2023年のわたしとTempalay

※この記事はtumblrで以前書いたものを移植した記事です

2023年に聴いた音楽の話。よく聴いたアーティスト第三位はTempalayでした。

これも納得です。彼らの音楽もたくさん去年は聴きました。今回は純粋に私の好きな音楽または音についての話をしようと思います。言語化するのが非常に難しく、これについて楽譜なんかを使って細かいことを言ったほうが早いような気もしますが、ここはあえて言葉でなんとかしようとしてみます。楽譜、わかりにくいし。

端的に言うと彼らのもつ音の「エモさ」が好きです。そして、その「エモさ」が「全曲」入っているところがなおのこと、好みと合致しています。どれを聴いても好きな曲しかないんです。彼らの音楽には。だからアルバムまるっとやプレイリストをつくってたくさん聴きました。とりあえず音楽をきこうしている時によく選びます。そして、「好き」しかないので、適当に組んだプレイリストでも違和感なく聞けるので、いわゆる作業用BGMに用いります。

私は結構音楽に関しては偏食傾向にあって、あるひとつ曲が好きでも、同じアーティストの他の曲が好きかといわれるとそんなことはなくて、結構「曲だけ」のアーティストが多いです。(前に書いた2アーティストについては比較的全て聞いていますが、それでも「全て」ではないです)

私のもつ「エモ」とはなにか。これが言語化が難しいです。でもまず一つ言えるのは坂本龍一の項でもう出ていますが、アンビエント的なものを好みます。ふわふわと漂う音の中に宿る思想を感じる瞬間に恋をしています。そして、アンビエントそのものというよりこれらが作曲者によって咀嚼しているさまが好きです。思想が見えるので。坂本龍一はこれを実験(現代)音楽として咀嚼していましたがTempalayはポップやロックに昇華しているように見えます。

そして、Tempalayの音楽にはいつもあっと言わせるほどの意外性を感じます。音楽というのは緩急で作られている、というのは昔大学の授業で習ったことで、わたしは音楽が音楽たらしめるにはそういった要素が要るかも、と思っています。Tempalayにはそういった緩急が目まぐるしいです。というのを上手く言語化できたら良いのですが。『革命前夜』を聞いてください。としか言えないのがどうしようもないです。間奏でまったく違う景色を見せてくれるのです。

あるときはバチバチのロックに、そしてポップに。あるときはアンビエントに。たくさんの音をもってリスナーに語りかけてくる。そういう多彩さみたいなのがとても好きです。

そして、彼らはなんとスリーピースバンドなのがとにかくすごいです。スリーピースバンドって全体的に上手いアーティストが多いと思っていて、Tempalayも例外ではないです。スリーピースバンド色々好きで、クラムボン、凛として時雨、UNISONどれも上手いです。そしてTempalayはツインボーカルなんですよ。私マルチボーカルの曲も大好きで……前湘南乃風が好きだとちらっと書きましたが、それもボーカルの多彩さに惚れて聴き込んでいます。Tempalayの男声と女声のボーカルはほんとうにたまらないです。

毎度のごとくとりとめもない話になりましたが、Tempalayについて語るとこんな感じです。もっと専門的に語ることもできるのかもしれませんが書くの大変なので書きません。ちなみに(最後に書くことでもないですが)『どうしよう』からTempalayに入って、一番気に入ってる曲は『THE END』です。よければぜひ。

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