとしっくりくる曲もあるかもしれません。たくさんお勧めしたい曲あります。

Brianstorm/Arctic Monkeys:これも大学のときに知ったアーティストです。やっぱり(?)『Favourite Worst Nightmare』がすきです。とても。十年ちょっと前めちゃくちゃドラムの「叩いてみた」をYouTubeで探していた記憶があります。それくらい冒頭のドラムがとにかくカッコ良すぎる!こんなふうにドラム叩けたら楽しいだろうなってめっちゃおもいます。冒頭がなんか全てって感じです。あとは韻にかなり気を配った詞が聞いていて気持ちよくて、私が創作で「音に気を配ろう」とおもった原風景はアクモンかもしれないです。

Chop Suey!/Syetem Of A Down:元気なときに聴いてほしい曲ひとつめです。私、意外と(?)ルーツがメタルとかハードロックに依っていて、これもメタルに踏み込んだ曲です。メタルにきたのはいろいろ理由ありますが中学のときメタル好きな人がいて、その影響で聴き始めたのが理由のひとつです(どのアーティストから入ったのかは後ほど書きます)。 SOADはツインボーカルが気持ち良いです!なんかすべていいんだけど、SOADの真骨頂はボーカルかなとおもいます。あとはコード進行もすき。歌詞はかなりキッツイです。たくさんおすすめしたい曲あるんですが、特に気に入ったこちらを。

Beautiful/Akon,Colby O'Donis,Kardinal Offishall:ちょ〜有名ですね。エイコン。あんまりたくさん聴いてるわけじゃないのですがこの曲が収録されている『Freedom』はどれも好きです。エイコン知ったのはColby O'Donisからで、多分レディーガガだったかで一緒にやってて声がいい〜と思って掘って知りました。エイコンの伸びやかな声いいし、Colbyの甘い声も好き。Kardinalのラップはめっちゃかっこいい!って感じです。ベタベタなコード進行も好き(ちなみにColbyのソロは曲調がなんとなく合わなかったです……)

Lounge Act/Nirvana:三番の一オクターブ上がるカートの歌声を聴いてくれ。

Burn/Deep purple:これも中学生のときに知ってCD買ったのを覚えています。どこかクラシック(しかもバロック音楽)を思わせる曲だな〜と思います。キーボードがいいなって思います。シンフォニックみあって。これいろんなアルバムに収録されているんですけど、収録されているアルバムによってなんか毎回間奏がちがうんですよね。海外のロックにありがち長間奏、大好きです。この曲はキーボードの間奏が痺れるな〜って思います。

Father To Son/Queen:クィーンも結構いろいろ好きなんですけれど、一番最初に聴いて衝撃を受けたこの曲をピックアップしました。これも中学生のときにアルバム買いました。なんかすごくクチコミよかったんですよね。でも、そのクチコミ通りでした。この曲はもちろん単体でもすきなんですけれど、収録されているアルバム『QueenII』の一曲目『Procession』からつづけて聴いてほしいです。本当に美しいんで。Queenは割といろいろすきなので個別でまたなんか書きたいです。

Angels With Dirty Faces/SUM41:高校のときにSUM41を愛してやまない人がいて、布教され続けて根負けして聴き始めました。割とポップな印象があったので食わず嫌いしていたんですよね。そんなはじまりでしたが、結構好きです。これも全体的に格好いい〜んですが、『CHUCK』のくらい感じが好きです。なかでもこの曲は途中の台詞?部分がばちばちに格好良くて、気づいたらリピートしてしまいます。

Eple/Röyksopp:なにで知ったのか覚えていませんが大学の時だった気がします。YouTubeかなんかで見つけたんだと思います。アンビエントなエレクトロサウンドが気持ちいいです。語れること多くないけれど、すきなんですよ……。エレクトロ一曲好きなのあげてって言われたらこれかレイハラカミで悩むと思います(坂本龍一は殿堂入り)。いつか創作にも出したいんですよね。Röyksopp。でたら出たな〜って思ってください。

Living Through Another Cuba/XTC:昔から知ってはいたのですがちゃんと聴いたのは夫とあってからです。夫が好きだったんですよね。今思えばもっと早く出会っとけばよかったです。多分ヒラサワ(てかぴーもでる)好きな人は好きだと思います。多分。そういう歪んだポップさがあってそれが好きです。実際にP-MODELってXTCのオープニングアクトやってなかったっけ。ちなみにこの曲を聴いてからスペアザの AIMS聞くとすごくいい感じにオマージュされているのを感じていい〜!ってなります。

Merci la vie/Mickey 3d:なんかのYouTubeで昔聴いてから、誰の曲ってめっちゃ探してたどり着きました。大好きな曲です。だいすきなので「聴いて!」ってちょいちょいツイートしてます。フランスのバンドで日本語の情報まったくなくて、シャンソンバンドだということしかわからないです。なんもしらない。詞もフランス語。フランス語ってこんなきれいなんだということを知りました。前半の疾走感がとても好きです。あと、湿っぽいドラムの音が好きです。聴いてください。

Somooth Criminal/Michael Jackson:これはまあ、曲も好きなのはそうなんですが……ライブのパフォーマンスがとにかく好きです。あんな声量で歌いながらあんなダンス踊れんのかっこよ……ってなります。あと昔のライブでしかだせない表現ってあって、出囃子的なところの照明とかそういう舞台芸術的なところもふくめてマイケル好きだな〜ってなります。あと歌が上手い。とにかく上手い。

Don't Look To The Eyes Of A Stranger/IRON MAIDEN:アイアンメイデンからメタルの世界に足を踏み入れました。いやーほんとここからです。中学にアイアンメイデン好きな人(塾が同じってだけで大して仲良くなかった)に「ちょっと気になる」って言ったら次の塾の時にアルバム十枚くらいもってこられて、押しつけられて。それから聴いて好きです。ちなみに気になるって思った理由はわりとしょーもないです。メタルって言ってもデスメタルみたいんじゃなくてメロディアス。この曲が特別好きなのは〝Don't Look To The Eyes Of A Stranger〟という詞のリズムが良い。でもリズムって結構大事だと思います。

mOBSCENE/Marilyn Manson:たぶんこれも元気なときだけ聞いたほうがいいとおもいます。マンソンは多分(また)YouTubeで見つけたんだと思います。高校生の時、お小遣い握りしめてアルバムを買った記憶あります。一時期めっちゃ好きでリアコ寸前でした。PVみて最高ってしてました。最高ってぼかしてますがだいぶ拗らせてました。黒歴史のひとつです。驚くべきことに大学の友達がすごく真面目っぽい子だったんですが、彼女がマンソン好きで盛り上がったのを覚えています。マンソンどれも好きなので選べないです。なので彼女が好きな曲をあげておきます。PVもいいんですがPVはほんとメンタル全快のときだけのほうがいいと思います。というかグロテスクなのでスプラッター苦手な人はみないほうがいいです。

Miracle of Life/Yngwie Malmsteen:イングヴェイ、人柄も含めて好きです。でも(あんな)人柄でもギターの演奏はほんとにうまいですよね。知ったのは先述のアイアンメイデンの出来事からすぐのこと。 在籍していた中学って部活がない代わりに選択授業があって、体育やらなんやら選べるんですが、そこで私は音楽を選択していて(軽音部みたいな感じだったんですが、なぜかなんかの催しで村下孝蔵を演奏することになっていて、私はバリトンサックスを吹いていました)……顧問っていうか音楽教師?がちょっと変というか柔軟な考えの人で。「メタルを⚪︎⚪︎君にかりて聞いてるんですよね」って言ったらインギー様のオーケストラのライブDVDが中学にあるよって言われて貸し出されて布教されました。なんであったのかわかんない。 シンフォニックメタルっていうのを初めて聴いて圧倒されたのを覚えています。惚れ込んで、次の休みにCDショップに行きました。当時一番あたまにひっかかった曲がこの曲です。人柄の件はググってみてください。

Foesaken/WithinTemptation:これもYouTubeからだと思います。たぶんインギー様の件でシンフォニックメタルを探していたんだと思います。ただ高校の時に知ったっていうのを覚えています。このアーティストのエピソードあります……。当時学年に一人はいたような、今でいう陽キャで美人で性格も良くて所謂高嶺の花みたいに扱われてるような人が部活の先輩でいたんですが、WithinTemptation好きなんですよねってなんかのタイミングで言ったら先輩も好きだったみたいですごくよくしてもらいました。卒業してからも良くしてもらえた。メタル好きな人ってたしかにあんまいないし、見たら優しくしてくれるのかもしれません。メタル好きじゃない人こそ聴いてほしい。こういうメタルあるんだよって言いたい。

Zombie/The craberries:これもYouTube聴いてアルバム買った(or借りた)と思います。なんでなのかはわかんないけれど、無限にクランベリーズ聴きながら大学の課題をやっていました。そういう気分だったんだと思います。拗らせてたね。あんまりクランベリーズを誰かと共有した記憶はないです。儚げでありながら、芯のあるボーカルがとても美しいです。めっちゃいい。歌詞は社会派なのが多いです。訃報を聞いた時はかなり驚いたしショックでした。

I'll be your hero/Rhapsody Of Fire:ラプソディを知ったのは高校のときだと思います。CD売ってなくて、かつてまだ黎明期だったAmazonを使って購入した記憶あります。多分。パワーメタル的なのをこれで初めて知って、ボーカルのがとにかく綺麗で、音ものびやかでいいな〜と思っていました。後期のアイアンメイデンっぽさもある。この曲を知ったのはサブスクに入ってからです。久しぶりにラプソディ聴くか〜って新曲聴いたらめっちゃ疾走感があってカッコよくてしばらくリピートしてました。

Hoppípolla/Sigur Rós:好きになったのは割と最近、ここ五年くらいです。シガロス自体は先述Radioheadを教えてくれた大学同期によって知っていてCDも借りていたんですが、当時の私はポストロックのよさがあんまりわからなくて、スルーしていたんです。 その後夫がめっちゃポストロック好きで、シガロスも好きだっていうので、まあ聴いてみるかと聴き返してみたら、二十代半ばのわたしにぴったり寄り添う素敵なバンドでした。たぶん感性が若かったんだと思います。当時は。この曲は一番美しい曲だな〜って感じです。

Virtual insanity/Jamiroquai:めーっちゃ好きな曲です。Bメロのベースが気持ちいいです。かっこ良い。これを知ったのはもうインターネット老人会みたいなんですが、初音ミクのMMDです。MMD黎明期にすげークオリティでJamiroquaiのMVを真似たミクさんがいて、曲も格好良いし、なにも良いので、すぐCD買いました。多分高校から大学初めくらい。 一時期この曲の演奏をしてみたもめちゃくちゃ漁っていて、古参厨ぶりますが藤井風さんを知ったのがこの曲の「弾いてみた」で大ヒットする前から存じてました……藤井風さん、上手いのにミョーなピアノの弾き方するなあ、とずっと頭に残ってました。今思えばジャズピアノの弾き方なんですが。

Be alright/Ariana Grande:藤井風さんの話はここまで続きます。藤井風さんがこの曲のカバーをしていてカッコ良い!となった曲です。藤井風さんのカバーも原曲もどっちも聴いたほうがいいです。この曲はじぶんのなかですごーいエモい曲なんですが、まだ上手く言語化できないんですよね。コード進行もサビの詞のリズムも心にきて、エモーショナルに響きます。一度ちゃんと分析して、何が「好き」なのかを明らかにしたいです。

Fantasy/Earth, Wind & Fire:なんかのタイアップで聴いていいな〜って思ってEWFを聴き始めたのが最初です。Bメロからサビにかけてがすごくドラマチックで頭に残ります。この曲に限ったはなしではないのですが、曲の盛り上げ方がすごく上手いなって思います。あと楽器がたくさん鳴ってる曲って楽しいですよね。EWFたくさんいい曲あるけれど、わたしはこのドラマチックさがとても愛おしく思います。

Not Afraid/Eminem:YouTubeからです。ヒップホップっていうかラップの曲、好きなんだよな……押韻が好きなんですよね。英語何言ってるか訳みないとわかんないけどな……。いろんなラップ聴きますが、いまんところ洋楽ではベストはこれかなって感じです(邦楽だとDragon AshかCreepy Nutsで悩みます)。やっぱ上手いよね。ラップが上手い。言葉の作り方とかあたまのなかにしっかり残る。あと、声が好き……イケメンの声してます。

Falln'/Alicia Keys:中学の時にやたらと洋楽のCDで安くなってたのを買ってみたのが最初です。R&Bってそこまで聴かないし、今もそこまで聴いてないんですが、アリシアキーズの音のもつ厚みって自分の音楽観に影響受けてるなと思います。ふっくらまろやか。しかし、きっちり芯がある。かっこよいし美しい。なんか理想の女性みたいな音していますよね。あと歌が上手い。

House of Memories/Panic! at the Disco:数ヶ月前にラジオでかかっていた曲めっちゃいいな〜とおもって聴き始めました。なので洋楽の中ではたぶん一番最近知ってハマっているかもしれないです。知ったのが最近なのでエピソードらしいエピソードはないですが、ラジオっていいですよね。知らない音楽に出会える。この歳になって今から新しい曲とか探すのちょっとしんどいなっておもうときあるけれど、ラジオってそういうときにいいな〜とおもって最近運転する時は専らラジオかけてます。この曲はAメロからBメロにかけてベースラインが下降しているのが良い。あとサビのコード進行がいい。あとCメロのボーカルの叫んでいる感じがいい。けっきょくわりと「好き」が詰まってます。

Sunday Morning/Maroon5:マルーン5はThis loveを入れるかこれを入れるか最後まで悩みました。この曲の朝の陽だまりみたいな温かい音ってすきだな〜。結構歌詞は悲しいですが。大学同期が演奏していたのを聴いたのが最初です。こんな商業っぽいアーティスト聴かんだろうと食わず嫌いしていたんですが、結局いいものはいいなって感じです。大学同期の演奏もめちゃくちゃ良いんですが、身バレするのであとで鍵垢にあげときます。自分としてはもう何年も前に卒業した大学なんでばれてもって感じではあるのですが。

以上です。結構書くの疲れました。結構自分の人生に影響あたえてんな〜みたいな曲が多いですね。今からの人生ももっといろんな音楽を頭にいれたいなと思いました。

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